言えない秘密 : 夢の国・亞洲文化宮

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言えない秘密

20110806

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2007年/台湾/1時間42分(レンタルDVD)
監 督  周杰倫(ジェイ・チョウ)
原 題  不能説的・秘密
英 題  SECRET
出 演  周杰倫(ジェイ・チョウ) 桂綸鎂(グイ・ルンメイ)
     黄秋生(アンソニー・ウォン) 曹玹(アリス・ツォン)
     黄俊郎(ホワン・ジュンラン) 弾頭(ダントウ)
     宇豪(ユーハオ) 蘇明明(スー・ミンミン)

<あらすじ>
シャンルン(周杰倫)は高校の音楽科に転校して早々、古いピアノで美しい音色を奏でる同級生、シャオユー(桂綸鎂)に出会う。互いに惹かれあった二人は、一緒に下校したりピアノを弾いたりと、楽しい日々を過ごすが、やがて彼女は学校を休みがちになる。持病の喘息が原因らしい。喘息にはリンゴがいいと父(黄秋生)からきき、シャンルンは毎日リンゴを持って登校。しかしついにシャオユーは姿を見せなくなってしまった。シャンルンがシャオユーの自宅を訪れると、彼女の母親(蘇明明)は「すでに退学した」と告げる。

<感想など>(完全ネタバレ&妄想)
劇場で鑑賞した時に《秘密》が理解しきれず、「一度観てわからない映画なんて…」と、自分の想像力の欠如を棚に上げ作品を恨んでしまった。(笑)今回、レンタルショップの棚に<NEW>印のついた本作を借りて観始めると、細部をほとんど忘れていることに気づいた。またまた理解できないところからの出発である。

シャオユーがシャンルンの耳元で囁く「不能説的・秘密」には、「言えないの…。だって、ヒ・ミ・ツ、なんだもん!」というニュアンスが感じられる。邦題も間をおいて『言えない♡(ハートマーク)秘密』とでもしたら面白かったのに。いや、あの真ん中には鍵マークの方がいいかな。(笑)

以前の鑑賞で彼女が過去の人間であることだけは覚えており、これは理解の上で大きな助けとなった。シャオユーがそのアイスクリームを「初めて食べた」と言ったところや、先生(シャンルンのパパ)を見た時に「あらっ」という表情をしたところなど、《秘密》は色々なところに隠されている。「鍵が替わって入れない」家の窓に映る、彼女の母らしき人の姿や、「古いピアノで弾かないで」という台詞、などなど…。観れば観るほど新たな発見がありそうだ。

さてストーリーの方を見ていこう。まずはパパとママから。
シャンルンは父との二人暮らし。家事一切は息子の役目で、父は上げ膳据え膳だ。これ以上の孝行息子はいないと思うのだが、父はいつも息子に一言多い。「悪い奴らと付き合うな」「食事の支度が遅い」「CDを片付けろ」「音楽を聴け」「外で弁当を食うな」…。おまけにダンスを一緒に踊ろう、だとさ。ああ、なんてウザいオヤジなんだろう。でもこの人間的なオヤジが素直な天才を育んだと思うと、もう一度このパパ目的に鑑賞したくなった。

一方のシャオユーは母との二人暮らし。母が娘を追い詰めたとも思える場面もあってやりきれない。苦しむ母の姿に耐えられなくなったシャオユーが、意に反して薬を飲むところには胸が痛む。また、悔恨を抱えた母は、娘の死を受け入れられないのか、いまだに喘息にきくといわれるリンゴを買い、シャンルンに対しては「娘は今寝ている」と言う。母は一生この妄想を抱え続けるのだろうか。

シャオユーが不登校になった直接の原因は一人の教師(シャンルンの父)にある。20年前、彼は彼女から受けた相談の内容を同級生の女子に話し「相談相手になってくれ」と言う。その話がクラス内に伝わって、シャオユーはイジメの対象になってしまう。教師はこの経緯を全く知らないから、卒業式に彼女を呼ぶというヘマをしたのだ。善意が誤解を生み、取り返しのつかないことになっている。教師自身、全貌は分からないまま当時の痛みを抱え続けている。

次に若者たちを見ていきたい。
シャオユーは古い楽譜に書いてあった通りピアノを弾いて、20年後の母校へ。そこでピアノの上手なシャンルンに恋をする。彼女の姿を見ることができるのは、彼と、用務員のおじさん(本作のメイクさんが演じているとのこと)だけだ。ピアノバトルでシャンルンがピアノ王子(宇豪)から勝ち取った楽譜をもらったり、ダンスパーティで一緒に踊ったりと、交際は順調そうに見える。しかしそんな彼女にとって気がかりなのは、シャンルンに積極的なチンイー(曹玹)の存在だ。シャンルンの方はシャオユー一筋なのに、誤解が誤解を招く。シャンルンとチンイーのキスシーンを見てしまったシャオユーは、彼の前から姿を消してしまうのだ。

