ラストエンペラー : 夢の国・亞洲文化宮

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ラストエンペラー

20061101

1987年/フランス・イタリア・イギリス/2時間23分
(レンタルDVD)
監 督  ベルナルド・ベルトルッチ(イタリア)
出 演
ジョン・ローン  ジョアン・チェン  ピーター・オトゥール  坂本龍一  陳凱歌(チェン・カイコー) 他

<感想など>
一回目は1988年夏。北京の映画館で観た「末代皇帝」。
満員の観客。ある場面ではどよめき、またある場面では立ち上がり…
観客の反応を肌で感じられ、本当に貴重な体験でした。
二回目は十年前レンタルしたとき。
「あれ?英語?」という感覚。一回目は中国語の吹き替えだったのです。
そして三回目。きっかけは、中国側の視点でとらえた「故宮」の番組でした。
この番組は溥儀を極悪人として描いており、自分の中にあった溥儀像とだいぶ違うことに驚きました。
では自分の中の「溥儀像」は、どこで形成されたのだろう。
で、思い当たったのがこの「ラストエンペラー」です。
制作者の溥儀に対する視線は、決して冷たいものではありません。
3歳で皇帝になって以来、自由のない生活をおくる溥儀。
家庭教師について勉強を始め、知識欲は旺盛になっても、その欲望は満たされない。
大好きな乳母と無理やり離れ離れにさせられる。
その抑圧された気持ちを、コオロギ、ねずみ、乳母の胸、解いた辮髪など、さまざまな「道具」で表しています。
制作者の視線の中には憐憫の情があります。
また、現代から見ると不可解な夫婦関係にも同情的。
物語は戦犯管理所での取り調べで溥儀が過去を自白する、という手法で展開します。
取調官も溥儀の人柄を次第に理解し、また溥儀も彼に尊敬の念を持つようになります。
日本の傀儡となったいきさつも、「歴史のなせる業」といった考え方。

歴史上の人物は、描写する側の視点によってずいぶん印象が違ってきます。
当然のことですが、それをこれほど強く感じたのは初めてです。

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