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セデック・バレ 第二部 虹の橋

20130426

Seediqbale2.jpg

2011年/台湾/2時間12分(劇場で鑑賞)
監 督  魏徳聖(ウェイ・ダーション)
原 題  賽德克•巴萊 下集:彩虹橋
英 題  Seediq Bale
出 演
林慶台(リン・チンタイ) 馬志翔(マー・ジーシアン)
安藤政信  除詣帆(シュー・イーファン) 蘇 達(スー・ダー)
河原さぶ  除若瑄(ビビアン・スー) 温 嵐(ランディ・ウェン)
春田純一  林源傑(リン・ユアンジエ) 田 駿(ティエン・ジュン)
羅美玲(ルオ・メイリン) 田中千絵

<あらすじ>
運動会に参加していた日本人たちは、セデック族の襲撃になすすべもなく、次々と倒れていった。日本側は直ちに鎮圧に乗り出したが、山間部では苦戦を強いられ、犠牲者は増える一方だった。トンバラ社と友好的な関係を築いていた小島(安藤政信)も妻(田中千絵)と子を亡くしていた。彼は親しくしているタイモ・ワリス(馬志翔)に対し、懸賞金を条件にモーナ・ルダオ(林慶台)討伐への協力を命じる。

山間部は日本軍の攻撃にさらされ、セデック族は次々と命を落としていった。若い男性が戦う中、老人、女性、小さな子どもたちは、静かに山奥へと姿を消す。日本の警官として勤めていた花岡一郎(除詣帆)二郎(蘇達)兄弟も、女たちと共に自決の道を選ぶ。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます)
第二部では限りなく続く殺戮シーンに、心はどんどん沈んでいくばかりだ。正直のところ、日本人の蛮行や少々違和感のある日本語台詞に接するのも苦痛である。監督の言う「救い」とはいったいどこにあるのだろう…。

しかし画面には吸い寄せられてしまうのである。理屈では説明できない不思議感覚だ。
凄惨な場面が、民族の歌に乗って流れていき、合間にはセデック族の踊りが繰り広げられる。やがて戦いの中に、文化を伝承しようとする気迫、尊厳の主張が大きく見えてくる。

アクションシーンにしても、一つ一つの細かい演出に芸術の域を感じた。韓国からアクション監督を招聘したときいて、その精緻な作りに納得できた。人によっては長々と続く残酷なシーンはカットしてもいいのでは?と思うかもしれないが、流れを考えれば、どれも切れないのだろう。

極めつけは自決のシーン。なにもここまでやらなくても…とため息が出る。しかし一方で幻想的な雰囲気も醸し出され、亡くなった大勢の人々がまだどこかにいるような気配さえ感じられる。一部二部とも映像のほとんどは凄惨なシーンに埋め尽くされているのに、目を見開いてしまうところが、他作品の鑑賞にはない経験だった。

この作品は、敵味方、善悪をはっきり描いた戦争ものとは異なり、様々な立場の者を一堂に集め、人間の尊厳について問いかけていると思う。タイトルの「セデック・バレ」は、「真の人」を表す言葉。ではどれだけの人が「真の人」と言えるのだろうか、と思っているときに虹の橋を渡る人々が現れた。

監督は「霧社事件」のきっかけ、さらに双方の支配、被支配の関係に到った原因を、「矛盾」(行き違い)と表現していた。軽い感覚の言葉だが、これが積み重なれば途方もない大きさになる。作品は、まさにこの矛盾がどんどん膨れ上がる経緯とも思えた。終わったときの疲労感は半端ではない。実際、帰路で長時間電車に揺られるのは苦痛だった。

<追記>
『人間(じんかん)万事塞翁が犬』で名演を披露した「黑莓(ブラックベリー)」が出ると聞いて、楽しみにしていた。登場場面は人間に比べて少ないが、モーナ・ルダオに忠誠を尽くすシーンでは、強い印象を残してくれる。役作りはどうしているの?ときいたら、どんな答えが返ってくるだろう。そのうち、出演作が日本で公開されることになったら、ぜひ監督さんと一緒に舞台挨拶に来てね!

