三国志英傑伝 関羽 : 夢の国・亞洲文化宮

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三国志英傑伝 関羽

20120130

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2011年/香港・中国/ 1時間49分
監 督  莊文強(フェリックス・チョン)麥兆輝(アラン・マック)
原 題  関雲長
英 題  THE LOST BLADESMAN
出 演
甄子丹(ドニー・イェン)姜 文(チアン・ウェン)孫 儷(スン・リー)
安志杰(アンディ・オン)王柏傑(ワン・ポーチエ)邵 兵(シャオ・ビン)
董 勇(ドン・ヨン)聶 遠(ニエ・ユエン)王学兵(ワン・シュエビン)
陳 紅(チェン・ホン)方中信(アレックス・フォン)銭小豪(チン・シュウホウ)

<あらすじ>(ラストに関するネタバレを含みます)
3世紀初頭。劉備(方中信)が袁紹側に下った後、曹操(姜文)は劉備の甘夫人(陳紅)、糜夫人(趙柯)、許嫁である綺蘭(孫儷)を捕える。張遼(邵兵)の配慮もあり、関羽(甄子丹)も捕虜に甘んじる。そんな中、関羽が袁紹軍の顔良(銭小豪)を討つ大手柄を上げると、曹操はますます関羽に惚れこみ、自分の配下にと強く誘う。しかし劉備に対する強い義侠心から、関羽にはその熱い期待に応える気持ちは全くない。あるとき彼は、綺蘭(孫儷)を利用した劉備裏切り策に憤懣と危機感をおぼえ、曹操の元を辞する決心をする。

<感想など>
今回三国志のおさらいをするために参照したのが≪ビジュアル版三国志武将大百科≫(全3巻)。

sangokusishoku.jpgguanyunchang3.jpg



<蜀の巻>表紙の関羽(下・右端)が、ドニー関羽と似ている、と思いながら映画に突入したからか、キャラクターに対する違和感は特になかった。

物語は、関羽の死を悼む曹操の姿(三国志演義第77回)から一気に、20年前へと遡る。今回メインとなる場面は、演義第27回<美髯公千里単騎を走らせ 漢寿公五関に六将を斬る(井波律子訳『三国志演義』より)>である。前半では曹操の関羽に対する熱い想いが語られ、これまで観たことのある三国志に比べ曹操の人間性が深く表現されている。関羽もまたそんな曹操を買っている様子。敵同士でありながら認め合っている二人が、重厚に映る。

ところが後半で、前半部分のよさが崩れてしまっている。皮肉にもそれは、関羽の見せ場が続いている時だ。アクションは素晴らしい。でもストーリーがついていかない、という感じなのだ。原因は登場人物によると思う。

その一人は、劉備に嫁ぐ予定の綺蘭である。関羽は昔彼女のことが好きで、今なおその気持ちを引きずっている。彼女の方は、最初のうちは関羽を裏切り者呼ばわりするが、やがて彼に心が傾いていく。(そりゃ、あんなに体張って守られればそういう気持ちにもなるわな)そしてついに愛の告白!!(なんて無茶な!)彼の立場を考えれば絶対口に出せない言葉だ。自分の気持ちしか見えない姿はエゴイストそのもの。そんな女性に惚れこんだ関羽にも、大いに違和感アリ、だ。

もう一人は献帝(王柏傑)クン。果たしてこの物語に彼は必要だろうか。曹操の掌中にあるが、多少の野心もある、という設定にしたかったのだろう。でも中途半端で、後半がグタグタ。かえって、小さな背中しか見せない方が、存在感のなさを表現できでいいのではないか。

かわりにもっと出番を多くしてほしかったのが、邵兵演じる張遼。いやあ、ほんとにカッコイイ!!映画では語られないが、彼もまた、関羽とは深い信頼関係にあるのだ。曹操、張遼、関羽。この三者が一緒にいる場面を、もっともっと増やしてくれればよかったのに!!

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ガチ対決最大の見どころは、何といっても、関羽対孔秀(安志杰)だろう。東嶺関の関所を守る孔秀は、命令だからと、果敢に関羽に切りかかる。原作での登場場面はほんの1ページ、あっという間に倒される。でも本作では安志杰がキレのいいアクションを見せてくれて、印象に残るシーンとなった。

kongxiu.jpg

犠牲者を増やしたくない、という関羽の願いは、テーマの一つだろう。ただ、最後に見せた曹操の不敵な笑みも気にかかる。平和への道はまだまだ遠いという、憂慮を感じさせる最後でもあった。

さて今になって忘れ物に気づいた。劉備の二夫人である。本来関羽が守らなければならないあの人たちは、どこへ行ってしまったのだろう。展開を見過ごしたのかもしれないが、わかるように説明してくれないと安心できない。(笑)

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「三国志英傑伝 関羽」 :TK.blog

『三国志英傑伝 関羽』  關雲長  THE LOST BLADESMAN 製作年:2011年 製作国:中国 監督・脚本:フェリックス・チョン(莊文強)/アラン・マック(麥兆輝) 出演者:ドニー・イェン(甄子丹)...

コメント

こんばんは☆

確かに曹操の人間性が深く表現されてましたよね。
今作品だけを見ると、曹操って意外とイイ奴かも?と思っちゃいます。

張遼も孔秀も初めて知りましたが
(↑おいおい、本当に三国志を読んだことがあるのか私?笑)
こうやって大きな画像で見るとかっちょいいですねー。
正確には演じた邵兵と安志杰のこの姿がかっこいい訳ですがw
最悪なことは、私が安志杰との対決シーンをあまり覚えてないこと(悲)。
こりゃDVD出たらもう一度見ないと。
その前に横山さんの漫画「三国志」を読まないと(^m^)

>劉備の二夫人である。本来関羽が守らなければならないあの人たちは、どこへ行ってしまったのだろう。

ほんとだ!彼女たちはその後どうしてるんだろう?
彼女たちは実在する人物ですよね?あれ、違うかな?

どうでもいいことですが、劇中、関羽の不自然なズラの生え際が
ずっと気になって仕方がありませんでした^^;

漫画読んでみたいです

TKATさん、こんばんは♪
姜文が演じるということで、曹操のキャラクターはかなり
練られたのではないでしょうか。
好感のもてる曹操でしたね♪

>関羽の不自然なズラの生え際
ズラの作りがいけなかったのかしら。(笑)
ドニー出演作を多く鑑賞したわけではありませんが、
私にとっては『葉問』の印象が強く、時代劇のかつらよりも
地毛である短髪の方が断然いいなあと思うのです。

安志杰との対決シーンは実際短かった気がします。
そういう場面があるのを知っていて、安志杰が出るのを
今か今かと待っていたので、出たときはアドレナリン噴出!(笑)でした。
DVD鑑賞、お楽しみに♪

劉備の二夫人は、三国志演義では関羽が劉備に無事おくりとどける
ことになっています。
だから心配する必要なんてないんだけど、なんか気になって…。

横山さんの三国志はところどころ見ただけで、通して読んでいません。
いつかちゃんと読んでみたいです。今の若者にも人気の漫画で、
ロングセラーの一つと言えるでしょうね。
本棚の片隅に一昨年(レッドクリフの時)買った『正史三国志』が
眠っており、こちらもかたずけたいです。
演義は創作だけど史実はどうだったのかを知りたくて。

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