イップ・マン 序章 : 夢の国・亞洲文化宮

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イップ・マン 序章

20110222

yewen.jpg

2008年/香港/1時間45分(劇場で鑑賞)
監 督  葉偉信(ウィルソン・イップ)
原 題  葉問/Ip Man
出 演  甄子丹(ドニー・イェン) 熊黛林(リン・ホン)
     任達華(サイモン・ヤム) 池内博之
     樊少皇(ルイス・ファン) 釋行宇(シー・シンユー)
     黄又南(ウォン・ヤウナム)林家棟(ラム・カートン)
     陳之輝(チェン・チーフイ) 

<あらすじ>
葉問(甄子丹)は広東省佛山で妻(熊黛林)、息子と平穏な日々を過ごしていた。ところが1938年頃になって日本軍が一帯を占拠、一家は貧困にあえぎ、葉問は生活のため力仕事を始める。そんな中、日本軍将校三浦(池内博之)は、武術に長けた中国人を道場に連行し、空手を使う日本軍兵士と対決させていた。一方、周(任達華)の経営する綿工場に金(樊少皇)を頭とする盗賊集団が押し掛ける。事情を知った葉問は労働者たちに身を守るための武術を伝授する。

<感想など>
詠春拳を極めている葉問は最強!『葉問2』ではサモ・ハン演じたホン師匠と互角だったが、本作では彼に敵う者はいない。みんなが彼の引き立て役である。

その一人が、弟子を多く抱える廖(陳之輝)。葉一家の食事中に乗り込んで、負けても口止めを頼むような小人物である。強い面も見せるが最期はあまりにも悲惨で呆然としてしまった。(先日の黄暁明といい、今回の陳之輝といい、自分の好きな俳優がいまひとつ精彩を欠いた役柄なのが残念。)

次に盗賊の頭、金。『葉問2』で一人だけ北京語を話す姿に違和感があったが、今回北方出身という設定を知り納得。貧困を逃れようと広東省に来てみたものの、生活がよくなるわけもない。やけのやんぱちで道場破りや強盗を繰り返し、葉問との対決では突然刃物を取り出す始末。初めから勝負はついているようなものだ。でも破天荒な彼の風貌は好きだ。

日本軍の蛮行を見るのはとても辛いが、一昔前の作品の描写に比べるとだいぶ変わってきたように感じる。葉問に武術指導を強要する姿は確かに傲慢極まりない。けれども、葉問に敬意の念を抱いている点で、三浦が悪の権化とは映らない。佐藤の愚劣さが際立っているからそう感じるのかもしれない。三浦は生まれてきた時代を間違えたのではないかとさえ思えてくる。さきの英国人ボクサーとは違う描き方だ。ここは勧善懲悪劇として、葉問の強さを堪能しようと気持ちを切り替えた。

毎回同じことを言うようだが、甄子丹はどうしてこんなに若々しいのだろう。生き方が外見に反映されているということか。人格者を演じることが、役者にとって大きな糧になるのではないかとも思った。

詠春拳との出会い、奥さんとのなれ初め、実業家周との関係などが、会話の中でさらりと流れると、どうしても深く知りたくなる。葉問の若かりし頃を描いた作品も是非観たい。そのときはちょっと無理があっても葉問を演じるのは甄子丹でしょうね、などと妄想を膨らませるのも楽しいものだ。

trackback

葉問(IP MAN) :龍眼日記 Longan Diary

前回の香港で。 DVDショップの店頭のテレビに黒山の人だかり。 なんだろうと人々の視線の先を見るとDVD発売直後のこの「葉問」が流れていた。 映像を食い入るように見つめる人々。 それはどこか昭和の街頭テレビを彷彿とさせるような風景だった。 本作は中国の...

イップ・マン 序章(葉問) :龍眼日記 Longan Diary

関西でもやっと「イップ・マン 序章」の公開がスタート。 早速観に行ってきました。 やっぱり私はこちらの「序章」の方が好きかな。 映画の感想は前回香港版DVDを鑑賞した時とほぼ同じ。 「イップ・マン2」で樊少皇(ルイス・ファン)演じる金が「右耳の聞こえが...

「イップ・マン 序章」 :TK.blog

『イップ・マン 序章』   葉問  IP MAN 製作年:2008年 製作国:香港 監督:ウィルソン・イップ(葉偉信) アクション監督:サモ・ハン・キンポー(洪金寶) 出演者:ドニー・イェン(甄子丹...

コメント

意外と公開早かったですね♪

わぁ、もうご覧になったんですね!
関西(大阪)では4月から公開なんですよ。
やっぱり関東は上映が早いわぁ~(羨)。
神戸なんて3月からやっと『葉問』の上映…どういうこっちゃ~
(ちなみに私は大阪に観に行きました^^)

日本軍将校役は池内博之さんなんだ!
そしてやはり勧善懲悪劇になってるんですね。
が、孔雀の森さんの感想を拝見し、
葉問を描く上で日本軍は必要不可欠と思えば、
そして映画として成り立っているなら
気持ちを切り替えて観れそうですね。

>葉問の若かりし頃を描いた作品も是非観たい。
>そのときはちょっと無理があっても葉問を演じるのは甄子丹でしょうね

もちろん若かりし頃でも演じるのは甄子丹に違いないと私も思いマス(笑)。
私の感想は2ヵ月先ですが、今から楽しみ~☆

混んでいました!