セデック・バレ 第一部 太陽旗

20130426

SeediqBale.jpg

2011年/台湾/2時間24分(劇場で鑑賞)
監 督  魏徳聖(ウェイ・ダーション)
原 題  賽德克•巴萊 上集:太陽旗
英 題  Seediq Bale
出 演  林慶台(リン・チンタイ) 大 慶(ダーチン)
     馬志翔(マー・ジーシアン) 安藤政信 木村祐一
     除詣帆(シュー・イーファン) 蘇 達(スー・ダー)
     河原さぶ 除若瑄(ビビアン・スー) 春田純一

<あらすじ>
19世紀末の台湾中部。セデック族マヘボ社のモーナ・ルダオ(大慶)は、他集落との狩り場争いで二つの首を取り、一躍、その勇名を馳せる。そんな中、1895年の下関条約で台湾の統治権を得た日本が、彼らの住む山岳地帯にも押し寄せる。セデック族は果敢に抵抗するが結局帰順を余儀なくされる。

時を経て先住民族の各集落は日本の統治下にあった。低賃金で過酷な労働を強いられるセデック族は、次第に不満をつのらせていく。度々トラブルが起きる中、モーナ・ルダオ(林慶台)は血気盛んな若者たちに「日本人に逆らうな」と言い続ける。しかし彼は機に乗じて決起の先頭に立つ。

<感想など>
公開2日目の初回。前日に続き監督挨拶が予定され、上映前のロビーはラッシュアワー並みの混雑だった。魏徳聖監督を見るのは『海角七号/君想う、国境の南』以来2回目。当時すでに本作品を制作中であるときいていたので、かなり長い間このタイトルは頭の中にあった。

今回は過酷を極める撮影の中、監督は、妥協を許さない姿勢を貫いたとのこと。細身で優しいまなざしの人物からはなかなか想像できなかった。大好きなアクションシーンを多く取り入れ、やりすぎ、と言われるかもしれないと笑っていた。いったいどんなアクションなのか興味をそそられる。

監督の「一部、二部、覚悟して最後まで観てください」との言葉にやや緊張して鑑賞開始。
最初セデック族が山地を駆け回るシーンでは、現実離れした感覚だった。風景と衣装の彩が鮮やかで、男たちの筋肉の盛り上がりが作られたように見えたからだ。しかし次第に夢との現実ともつかないその世界に引き込まれていった。

セデック族は複数の集落に分かれ、それぞれが狩り場を巡って対立関係にある。生まれながらに戦いを強いられる男たちは、生きること自体命がけだ。同じ集落内でも実力の有無がはっきりするシビアな世界である。頭目がいかに尊敬に値する人物なのかが、序盤で叩き込まれた。

年月がたち、中年のモーナ・ルダオは一見牙をもがれた獣のようだ。しかし睨まれるとこちらまで緊張するほどの、他の人々にはないオーラが感じられた。演技する林慶台氏はとても素人には見えない。プロフィールを参照すると、タイヤル族の長で教会の牧師とのこと。実生活でも人々の尊敬を集めている人だからこその存在感なのだろう。

後半は日本の統治に対する不満が爆発するまでの過程が丁寧に描かれる。
日本側は花岡一郎、二郎兄弟のような優秀な人材を統治のために使ったり、先住民と日本人との婚姻を進めたりと、人々の生活そのものを日本化する政策をとる。その中では当然のことながら差別意識が生まれる。雇用主と労働者との間に一触即発の緊張関係が生じ、学校では先住民の子どもが理不尽な扱いを受け、セデック族の中では日本の機関で働く者との間に温度差が生じる。そうした状況の中、モーナ・ルダオの、秘かにマッチの先を集める行動は、不気味に映る。若い時代の直情実行に比べ、なんと沈着冷静なのか。彼の並みならぬ覚悟が表れている場面だった。

第一部は悲惨な場面で終わる。「一部は非常に重い。二部には救いがある」という監督の言葉に促され、心身ともにクタクタではあったが、引き続き二部も観ることにした。


青春ララ隊

20130218

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2011年/台湾/1時間44分(江の島アジア映画祭2013で鑑賞)
監 督  楊力州(ヤン・リージョウ)
原 題  青春啦啦隊
英 題  Young at Heart: Grandma Cheerleaders
出 演  青春啦啦隊

<内容・感想など>
舞台は台湾の高雄。平均年齢70歳以上の男女によるチア・リーダーチームを追ったドキュメンタリー映画である。彼らが所属するのは「長青学苑」と呼ばれる高齢者向けの生涯学習施設。2009年高雄で開催されるワールド・ゲームズに向け、先生を中心に、厳しい練習を積み重ねる。その過程にはさまざまな問題が立ちはだかっているが、チームは着実に力をつけていく。最近、高齢者主演の作品に目が向くのは、自分がその年に近づきつつあるからだろうか。

とにかくみんな元気溌剌!!
最高齢だという88歳の女性は、しなやかな動きとピンと伸びた背筋、機転の利く話し方から、20歳は若く見えた。また、参加したばかりの86歳の男性は、最初のうち慣れない様子だったが、時間の経過にともない、おちゃめな面が出てきて、終盤ではすっかり中心人物になっていた。彼の飄々とした物腰から、ふと、まる子のおじいちゃんが思い浮かんだ。一人一人を紹介していたらきりがないほど、各人個性豊かである。