シャンルンが「秘密」の一部を理解したところから最後までは怒涛の展開。シャンルンの父、シャオユーの母、同級生たちの言葉から、疑問が解かれていく。古いピアノが壊される前に、彼にはやらなければならないことがある。結果的に彼の希望は叶えられたわけだが、彼を追って走った父はどうなったのだろう。問題が山積した状態で、物語は終わる。

続編が必要な話だと思う。この先は完全な妄想です。(笑)
彼が着いた先は、1979年の母校。
シャンルンが再会した女子高生、シャオユーは、どうやら彼とは初対面のようだ。二人の新たな始まりが予想される一方で、彼は1999年に帰らなければならない運命にある。しかしあのピアノがなくなっていたら、帰るに帰れないのでは?そうなると彼は永遠に1979年の世界に閉じ込められることになる。ここはもう、愛するシャオユーの未来を変えるしかないだろう。でもパパの奔走でピアノは保存されているかもしれない。

本作が描かれる1999年は、現代から見ればすでに過去。今度は2011年、今この時に飛ぶ物語でお願いします。(笑)妄想も飛躍しすぎ!!(笑)

DVDを二回観てようやく内容が理解でき、音楽もストーリーも、そして役者たちの演技も堪能できた。そしてこれを書いている今、冒頭の楽譜が《秘密》の一部を物語っていることに気づいた。音楽を知っている人なら、もっとたくさんの発見があるかもしれない。ああ、音符が読めるようになりたいなあ!!(なんて思うのは今だけ?:笑)

trackback

再鑑賞 「言えない秘密」 :TK.blog

『言えない秘密』    製作年:2007年 製作国:台湾 監督・脚本・音楽:ジェイ・チョウ(周杰倫) 出演者:ジェイ・チョウ(周杰倫)、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)、アリス・ツォン、アンソニー...

言えない秘密 :虎猫の気まぐれシネマ日記

DVDで鑑賞,もう数年前の作品だそうだけど,リリースがかなり遅れたみたい。「言えない秘密」という邦題に,ミステリアスな魅力を感じて借りてみた。監督も脚本も主演も音楽も担当しているジェイ・チョウの,その才能と感性の並々ならぬ豊かさにまず驚く。ピアニストとし?...

コメント

き、記憶が・・・

孔雀の森さん、こんばんは。
この作品、やっぱり2度以上の鑑賞が必要ですよねぇ。
もう1度観るわ!と勢いづいていたのにいまだ果たせずじまいな私ですが
孔雀の森さんの感想を拝見して「やっぱりもう1度観てみよう!」という気になりました。
近々観て感想を書いたらTBに伺いますね。
その時にいろいろお話させてください♪
>冒頭の楽譜が《秘密》の一部を物語っている
↑これ、とっても気になります~。やっぱり要確認だわ。

数回観ていくうちに魅力が増えていく作品かも^^

こんにちは!
2度も鑑賞し、さらに映画に出てくる学校&周辺のロケ地巡りまでしたのに
すっかり内容を忘れておりました~^^;
孔雀の森さんがあらすじを詳しく書いてくださっているので
徐々に頭の片隅にあった記憶が蘇ってきました(笑)

安心してください!この作品を一度だけ観て理解でいる人は
そうそういないですよ~。2回観ても謎がまだまだ多く、
解決できてない部分も多々。
個人的には用務員のおじさんの存在が未だ気になります。
(ちなみにこの役を演じた杜國璋さん、杰倫監督ドラマ「パンダマン」では
主役の執事役で登場しているのですが普通のおもろい兄ちゃんという感じでした^^)

>続編が必要な話だと思う。

うんうん、私も思います!孔雀の森さんの妄想(?)は私も同意見!
ホントに2011年の現在に飛ぶ物語で続編を書いて欲しいわ~。
なんなら主役2人でタイムスリップして
「シャンルン&シャオユー、未来の母校へ行く」なんて(笑)。
↑なんかSFちっくになって本来の映画の趣旨とはかなり違う方向へ行きそう~w

記憶の彼方になりつつあります…

sabunoriさん、こんにちは♪
ずっと前の作品に「今さら」なコメントでごめんなさい。
実は私、再鑑賞からあまりたっていないというのに、
ある種の記憶が遠のきつつあります。
観たときはすごいインパクトを感じて、今も各場面は覚えているのですが
細かい場面の順序を忘れています。
あらすじを書こうと思った時そのことに気づきました。
どうしてなの~???
秘密はどこだ~?なんていう観方をしていたからかしら。
作り手が、再鑑賞させるための手段を講じていたりして…(笑)
もし本当にそういうことを考慮しているとしたら、
すごいなあ、と思ってしまいます。
再鑑賞の機会がありましたら是非レビューをお願いします♪

未来の2人を見たい!!