TKATさん、こんにちは♪
お先に鑑賞させていただきました。
ほんとに全国一斉に公開してもらいたいものですね。
そして、やはり順序を踏まえての公開が望ましいと
思いました。
年代的なずれを意識しないと混乱してしまいます。

池内博之さんは、初めて見ました。
なかなか精悍な感じの俳優さんですね。
続編の英国人ボクサーに比べると、筋の通ったキャラクターに
仕上がっていると思いました。

>葉問を描く上で日本軍は必要不可欠と思えば、
そして映画として成り立っているなら
気持ちを切り替えて観れそうですね。
まさにその通りだと思います。

公開2日目の初回、館内は熱気ムンムンでした。
若い男性が多かったです。前の若者の頭が邪魔になって、
移動しました。

ご感想、楽しみにしています!

DVD鑑賞ですが・・・

こちらにもお邪魔しまーす。
関西での公開は4月後半になりました。(おそっ)
でも「序章」どころか「葉問」もまだこれから公開・・・という地域もあるのですよね。
ところで香港版DVD鑑賞での感想ですがTBさせていただきました。
池内博之氏、この作品で初めてでしたか?
私の中では結構キワモノ役者のイメージが定着しつつある役者さんです。
いや、結構好きなんですけどね、あの濃い顔つきも。(笑)
おっしゃるとおり日本人の描き方は昔とは少し違ってきているかもしれません。
それにこの作品では孔雀の森さんのおっしゃるとおり勧善懲悪劇のための駒的な役割でもありますしね。
序章では脇を固める俳優陣がかなり丁寧に描かれていたのに好感を持ちました。
特に林家棟と黄又南が印象的でした。

TBありがとうございます♪

sabunoriさん、続けてのコメント、ありがとうございます♪
何回も言うようですが、ほんと、同時に公開してもらいたいものです。
sabunoriさんがDVDのレビューを書いていらしたのは知っていて、
コメントさせていただこうか、どうしようかと迷っていました。
やっぱりそちらでの公開を待った方がいいかなあ、なんて。
だから今回TBをいただけて嬉しいです!

池内博之さん、キワモノ役者のイメージなのですか。
どんな役柄を演じているのか、興味がわいてきました。

おっしゃるように、葉問の周囲の人々を丁寧に描いていると思います。
だからみな印象に残るのですよね。
日本軍が描かれていることで辛い気持ちになる人も多いようですが、
作品として、続編よりもこちらの方に大きなインパクトを感じました。

今そちらにうかがいますね~

またまたお邪魔します

孔雀の森さん、再びお邪魔しまーす。
やはり日本語字幕付き、大きなスクリーンで観るのはいいですね。(笑)
おっしゃるとおり葉問の若かりし頃の物語も観てみたくなりますね。
特に奥さんとの出会いとか。
彼は婿養子なのかしら?などと考えながら鑑賞してしまいました。(笑)
孔雀の森さんは陳之輝、お好きなのですね。
私は今回初めて知った役者さんなのですがちょっと興味が沸きました。
他の作品の全然違う彼も見てみたいです。

工場経営者親子(涙)

sabunori さん、こんにちは♪
TBありがとうございます。
「2はなくてもよかった??」とおっしゃる理由の一つに、
工場経営者親子の状況もあるのでしょうか。
(「鬼監督!」というのを拝見してそう思いました。)
あの仲良しの様子を知らず、いきなり「2」を観ても、親子について
充分理解できませんね。
葉問から詠春拳を習う場面、よかったですね!!
そして、自分たちより明らかに強そうな奴らを果敢に攻める人々!
「頑張れ!」と叫んでいました。
>彼は婿養子なのかしら?
おお!そうかもしれませんね!!大好きな人と結婚したくて、
こわ~い義父に頭を下げ続けたとか?(妄想です:笑)
陳之輝は公開予定の『処刑剣 14BLADES』でもちょこっと出演です。
(涙→なぜか泣いております。)

こんばんはー☆

やっと見ました~。
確かに今作品は2のような互角の戦いはなく、どの相手も
比較的簡単に相手してましたね。
ただ明らかに力の差が歴然としているのに、仲間が殺された時は
本気になって日本兵たちを打ちのめしてましたけど^^;

>三浦は生まれてきた時代を間違えたのではないかとさえ思えてくる。

おお!!私も観てて全く同じことを思いました!
特に歴史関連のモノを見たり読んだりすると、
この人、時代が違えば…とよく思ってしまいます。

個人的に気になったのは通訳していた李元署長。
彼の立場は苦悩苦悩でしたね~。
なんだかんだと言っても同胞たちを想ってくれてたり。
葉問ももうちょっと彼に優しくしてあげてよ~なんて
思ったりしちゃいました。
あの後どうなっちゃたんでしょう。

見所多かったですね♪

TKATさん、こんにちは♪
そうそう、あの豪邸すごかったですね。
いったいどんな過程を経てこの二人は一緒になったんだろうと、
あの住まいを見て思いました。親の財産だろうかとか、いろいろ
考えてしまいました。
奥さんもなかなかおしゃれで、お嬢様という感じなのだけど、
いざとなるときりっとして頼もしい面もうかがえました。

通訳の立場、おっしゃるようにつらいものがありましたね。
敵の犬にならざるを得ない苦しい立場ながら、自国を案じるという、
そういう役割の人は、たくさんいたことでしょう。
ホントにあの後どうしたのか、気になるところですね。

三浦は悪役とはいっても、前回の英国人に比べると葉問に敬意を
払っており、骨のある感じがよかったです。
両者とも別の時代に、真剣勝負ができればよかったのに。

やはり順序良く観る方がいいですね。
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大切に♪

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