最初「ドキュメンタリーだから素人の朴訥とした語り口、長回しの場面が多いかも」と思ったら予想外。カメラの前の彼らは立派な役者である。明るい国民的気質に加え、チアをやりたいという人の多くは、勝気だったり、身体を動かすのが得意だったりと、役者の条件を備えているのだろう。映画を撮るために精鋭を集めてきたのではないか(つまりオーディションをしたのではないか)とも思える、バリバリ体育会系の練習風景である。女性は太めの人が多いが、スカートからのぞく足はいずれも筋肉質。男性の上半身もその年齢にしてはムキムキだ。(笑)そうそう、ボディビルダーとの共演は最高に楽しい場面だった!

そして何といっても、先生の存在は絶大である。みんなの体調を考慮しながら、的確な指示を出してまとめあげる。チアの指導だけでなく、個人的な悩みをきいたり、家族と話をしたりと、生活にも細かく気を配る。そんなリーダーとしての彼女の力量を証明する物語でもあった。

ところで彼らが目指す「ワールド・ゲームズ」とはどんなイベントなのだろう。2009年高雄で行われた第8回大会には、202の国と地域から約5000人が参加したとのことで、世界的規模の競技会のようだ。よく知られている競技に加え、エキジビション的な性格の種目が多く見受けられた。新しい趣向なのだろう。青春啦啦隊が応援していたのは「合球(Korfball)」というバスケットボールに似た球技。1チームの構成員は男4人女4人で、それぞれ黄色いゴールへのシュートで得点する。周りからは「バスケに似ているけどなんだろ?」という声がきこえてきた。

映画祭だけでなく一般公開を強く希望。なお、エンディングは最後までききましょう、と、付け加えておきます。


seishunlalatai.jpg
<追記>
会場では台湾ならではのご飯が販売されており、肉まん、ソーセージをいただいた。ソーセージの甘みが台湾独特でちょっと懐かしかった。映画の合間には、地元サークルやジュニアダンスチーム、横浜中華学院の生徒さんによる踊り、さらに菅高校の生徒さんによる台湾の学校との交流報告なども楽しめた。手作り感が心地いいイベントだった。映画祭の存在を知ったのが当日だったため、あたふたとした一日だったが、来年からはもっと余裕をもって参加したい。

この日はついでに鎌倉まで足を延ばした。時間の関係で大仏様と長谷寺だけを駆け足で見て帰路に。鎌倉は近隣学校の遠足エリアでもあるというのに、なんと10年ぶりだった。もう少し暖かくなったらまた行こう!!

ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1

20120909



2012年/台湾/2時間8分(劇場で鑑賞)
監 督  蔡岳勳(ツァイ・ユエシュン)
原 題  痞子英雄首部曲:全面開戰
英 題  BLACK & WHITE EPISODE 1
出 演
趙又廷(マーク・チャオ) 黃 渤(ホァン・ボー)
楊穎Angelababy(アンジェラベイビー) 杜德偉(アレックス・トー)
藤岡靛(ディーン・フジオカ) 高 捷(ガオ・ジエ)
戴立忍(レオン・ダイ) 朱德剛(ジュー・ダーガン) 

<あらすじ>
台湾のハーバー・シティ。南署のウー・インション刑事(趙又廷)は、停職中にもかかわらず密輸情報をもとに捜査を開始。現場では、三聯会のシュー(黃渤)がダイヤモンドの取引をしている最中、突如謎のヘリコプターから襲撃を受ける。取引相手が次々と命を落とし、インションとシューも巻き込まれて逃げ惑う。やがて、シューが手に入れたアタッシュケースに、大量破壊兵器がおさめられているとの情報を入手。警察、情報局、兵器取引組織の間で、激しい攻防が繰り広げられる。

<感想など>
チケットカウンターで思わず、副題である「湾岸危機」と言いそうになったのは、同時公開されている某邦画の印象が強いからだろうか。チケットを買い間違える人もいるのでは?とスクリーンに入ってみると、そんなことがあろうはずもない。私以外誰もいないのだから。場所を確認するために思わずチケットのスクリーンナンバーを確かめてしまった。公開初日の初回だというのに観客は私を含めてたったの3人。ド派手なアクションシーンがとめどなく続き、製作費10億円というのもうなづけるが、お客の入りはどうなんだろう…。いつしか人の存在も、冷房のヒンヤリした感覚も忘れて画面にのめり込んでいく。

