エドワード・ヤンの恋愛時代 : 夢の国・亞洲文化宮

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エドワード・ヤンの恋愛時代

20110728



1994年/台湾/2時間7分(レンタルDVD)
監 督  楊徳昌(エドワード・ヤン)
原 題  獨立時代
英 題  A Confucian Confusion
出 演  
陳湘(チェン・シャンチー)倪淑君(ニー・シューチン)王維明(ワン・ウェイミン)
王柏森(ワン・ポーセン)李芹(リチー・リー)安寧(ダニー・ドン)
王也民(ワン・イエミン)陳以文(チェン・イーウェン)閻鴻亜(イエン・ホンヤー)
陳立美(チェン・リーメイ)金士傑(ジン・シージェ)金燕鈴(エレイン・チン) 

<内容・登場人物>
舞台は、高度経済成長を続ける台北のオフィス街。

モーリー(倪淑君):広告代理店社長。
チチ(陳湘):モーリーの親友で彼女の片腕的存在。
ミン(王維明):公務員でチチの婚約者。
バーディ(王也民):盗作疑惑が浮上した演出家。
アキン(王柏森):モーリーの婚約者。出張先の大陸から帰国。
小説家(閻鴻亜):モーリーの義兄。清貧生活を送る。
モーリーの姉(陳立美):TVキャスターで小説家とは夫婦。
ラリー(安寧):コンサルタント業。
フォン(李芹):女優志望。ラリーとは恋人関係。

<感想など>
若い男女がくっついたり離れたり、くどいたり喧嘩したりと、何ともめまぐるしい2時間強だった。これがたった2日間の出来事というからびっくり。少なくとも1年はかかりそうな変遷だ。(笑)バックミュージックもない、複雑怪奇な人間模様の連続劇。でも飽きずに眺めていられたのはなぜだろう。これだけの大風呂敷がどんなふうにおさまるのか、という好奇心が、最後まで引っ張っていってくれた気もする。

誰もが主人公と言える物語。
モーリーは、婚約者がいるのにラリーの誘いに乗ったり、親友の恋人ミンと関係を持ったりするが、自分を正常だと言っている。
チチは親友モーリーに尽くしながらも、ミンの父母の勧めで転職を考える。ところが誤解を招き人間関係にひびが入る。
フォンは解雇された後、リーレン(陳以文)と恋人気取りで踊ったり、演出家を訪ねたりする。ラリーという恋人がいるにもかかわらず、だ
ラリーはと言えば、モーリーを口説いたり、アキンを手中に収めようとしたりするのに奔走。恋人の浮気を疑って殴り込みをかけるところは滑稽だ。
アキンは、婚約者モーリーの姉の元カレ。愛情に懐疑的になっている。
小説家は妻と別居状態。ある日、予言通り交通事故(走って追いかけていたタクシーが急ブレーキをかけたため後方に追突)に遭って、突然悟りを開く。
ミンは公務員を退職。父親が緊急入院し、恋人とも別れる。

こんなふうに書き出してみると、トラブルを抱え込んでいる者は、それぞれ自分のことは棚に上げ相手を非難してばかりいるようだ。仕事も友情も愛情も境目をつけることなく進んでいくが、あるときフッと我に返る。一体自分は何を求めているのか。シンプルな疑問だが答えは容易に得られない。ハッピー・エンドを迎えたのは、多少反省した人たちだった。(笑)

景気のいい時代のトレンディ・ドラマだ。彼らは、愛したり愛されたりする実感がないことに、焦燥感を抱いている。時間の使い方も贅沢に見える。でも、心の葛藤も無軌道な行動も若さの特権、と考えるとちょっぴり羨ましくなった。年月がたって振り返ったら「若気の至り」と赤面するに違いない。

彼らは今どこで何をしているのだろう。あの演出家の兄ちゃんは、今もローラースケートを乗り回しているだろうか。(笑)

trackback

エドワード・ヤンの恋愛時代(独立時代) :龍眼日記 Longan Diary

広告制作会社の女社長モーリー、彼女の片腕ともいえる親友のチチ、 モーリーの婚約者アキン、チチの恋人ミン、モーリーの友人舞台演出家のバーディ、 TVプロデューサーのモーリーの姉と別居中で小説家の夫・・・ その他モロモロの登場人物たちが織り成す2日間の恋愛...

コメント

自分は何を求めているか。私は?

孔雀の森さん、こんばんは。
この作品、本当に人間関係が複雑で私も一体どう収まるのかしら??と
考えながら鑑賞してしまいました。
「景気のいい時代のトレンディ・ドラマ」。
ホント、そうですよねぇ。
たった2日間でこんなに濃厚な人生って疲れてあっという間に年をとりそう。(笑)
鑑賞してから時間がたってしまい、細部が記憶の彼方なので
また鑑賞しようかしらという気持ちが少しだけ出ています。
ハードかしら。(笑)

だんだん記憶の彼方へ…

sabunoriさん、おはようございます♪
私は観終わって数日なのに、もう記憶が飛びつつあります。(笑)
自分で書いたレビュー、特に「忘れないように!」と思って書いた
各人の行動が、わからなくなってきました。
その第一の原因は文章の拙さ。そしてもう一つはありえない
複雑さですね。(笑)
公開当時ならまた違った気持ちで鑑賞できたような気がします。

>たった2日間でこんなに濃厚な人生って疲れてあっという間に年をとりそう。
私は観ただけで疲れてしまいました。(笑)
おいしいところだけを拾って観たい、なんて思っている私ですが、
そんなことを言うのは年とった証拠?(笑)

景気が回復して、またトレンディドラマが作られるようになったら、
再鑑賞しようか、と思っています。(笑)
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