紅美麗 : 夢の国・亞洲文化宮

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紅美麗

20110404

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2006年/中国・アメリカ(中国版DVD)
監 督  オスカー・ルイス・コスト
英 題  Shanghai Red
出 演  [烏β]君梅(ヴィヴィアン・ウー)  リチャード・バージ
     葛 優(グォ・ヨウ) 孫紅雷(スン・ホンレイ) 
     鍾鎮濤(ケニー・ビー)

<あらすじ>
舞台は上海。朱美麗([烏β]君梅)の夫(鍾鎮濤)は、新たな事業に着手した直後殺害される。美麗は彼を後押しした自分を激しく責めると同時に、復讐を固く決意。事業関係者である馮(葛優)から聞き出した「犯人」を、彼から渡された銃で射殺する。彼女は息子との生活のため英語通訳の仕事を請け負う。そんな中クライアントのマイケル(リチャード・バージ)と徐々に親しくなっていくが、美麗は彼の背後にいつも亡き夫を見てしまうのだった。
以上の出来事を、美麗は接見する弁護士(孫紅雷)に語っていた。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含んでいます)
あらすじだけ追っていると、常套手段を構築しただけの作品に見えてしまう。
夫の復讐に燃えた女性が、彼からプレゼントされた真っ赤なワンピースに身を包み、銃を発射。復讐を果たしたに見えたが今度は何者かに追跡される。次の標的を指示されるが相手の家族を目の当たりにして躊躇。一方で新たな男性が彼女に近づき、恋愛に発展するかに見えたが、実は彼は夫の死に深く関与する人物だった…。彼女はすでに逮捕されており、弁護士との接見シーンと過去の映像が交互に映し出される。ありそうなドラマである。

矛盾もいろいろと噴出。だいたい真っ赤なドレスをきて白昼銃を撃つとは、捕まえてくださいと言っているようなものだ。夫殺害の真犯人にも大して驚きを感じない。接見する弁護士が自分の家庭環境を吐露するのも、周りの警官が止めないのもおかしい。うたい文句は「サスペンス」だがドキドキ感はほとんどない。

ずいぶん文句をつけてしまったが、実際には画面にのめりこんでいた。
主人公が、どんな格好でも心だけは隠しきれない、不器用な人間だからだ。もし彼女が、特殊能力を発揮して上海を暗躍するような女性だったら、物語はより常套的なものとなってしまうだろう。真っ赤なワンピースにサングラス姿で颯爽と歩いていても、流暢な英語を話していても、軽やかにステップを踏んでいても、彼女には常に不安感がつきまとっている。弁護士と接見している彼女は誠実そのものである。夫に対する彼女は実に可愛い。彼女は実はごく平凡な女性なのだ。

物語は時系列の違う事柄が並行して描かれ、二人の男が同時に美麗に惹かれていくような錯覚を覚えた。彼女の内面が二人の心の琴線に触れ、彼らの人生に影響を与えるまでになる。マイケルも弁護士もまるで自分の任務を放り出したかのようだ。ただ一人馮だけは冷徹な心を維持しており、他の男たちと一線を画しているそのキャラクターは強い印象で残る。

監督と主演の[烏β]君梅は夫婦とのこと。弁護士役の孫紅雷は、監督の前で[烏β]君梅演じる美麗に愛情を傾けていく演技をするのは難しかったと語るが、彼が本音を吐露する場面は迫真的だった。

ストーリーよりも個々の俳優の演技が印象的な作品だった。

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