正義感がめちゃめちゃ強い刑事と、ちゃらんぽらんなやくざ者。二人比べると両極端なイメージだが、その凹凸が歯車のようになっていいコンビぶりを発揮している。どちらかといえば刑事がボケ、やくざ者がツッコミの役割をはたしているように見えた。逮捕することに情熱をかけるあまり、応戦しなければならない場でも手錠をかけたまま、というのがインションらしい。でもそのせいで観客にとっては楽しめるシーンになっている。

主人公であるインション(英雄)を中心として、敵味方の区別が瞬時につかないところが、混乱すると同時に面白さでもある。例えば警察は味方と言えそうだが、情報局のメンバーは彼ら(インションとシュー)に発砲するので、味方にはとても見えない。いざとなると味方の犠牲も厭わず強行突破するイメージだ。また、Angelababyや戴立忍も善悪の判断がつかない役どころで、そうした謎めいた存在が主役二人と共に物語をけん引している。

この時期での公開とあって、多数の犠牲者の出たテロ事件が、どうしても思い浮かんでしまう。軍需産業側と軍事費予算を組む側との攻防が流れた時、これまでの奇想天外な物語が一瞬現実にも起こりうるのでは?とヒヤリとした。

TVドラマの3年前との設定ときくと、どうしてもドラマへの食指が動く。また「Episode1」という副題や、エンドクレジットに流れる映像は、次への期待も抱かせる。

飛行機の穴から落ちて行った人たちが次も登場しても、決して不思議ではない。なぜなら、ほとんど奇跡の連続で成り立っている物語なのだから。では、最も奇跡的だと思えたのは? インション運転の白い車が、あれだけの冒険をしながらほとんど無傷だった(ように見えた)ことだろうな。

川の流れに草は青々

20120826



1982年/台湾/1時間36分(レンタルVIDEO)
監 督  侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
原 題  在那河畔青草青
英 題  The Green, Green Grass Of House
出 演  鍾鎮濤(ケニー・ビー)  江 玲(ジャン・リン)
     陳美鳳(チェン・メイフォン) 古 軍(グー・ジュン)
     梅 芳(メイ・ファン) 崔福生(ツイ・フーション)

<あらすじ>
大年(鍾鎮濤)は、夫の転勤で退職した姉に代わり、村の小学校に赴任して来た。彼の下宿先は同僚の女性教師素雲(江玲)の実家が営む映画館の階上。二人は徐々に距離を縮めていく。大年が担任するクラスの児童はみんな元気いっぱい。そんな中、美しい少女が台北から転校して来る。彼女は、腕白トリオの一人文欽の従妹で、佩瑜という。文欽は彼女になにかと世話をやく。ある日河辺で授業をしているとき、クラスの周の父(崔福生)が電気で魚を捕っているところに遭遇。大年は父親に注意するが、翌日周は妹と共に行方不明になる。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます)
またまた懐かしい映像である。
まず、あの若い二人の先生の姿だ。小学校時代の美男美女カップル先生によく似ているのである。男の先生は大年のようにひょろりと背が高く、女の先生はややきつい顔立ちで厚化粧だったと記憶している。鈍感な私でさえ気づくくらいだから、きっと公認だったのだろう。そんな二人をひやかしたりしない周りの優しさも、作品と共通していると思った。

もう一つ懐かしいのはあの検便風景。今と比べると技術を要したものだ。あのように失敗し、怒られながら、子どもは成長するのだ。こんなふうに昔を思い出しては「懐かしい」を連発する自分は、もう年なんだなと実感…(笑)

今回借りた3本のビデオの中では一番楽しめた。
青い山脈とズッコケ三人組と一連の学園ものをミックスさせたような味わいで、笑いの要素も満載だ。お手々つなぎ合って仲直り!なんてやっぱり作り話だと思ってしまうが、こういうストレートな感覚を最近忘れているかも。暗い話題が多い昨今の教育現場と比較しても仕方がないだろうが、こういう開放的な明るさがあれば…と思わずにはいられない。ある意味理想的な環境である。

いたずらした子供を思いっきりひっぱたく親や、保護者を臆面もなく叱ってしまう先生。転校してきたマドンナに心浮き立つ子供たちと、不安げなマドンナ。学校に闖入して来る元恋人と、その後処理を親に頼む先生。先生の乗った列車を先回りして追いかけていく子供たち。彼らの足の速いこと、速いこと!まるで毎日が運動会のようだ。あの渦中に飛び込んだら長生きできるだろうか。(笑)


恋恋風塵

20120824

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1987年/台湾/1時間50分(レンタルVIDEO)
監 督  侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
原 題  戀戀風塵
英 題  Dust In The Wind
出 演  王晶文(ワン・ジンウェン) 辛樹芬(シン・シューフェン)
     李天祿(リー・ティエンルー) 梅 芳(メイ・ファン)
     林 陽(リン・ヤン) 陳淑芳(チェン・シューファン)