TKATさん、こんにちは♪
私も用務員のおじさんの存在が気になります。
どうして彼にはシャオユーの姿が見えたのでしょう。
おっしゃるように、20年の間に彼の身の上に何が起こったのかを
知りたいです。
ジャイ・チョウ監督ドラマでも出演していたのですね。みんなが
チームを組んでいるという感じですね。機会があったら観てみます。

>「シャンルン&シャオユー、未来の母校へ行く」
いいですね~ 続編のタイトルにぴったり!!
そのとき2人の年齢はどうなっているのかしら。
1979年、再会時を基準にしてみると、2011年には50歳くらい…
これでは今までの役者では対応できないからやはり2人は永遠に
高校生、ということで。(笑)
違う方向に行ってしまったのは私の方でした。(笑)

ロケ地に行かれたのですね~ あの板敷の遊歩道が通学路なんて素敵!!
今度の台湾旅行も満喫してくださいね~

奥深いわ~

こんにちは!
孔雀の森さんの感想を拝見し、私もまた観たくなったので
お盆に台湾でDVD購入しちゃいましたよ☆うほ

3回目の鑑賞にして、なぜ用務員さんや晴依(こちらは一度)は
小雨と会話が出来たのかという根本的な謎がやっと理解できました!
私の日記でネタバレ書いてるので、もし知りたくなければ読まずにスルーしてくださいねっ^^
ちなみに下記のHPにある一番下のQ&Aで、今作品の様々な謎の答えが書かれてます。
とってもわかりやすいですよー。でもすごいネタバレしてるので、
孔雀の森さんがまだ今作品ご覧になる予定があるのなら見ない方がいいかも^^;
http://honmaart.web.fc2.com/chainamimiDVD.html

再再鑑賞といっても3年前以来なのでドキドキハラハラで観ました。
観るごとに謎が理解でき、新たなドキドキが発生してしまいましたよ~。
意味や伏線が理解できると、改めて隅々まで練った綿密に構成された
内容の作品だと実感しました。来年あたり、また鑑賞しようかと思ってます(笑)

なるほど~

TKATさん、こんにちは♪
台湾でDVDを購入されたのですね!
私は先日日本版を観たときに、中国語の台詞を読んでみたい!と
思ったのですよ。
一つ一つの言葉が重要な作品だから、単語のすべてを見たいな、と。
それで、TKATさんのレビューや、紹介してくださったサイトを、
見せていただきました~

用務員さんの変化については、Q&Aでも憶測の域なのですね。
その辺は続編(あれば)で細かく観たいところです。
ピアノバトルで、チンイーとシャオユーが会話できたいきさつも、
わかりました。
先にわかった上で観るのもいいかも!

二人の運命については、いろいろ考えられそうだと思いました。
私もそのうち再再鑑賞しようっと♪
そのころにはまた忘れて、一から始めなければならないかも~

No title

こんばんは!

言えない秘密・・・って何かな~,韓国ドラマのような
出生の秘密で,あの二人が実は兄弟とか?
と妄想をふくらませていたら
途中で何となくこれはゴーストものか
タイムトラベラーものだな,って予想はついちゃいました。
でも,ピアノを弾いてタイムスリップするとか
ラストのシャンルンの決断とか,なかなか面白かったです。
一度観終わったら,もう一度最初からネタを知ったうえで
細部を見直したくなる作品ですね。

それにしても,ジェイ・チョウの半端ない多才ぶりを
これでもか!と見せつけられる作品でもありました。

手の込んだタイムトラベル!

ななさん、こんにちは♪
ななさんは写真を効果的に使っていらっしゃるなあと、いつも
思っていたのですが、なるほど、色々工夫されているのですね!
モノクロ、ほんとに素敵です。

最初のうちは、妄想がふくらみました。
「兄弟」は思いつきませんでしたが
シャオユーには、ゴーストの雰囲気を感じていました。
まるでピアノ演奏のように展開が早くて、ついていくのに必死!(笑)

ジェイ・チョウのアクションといえば、少し前に観た時代劇を
思い出します。本物の武芸者相手に魅せてくれました。
運動神経、音楽の才能、さらに物語の創造力や監督としての能力。
世の中にはこういう天才がいるんですね~
今後の活躍も楽しみです。
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