処刑剣14BLADES : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

処刑剣14BLADES

20110606

shokeiken.jpg
2010年/香港/1時間53分(劇場で鑑賞)
監 督  李仁港(ダニエル・リー)
原 題  錦衣衛
英 題  Fourteen Blades
出 演  甄子丹(ドニー・イェン) 趙薇(ヴィッキー・チャオ)
     呉 尊(ウーズン) 徐子珊(ケイト・ツィー)
     戚玉武 (チー・ユーウー)  洪金寶(サモ・ハン)
     羅家英(ロー・ガーイン) 劉松仁(ダミアン・ラウ)
     午馬(ウー・マー) 陳之輝(チェン・チーフイ)

<感想など>
あらすじは、DVDを鑑賞したときこちらで述べているので省略。

大画面で観ると、色が引き立っているのを感じた。前半はぞろぞろ蠢く錦衣衛の黒色が基調。これに処刑される者たちの赤色が加わり、緊張感が一気に高まる。後半は砂漠の黄土色と空の青色がくっきりと色分けされてまぶしい。所々に木の葉の緑が添えられて目に鮮やかだ。画像処理もあるのだろうが、視覚効果は十分にあると思う。やはり観に来てよかった。

今回の目的の一つは、白虎を演じた陳之輝を見ること。短い時間の中で、存在感を最大限にアピールしたと思う。けれどもああいう殺され方には納得がいかない。小娘の目くらませ術は完全に反則である。(笑)長年苦しみながら技を磨いてきた錦衣衛たちを、あまりにもバカにしている。錦衣衛に肩入れするつもりはないが、「魔法」が物語を安っぽくしているような気もしてくるのだ。(あの女にかなり悪感情持ってます:笑)

闘いは基本的に武器使用である。そんな中で、武器なしのカンフーが一番印象に残った。凄まじい手を武器に闘う男は、獰猛な熊を思わせる。青龍と熊がガップリ四つに組む。そういう闘いを先に見てしまうと、あとの武器がみんなチャチに見えてくる。

勧善懲悪劇のはずだが、善と悪の区別がつかない時がある。親王がどうしても悪には見えないのだ。深い皺の刻まれた顔には憂いが漂い、一見静かだが、心の奥は燃えさかっているという雰囲気だ。「謀反」とは、朝廷側からの見方であって、善悪の善を朝廷とするなら悪は必然的に刃向う者となる。あの皇帝を「善」、西域の親王を「悪」と、無理に線引きしてしまったような違和感が、最後まで消えなかった。

違和感と言えば、後半、盗賊も護送屋も、そして青龍も、一致団結して悪と闘おう、という勢いに、自分だけ乗り遅れたような気持ちになった。親王の謀反について述べたところは説明的で、注意していないと聞き逃してしまいそうだ。つまり説得力が感じられないのである。だから彼らが命を懸けてまで闘う必然性が、どうも伝わってこない。それは親王が悪人に思えないという自分の受け止め方とも関係していると思う。

先日DVDで鑑賞した時は、あの二人は死んでしまったものと思ったが、もしかして青龍は生きている?(あくまで思い込みです)ならば続編という発想もアリだ。魔法使いの脱脱にはこれでお引き取り願うとして、青龍には再登場をお願いしたい。そのときには武器ナシで、素手での勝負を期待。あのできすぎた武器は甄子丹には似合わない。いや、かっこいいんだけれどね。箱が邪魔な気がしてならないのである。(笑)

<追記>
続編を構想しているという監督の談話がこちらの中ほどにあります。まだ具体的な話ではないようです。

trackback

処刑剣 14BLADES (錦衣衛) :龍眼日記 Longan Diary

明王朝に仕える秘密警察組織「錦衣衛」。 幼い頃から殺人マシーンとして育てられた「錦衣衛」のメンバーの中でも 頂点に立った実力者のみが得ることのできる「青龍」という指揮官の地位。 幼い頃実の兄を殺し現在の地位に登りつめた青龍(甄子丹:ドニー・イェン)であ...

コメント

人物描写が・・・

孔雀の森さん、こんにちは。
そうだ、孔雀の森さんは先にDVDで鑑賞済みだったのですよね。
孔雀の森さんのレビューを拝見して「あぁ、そうか!そう言われればあの白虎は彼だった!」と
今更気がついてしまった私でした。マヌケだわー。
あの白虎の戦いのシーンは彼の気迫が凄まじく迫力満点でしたね。
だけど彼の背景が描かれていないからうまく彼に感情移入ができなくて
もったいないと思ってしまいました。
ところで監督は続編を考えているのですか?
確かに青龍のラストは映像では確認できたわけではないし生きているというのもアリかもしれませんね。
孔雀の森さんがおっしゃるとおり善と悪の描き方が曖昧でした。
私も親王が悪には見えなかったです。

序章!

sabunoriさん、こんにちは♪
白虎をほめていただき、嬉しいです!たぶん、ほとんどの人が、
映画が終わるころには彼の存在を忘れているのではないかしら。
玄武の方は印象に残る描き方だと思うのですが。
そう考えると、sabunoriさんがおっしゃるように、この前段階、
是非観てみたいですね♪
そうなれば洪金寶と甄子丹の対決シーンもアリ?(勝手な期待:笑)
親王が脱脱を養女にした経緯なども知りたいです。
彼女があの必殺技を修得したいきさつに興味津々。
政治的背景については、皇帝と親王の確執が描かれればとても
面白い話になると思います。
おっしゃるように謀反に到った経緯を知りたいですね。
なお、監督が「錦衣衛2」を考えているとの話は、上記<追記>に
ご紹介しました。
タイトルが「錦衣衛」なのだから、その実態をもっとクローズアップして
もらいたいものだと、DVD鑑賞のときから思っていました。
sabunoriさんのレビューとコメントを拝見して、心のもやもや
(人物描写が散漫)が解消しました!
というわけで、「序章」を是非お願いしたいです。
そのときには「砂漠の判事」がきれいに捌く(裁く?)ところも見たいわ~

うれしい!

はじめておじゃまいたします。
見始めて気が付いた陳之輝、ずっと気になっていた人で、近年立て続けに映画に出演され、ひそかに喜んでいました。元々いろんなところに出てはいらっしゃいますが。この作品でも、短いシーンですが、すごく印象的でした。得した気分になりました。このところ甄子丹との共演が続いていますが、もっと期待したいところです。

私も嬉しいです!

すー・すーすさん、はじめまして♪
陳之輝で来ていただき、本当にうれしいです。
イップマン序章、処刑剣と、甄子丹との共演が続きましたね。
私もすー・すーすさん同様、出演シーンは大変印象に残っています。
他の日本公開作品にもかなり出演されているのはすでにご承知と思いますが、
シーンが短かったり、脇役に徹していたりすることが多いよう。
こういう方を名脇役というのでしょうが、いつかクレジットの一番最初に
名前が出てほしいと思っています。
ドラマも含めれば実にたくさんの作品に出演されているようですね。
いつか、ご覧になった作品を教えていただければ幸いです。

非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。