<あらすじ>
鉱山の村で育ったワン(王晶文)は、中学卒業と同時に台北に出て、仕事の傍ら夜学に通い始める。彼には進学の実力があったが、家族が多い上、炭鉱勤務の父親(林陽)が怪我をして収入が減ったため、家計を支える必要があったのだ。後に幼なじみのホン(辛樹芬)も台北に出てきて洋裁店に勤める。二人は互いに助け合いながら都会での生活をおくる。やがてワンに兵役の通知が来た。彼のもとには毎日のようにホンから手紙が届くが、しばらくたつと途絶えてしまう。彼女は郵便屋と結婚してしまったのだ。

<感想など>
ドラマの背景について説明がほとんどなく、後で調べたところ、時代は1960年代末から70年代とのこと。舞台は九份や十分、平渓線沿線、台北など。後年の観光地化など、当時の人々は予想もしなかっただろう。

ストーリー自体は普遍だと思う。慣れない環境で助け合ってきた二人だが、離れ離れになると、淋しさに耐えかねた方が別の相手と結婚してしまう… よくある話だ。でも見飽きた感じはない。健気な男の子とはかなげな女の子の組み合わせと、別れる運命にあるのではないかという予感が、なぜか昔懐かしい。

運命にあらがって夢をつかもうとする話が多い中、このドラマは日々の生活をなんとかしのぐ若者の姿を淡々と描写している。何のために彼はこんなに耐えているのか。それは家族の他に、いつもそばにいる女の子のためだ。口に出しては言わないが、彼にとって将来の相手は彼女ただ一人。周囲もみんなそう考えている。足手まといの女の子を日々守りながら、彼は家庭を築く日を夢見て頑張っているのである。

「運命」で思い出したのが祖父の「学問には縁のない家系」という言葉だ。夜学で勉強して進学の夢をかなえようとするワンだが、結局断念して兵役に就く。「そういう家系なのだ」という祖父の諦観が、彼の運命の受け入れに影響しているようにも見える。

また、体の弱い孫(ワン)を、医者よりも祈祷師に任せようとする祖父の姿勢には、最初、理解も賛成もできなかった。しかし最後、苦難を経て帰郷したワンにとって、祖父の、運命に身を任せるような姿勢は救いになっているように見えた。台風で作物が被害に遭うなど、人間の力ではどうにもならない出来事を、祖父は淡々と話す。ワンはそれを頷きながら聞く。労働争議で忙しい父とはまた違う生き方だと思う。

失恋してもなお彼女お手製のシャツを着ているワンが気になったが、新たな人生を歩んでほしいと願わずにはいられない最後だった。彼は今、どうしているだろう。


童年往時-時の流れ-

20120821



1985年/台湾/2時間18分(レンタルVIDEO)
監 督  侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
原 題  童年往時
英 題  The Time to Live and the Time to Die
出 演  游安順(ユー・アンシュン) 唐如韞(タン・ルーユン)
     田 豊(ティエン・フォン) 梅 芳(メイ・ファン)
     辛樹芬(シン・シューフェン)

<あらすじ>
台湾の鳳山。小学生の阿孝(アハ)は、祖母(唐如韞)、父(田豊)、母(梅芳)、姉、兄、二人の弟と共に暮らしている。生活を支える父は病弱で、阿孝が鳳山中学に合格した後に死去。高校生になってからの阿孝(游安順)は喧嘩や遊びに明け暮れていた。そんな中癌を患っていた母が亡くなり、認知症の祖母を四人の兄弟が看ることになる。阿孝には憧れの女性素梅(辛樹芬)がいる。彼女に交際を申し込むと大学合格が条件であると言われ、猛烈に勉強するが失敗してしまう。

<感想など>
侯孝賢監督の自伝的作品。主人公が過去を振り返る形で進行。その語りと緩やかな音楽が心地よい。

観始めた途端その世界に引き込まれたのは、あのおばあちゃんが、自分の父方の祖母によく似ているからだろう。そして、女の子のヘアスタイル。横分けの髪を後ろで切りそろえ耳を出している姉に、子どもの自分が重なった。あの簡素な風呂場と、土間の台所、畳をみんなで拭く光景にも、時代や環境は全く違うのに、既視感をおぼえた。淡々とした展開と、風景の一つ一つが胸にしみる。

半袖半ズボンから突き出た、男の子たちの細長い手足。片時もじっとしていない姿が懐かしい。昔男の子の間ではコマ回しが流行って、私も弟とやってみたことがある。たまにうまく回ると嬉しかったなあ。みんな浅黒く、似たような服を着ているので遠目には見分けがつかない。ただその中で一人、主人公の阿孝だけはわかる。小学生から高校生まで時間がとび、唐突に成長した阿孝が登場しても、動きが同じだからか、すぐに分かった。顔は全く似ていないのに。相変わらずじっとしていられない男の子なのだ。

