ラブ ゴーゴー : 夢の国・亞洲文化宮

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ラブ ゴーゴー

20120306

lovegogo.jpg

1997年/台湾/1時間53分(レンタルDVD)
監 督  陳玉勲(チェン・ユーシュン)
原 題  愛情来了
英 題  LOVE GO GO
出 演  堂 娜(タン・ナー) 陳進興(チェン・ジンシン)
     寥慧珍(リャオ・ホイチェン) 施易男(シー・イーナン)
     黄子佼(ミッキー・ホァン) 馬先念(マー・シエンニエン)
     邸秀敏(チウ・シウミン) 王奕棠(ワン・イータン)

<あらすじ>(順不同)
パン屋に勤めるアシェン(陳進興)は、レモンパイを買いに来た女性(堂娜)が小学校時代の同級生リーホァだと気づく。二人は当時、透明人間に会いに、アメリカのディズニーランドへ行く約束をしたが、その直後彼女が突然去ったのだった。彼はのど自慢出演を前に、居候しているミュージシャンの友人シュー(馬先念)に教えを請う。

セールスマンのアソン(施易男)は痴漢撃退グッズを販売するため奔走するがうまくいかない。パン屋の店主(邸秀敏)の勧めで美容院に行くが、髪を切ってくれた美容師(リーホァ)に一目惚れ。そんなとき突然一人の女性客がリーホァにつかみかかる。夫の浮気相手がリーホァだというのだ。アソンは咄嗟に、セールスするはずのグッズ(モデルガン)を女性に突きつける。

アシェンと同じアパートに住むリリー(寥慧珍)は、拾ったポケベルに、にやけ顔。自殺をほのめかす番号の主(黄子佼)をなぐさめると、彼の方からすぐにでも会いたいと誘ってきたのだ。彼女はダイエットを決意し、「2週間後に」と約束する。

<感想など>
ポケベルや、若い男性の髪型など、時代を感じさせる光景が目につくが、内容はかえって新鮮だった。

登場人物それぞれが主人公として描かれるが、最も印象的だったのは最も地味なアシェン。彼は元同級生の美しさに見とれるが、彼女は全く気づかない。勝手に創作したケーキに勝手にネーミングして、これを見た彼女の表情をそっとうかがう。そんな彼が、恥ずかしさをかなぐり捨てて調子っぱずれの歌を披露するところには、内心拍手喝采した。彼女はTVの中の彼を見て泣き笑い。アシェンは一人の人間を救ったことになるが、彼自身は知る由もない。

もう一人、彼女を救ったのがセールスマンのアソン。ビルの屋上いっぱいに描いた絵は、彼女の心にどう響いただろう。こんなふうに思いやりのある人は貴重だ。

リーホァと好対照なのが、かなり太めのリリー。ポケベルの主をなぐさめているうちに、彼に恋心を抱いてしまう。今なら、メールやツイッターの相手に相当するだろう。彼女自身明るく前向きな性格で、同僚との関係も良好だ。そんな彼女が大好きな私としては、あんな男と恋をしなくてほんとうによかったと思った。あなたにはきっと素晴らしい人が現れるはず!と声を大にして言いたい。

その相手の男、チャオ・シューペイは、序盤にパン屋で悪質ないたずらをしていた奴だ。上着の背中に「我一個人住」と書いてあったが、なるほど、誰も相手にしてくれないはずだ。リリー相手に言ったことは本心か、それともカモを探すための策か。(たぶん後者)

「愛情来了!」と言いながら、結局誰一人恋は実らず、望みもかなえられなかったことになる。アシェンとアソンも片想いのままだし、リーホァは失恋して大泣きするし、リリーはダイエットも失敗。シューはデビューを諦め帰郷の道を選ぶ。けれどもこの清々しさは何だろう。

みんなそれぞれ我が道を行き、成功するような予感がするのだ。リリーはもう、恋を拾おうとは思わないだろう。アシェンはパティシエとしての腕を磨くような気がするし、アソンは今回の件で顧客を増やしたかもしれない。
チャオは、恋を釣り上げるような行為をやめるだろうか。

バラエティに富んだ面々の人生模様には、笑ったり、怒ったりと、おおいに楽しませてもらった。そして何と言っても人間は中身が大事、という当たり前のことを改めて学んだ思いだ。

最後に「爆笑愛情大悲劇」という文字列を見てまたまた笑った。心が重くなった時に観たい作品の一つとして覚えておこう。


コメント

ひゃ~懐かし~♪

こんばんは!
私、劇場公開の時(多分1998年)に今作品を観に行ったんですよー^^
でもね、当時のパンフレット(まだ持ってます☆)を読んでも
孔雀の森さんの感想を拝見しても、全く、ホント全く悲しくなるほど
内容を覚えてないんです(TT)。でもポッチャリさんは覚えてます(笑)。

なんとな~くうろ覚えですが、90年代のアジア映画では
ちょっぴり異色だったような気がします。

当時は香港映画にハマっていて台湾は全く興味がなかったのですが、
今現在、台湾にハマってるので今作品は是非とも観直したいところ♪
当時の台北の様子も知りたいですしねー(^_-)-☆

ちなみに、パン屋さんの壁にはちびまる子ちゃんのカレンダー、
動物園ではリリーが服にクレヨンしんちゃんのバッチを付けていたの
気づかれました?私は覚えてませんがパンフに書かれてました~。はは

パンフ、貴重ですね♪

TKATさん、こんにちは♪
当時ご覧になったのですね!!
そしてパンフも保存してあるとは、素晴らしい!
私はこの頃映画やドラマなどの映像作品をあまり観ていません。
夢中になり始めたのはたぶん今世紀に入ってからだと思います。
でも昔の作品をたくさん観ているうちに、
当時から夢中だったような気がしてくるのです。

>パン屋さんの壁にはちびまる子ちゃんのカレンダー、
動物園ではリリーが服にクレヨンしんちゃんのバッチを付けていた

全く気がつきませんでしたね~ 
知っていれば注意して観たのかも。
どちらのアニメも相当な歴史だから、
違和感なく通り過ぎちゃったのかしら。

黄子佼はしばらく前に鑑賞したミニ作品の監督さん、
馬先念は『海角七号』に出演、ということで、
今活躍している人たちが出ていたのも面白かったです。


はじめまして

はじめまして、孔雀の森さん。ラブ・ゴー・ゴー、私も懐かしくて書いてしまいました。公開時ぴあの出口調査でコメントして今は亡き友人の写真と私のコメントが掲載されました。台北に行った時にロケ地のパン屋さんに行ったのも良い思い出です。陳玉勲監督の新作はいつなんでしょう。首を長くして待ってるんですけどね。

No title

xianzhiさん、はじめまして♪
こうしてコメントをうかがっていると、私も劇場で鑑賞できれば
良かったなあと思うのです。
『ぴあ』の雑誌、懐かしいです。よく買っていました!
あのパン屋さんに並んだ面白いケーキは、本当に売られていたのか
気になるところです。(笑)
ロケ地巡りは楽しそうですね。
陳玉勲監督の『熱帯魚』も楽しくDVD鑑賞しましたが、最近は撮って
いないようですね。
両作品とも、心をくすぐってくれる、気持ちいい作品でした。
非公開コメント
プロフィール

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

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