暗い話である。元々広東省に住んでいた一家は、国民党に従って台湾に移り住んだ外省人。祖母は故郷に帰りたくて、度々徘徊しては連れ戻される。父は喀血を繰り返す。阿孝を含め子どもは5人いるが、母は1人を乳児期に亡くしている。誕生当時栄養不足で今も小柄な兄のことを、母は長女を相手に悔いるように話す。阿孝の中学合格は一家にとって朗報だが、女だからと合格した中学に行かせてもらえなかった姉は悔しくてならない。歴史に翻弄され続けたことがさりげなく語られている。そんな中、肉親の死は非常につらい。

主人公は苦労の多い10代だったはずだ。でも画面に映る風景はどこかのどかで、自然描写は美しい。例えば、祖母は奇異に映る言動を繰り返す一方で、3つの柘榴を使ったお手玉は抜群にうまい。阿孝は躍起になるが、祖母には到底及ばない。若かりし頃のおばあちゃんが目に浮かぶようだ。祖母の最期については、シーンは控えめで、ナレーションで詳細が語られる。気遣いの感じられる演出だった。

本作を含め侯孝賢作品を3本借りた。久々のVIDEOデッキ操作にちょっと戸惑った。(笑)遠方のショップで宅配手続きをとったので、返却期限のプレッシャーがのしかかっている。急がなければ!!

フラワーズ・オブ・シャンハイ

20120330

haishanghua1.jpg

1998年/台湾/2時間1分(レンタルDVD)
監 督  侯孝賢(ホウ・シャオシエン)
原 題  海上花
原 作  韓子雲『海上花列伝』(蘇州語)
翻 訳  張愛玲『海上花開』『海上花落』(北京語)
出 演 
梁朝偉(トニー・レオン) 羽田美智子  李嘉欣(ミシェル・リー)
高 捷(カオ・ジエ) 劉嘉玲(カリーナ・ラウ) 潘迪華(レベッカ・バン)
魏筱恵(ウェイ・シャオホイ) 羅裁而(ルオ・ツァイアル) 方 瑄(ファン・シュエン)

<内容・あらすじ>(順不同)
清朝末期、上海の高級遊郭が舞台。遊女小紅(羽田美智子)は、なじみ客である王(梁朝偉)が惠貞(魏筱恵)の元に通ったのを知り、情緒不安定になる。翆鳳(李嘉欣)は、借金を重ねる女将(潘迪華)からの独立を決意する。双珠(劉嘉玲)は若い遊女たちのよき相談相手。その一人、双玉(方瑄)は若旦那と相思相愛になるが、正妻が望めないとわかり心中を図ろうとする。あるとき王は小紅が役者と一緒にいるのを発見して怒りが爆発。結局惠貞を見受けするが、彼女が彼の甥と関係したのを知って追い出す。王は昇進しても気持ちは晴れない。

<感想など>
梁朝偉目当ての鑑賞だったが、役柄があまりにも優柔不断、なのにはまり役に見えて、複雑な気分。場面はすべて遊郭内。アヘンを吸い、食事をして、マージャンをして、女性の愚痴を聞く。そんなたわいもない動作の連続なので、暇を持て余した男の印象しかない。外で役人をしている彼は、いったいどんなキャラクターなのだろう。

彼の相手小紅は、かなり謎めいた存在に感じた。演じる羽田美智子は、日本語の上海語吹き替えとのこと。自分にベタ惚れの王に対し、一時の移り気を責め続け、周りをも巻き込んでいるという状態だ。でも彼女の方は、王が困ったり、あるいは後でキレたりするのをかえって楽しんでいるかのよう。当事者よりも給仕をする女性たちの方が的確な判断をしていて頼もしく見えた。まさに<傍観者清>。

最も存在感があったのは李嘉欣演じる高級遊女。7歳から女将に育てられてきたが、今やその女将にも説教できるほどの貫録を持つ。美貌だけでなく商才もあるようで、自分が独立するにあたっての計算もかなり綿密だ。彼女の<上から目線>は氷のように冷たく、その目に射られたら動けなくなってしまいそう。その一方で、遊女たちの姉的存在である双珠には温かな雰囲気がある。女性たちのキャラクターの違いを観察すると面白い。

王がキレて物を投げる場面や双玉が心中騒ぎを起こすところは、その時は印象に残るが、遊郭内の日常茶飯に思え、時間がたつと忘れてしまいそうだ。起承転結がほとんどなく、出来事がつらつら重なっていく本作品では、ストーリー展開よりも、目に見える衣装、調度品の方がずっと印象に残る。アヘンの煙が漂う中、きらびやかな服を纏った女たちはみな物憂げで、ほんのり照らされた顔にも生気がない。ピカピカに磨き上げられた高級感あふれる家具に囲まれながらも、幸せからはほど遠く見える。全編室内だからか、観る側も閉塞感に押しつぶされそうになる。

視覚的にはとても美しいが、観るにしたがって息が詰まっていく。そんな不思議感覚がいつまでもつきまとう作品だった。

ラブ ゴーゴー

20120306

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1997年/台湾/1時間53分(レンタルDVD)
監 督  陳玉勲(チェン・ユーシュン)
原 題  愛情来了
英 題  LOVE GO GO
出 演  堂 娜(タン・ナー) 陳進興(チェン・ジンシン)
     寥慧珍(リャオ・ホイチェン) 施易男(シー・イーナン)
     黄子佼(ミッキー・ホァン) 馬先念(マー・シエンニエン)
     邸秀敏(チウ・シウミン) 王奕棠(ワン・イータン)

<あらすじ>(順不同)
パン屋に勤めるアシェン(陳進興)は、レモンパイを買いに来た女性(堂娜)が小学校時代の同級生リーホァだと気づく。二人は当時、透明人間に会いに、アメリカのディズニーランドへ行く約束をしたが、その直後彼女が突然去ったのだった。彼はのど自慢出演を前に、居候しているミュージシャンの友人シュー(馬先念)に教えを請う。

セールスマンのアソン(施易男)は痴漢撃退グッズを販売するため奔走するがうまくいかない。パン屋の店主(邸秀敏)の勧めで美容院に行くが、髪を切ってくれた美容師(リーホァ)に一目惚れ。そんなとき突然一人の女性客がリーホァにつかみかかる。夫の浮気相手がリーホァだというのだ。アソンは咄嗟に、セールスするはずのグッズ(モデルガン)を女性に突きつける。

アシェンと同じアパートに住むリリー(寥慧珍)は、拾ったポケベルに、にやけ顔。自殺をほのめかす番号の主(黄子佼)をなぐさめると、彼の方からすぐにでも会いたいと誘ってきたのだ。彼女はダイエットを決意し、「2週間後に」と約束する。

<感想など>
ポケベルや、若い男性の髪型など、時代を感じさせる光景が目につくが、内容はかえって新鮮だった。

登場人物それぞれが主人公として描かれるが、最も印象的だったのは最も地味なアシェン。彼は元同級生の美しさに見とれるが、彼女は全く気づかない。勝手に創作したケーキに勝手にネーミングして、これを見た彼女の表情をそっとうかがう。そんな彼が、恥ずかしさをかなぐり捨てて調子っぱずれの歌を披露するところには、内心拍手喝采した。彼女はTVの中の彼を見て泣き笑い。アシェンは一人の人間を救ったことになるが、彼自身は知る由もない。

もう一人、彼女を救ったのがセールスマンのアソン。ビルの屋上いっぱいに描いた絵は、彼女の心にどう響いただろう。こんなふうに思いやりのある人は貴重だ。

リーホァと好対照なのが、かなり太めのリリー。ポケベルの主をなぐさめているうちに、彼に恋心を抱いてしまう。今なら、メールやツイッターの相手に相当するだろう。彼女自身明るく前向きな性格で、同僚との関係も良好だ。そんな彼女が大好きな私としては、あんな男と恋をしなくてほんとうによかったと思った。あなたにはきっと素晴らしい人が現れるはず!と声を大にして言いたい。

その相手の男、チャオ・シューペイは、序盤にパン屋で悪質ないたずらをしていた奴だ。上着の背中に「我一個人住」と書いてあったが、なるほど、誰も相手にしてくれないはずだ。リリー相手に言ったことは本心か、それともカモを探すための策か。(たぶん後者)

「愛情来了!」と言いながら、結局誰一人恋は実らず、望みもかなえられなかったことになる。アシェンとアソンも片想いのままだし、リーホァは失恋して大泣きするし、リリーはダイエットも失敗。シューはデビューを諦め帰郷の道を選ぶ。けれどもこの清々しさは何だろう。

みんなそれぞれ我が道を行き、成功するような予感がするのだ。リリーはもう、恋を拾おうとは思わないだろう。アシェンはパティシエとしての腕を磨くような気がするし、アソンは今回の件で顧客を増やしたかもしれない。
チャオは、恋を釣り上げるような行為をやめるだろうか。

バラエティに富んだ面々の人生模様には、笑ったり、怒ったりと、おおいに楽しませてもらった。そして何と言っても人間は中身が大事、という当たり前のことを改めて学んだ思いだ。

最後に「爆笑愛情大悲劇」という文字列を見てまたまた笑った。心が重くなった時に観たい作品の一つとして覚えておこう。


一万年愛してる

20120107

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2010年/台湾/1時間48分(劇場で鑑賞)
監 督  北村豊晴
原 題  愛你一萬年
英 題  Love You 10000 Years
出 演  周渝民(ヴィック・チョウ) 加藤侑紀 三村恭代
     王 月(ワン・ユエ)納 豆(ナードウ)郝 蕾(ハオ・レイ)
     黃鐙輝(ファン・デンフイ) 陳 杉(チェン・シャン)
     李伯恩(リー・ボーエン) 朱蕾安(チュウ・レイアン)
     紅萬子 鍋島浩 蔭山征彦  魏 蔓(Mandy)

<あらすじ>
ロックバンドのボーカル、呉奇峰(周渝民)は恋人ビビアン(魏蔓)と別れたばかり。恋愛はいつも3か月未満で破局だ。桜田みかん(加藤侑紀)は民夫(蔭山征彦)のプロポーズを断った後、台湾で働き始める。ある夜、仲間とビールを飲んでいたみかんは酔っ払い、ロックバンドの演奏を妨害した上、呉奇峰のギターを壊してしまう。その後二人は偶然再会。慌てて走り出したみかんが転んだのをきっかけに、交際が始まる。ただし3か月間の契約である。恋愛が長続きしない奇峰と、3か月後には台湾を去る予定のみかんにとって、楽しむのにはちょうどいいと思ったのだった。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます)
『海角七号』のときも感じたことだが、だいたい、破壊行為に及んだ相手を好きになるかい?(前者では家のガラスを割られ、後者ではギターを壊された)おお、そういえば両者ともミュージシャン。芸術家の感覚は特別なのか?(ってなことはないか…)

一方、物語終盤で、みかんの友人佑子(三村恭代)は中国人ビジネスマンと付き合い始める。酔っぱらった彼女は彼の背広を汚してしまうが、彼の方はそんなことは意に反さず、とっても優しかった。

各男性とも、みかんの元カレよりは、ずっと魅力的に描かれている。日本のお嬢さん方、こちらの男性の方がいいですよ、というメッセージか?(笑)

そうした登場人物の魅力を引き出したのは、監督の手腕と言えるだろうか。
周渝民といえば翳のあるたたずまいが印象的だったが、今回の役どころは前のイメージを払拭するような、ドジで臆病でだらしない、欠点だらけの好人物である。(笑)そんな姿が自然に見えたりもする。

その周渝民の相手役が、日本の女優、加藤侑紀。長身の彼に迫るくらい背が高く、くっきりした目鼻立ちに大きな声、ダイナミックな動きで、かなり威圧感がある。周渝民より大きく見えることも。二人が喧嘩したりじゃれ合ったりすると、あのジュディ(納豆)じゃあないけれど、振動が伝わってくるようだった。なんだかんだ言っても、とってもお似合いの二人である。

そのジュディをはじめとして、脇役がいい味を出している。
中国語の教師役、王月のメリハリある演技が楽しめた。彼女のようなパフォーマンスに対しては、生徒が集中して、外国語も上達しそうだ。はっきりした発音、大げさな振り、くるくる変わる表情に引きつけられ、自分も生徒の一員になった気がした。

みかんの父(鍋島浩)母(紅萬子)の台詞からは、彼女が愛されて育ったのがわかる。みかんはきっと幸せになるだろうと、親の姿を見て感じた。

ストーリーの根幹にあるのは、「ホントの愛み~つけた」という恋バナと、一女性の成長記録だと思う。
主人公みかんは、入社試験を受けた時は専門で学んだ中国語もろくに使えず、台湾では中国語のクラスで基礎から勉強する。でも3か月後の面接では、流暢な中国語で合格点をもらい、上海でバリバリ働くようになる。これも3か月間の経験によるものと本人が話しているように、奇峰と過ごしていた間は、ただバカやってただけではないのだろう。(その辺は想像にまかせるとして。)

つまり、サクセスストーリーなのである。仕事も恋も、万々歳!台湾に来てよかったね!という声が、どこからともなく聞こえてくるようだった。これは監督自身が感じていることなのかもしれない。

さて主題歌の『愛你一萬年』。なるほど、元カノ、ビビアンの前では歌えないはずだわ。この歌、沢田研二の『時の過ぎゆくままに』と気づくまでにしばらくかかってしまった。「と~き~の~すぎゆくまま~に~」のメロディ部分でようやくわかって、思わず口ずさみそうになってしまった。

抱腹絶倒の108分。幸先のいいスタートを切った気分♪

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孔雀の森

Author:孔雀の森
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