ベスト・キッド : 夢の国・亞洲文化宮

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ベスト・キッド

20100818

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2010/アメリカ/2時間20分(劇場で鑑賞)
監 督  ハラルド・ズワルド
原 題  THE KARATE KID
出 演  成 龍(ジャッキー・チェン) ジェイデン・スミス
     タラジ・P・ヘンソン  于榮光(ユー・ロングァン)
     王振威(ワン・ツェンウェイ) ウェンウェン・ハン

<あらすじ>
ドレ(ジェイデン・スミス)は12歳の中学生。北京の自動車工場で働くことになった母シェリー(タラジ・P・ヘンソン)と共に、故郷のアメリカを後にする。初めての北京では戸惑うことばかり。乱暴な少年たちに目をつけられ殴られてからは、びくびくする日々をおくっていた。バイオリニストを目指す少女、メイ(ウェンウェン・ハン)が、何かとドレの見方になってくれるものの、それもグループの中心人物チョン(王振威)には面白くないようだ。ある日、ドレはチョンにわざと泥水をかけて怒らせ、追いつめられて暴力を受ける。絶体絶命というそのとき、アパートの管理人、ハン(ジャッキー・チェン)がドレをかばい、少年たちを軽く倒してしまった。

<感想など>
海外の作品はほとんど字幕版で観るのだが、最寄りのシネコンでの上映は吹替版のみ。今回は早く観たい誘惑に負けてつい近場で済ませてしまった。う~ん、やっぱり時間と交通費を惜しんではいけないと痛感。特に、主人公が拙い中国語で想いを伝えるシーンは、やっぱり本人の声でなければね。吹替版だからこそ鑑賞者の層も広がるのだろうが、せめて一日一回でも字幕版を上映して欲しい。

とはいえ、内容的には充分満足。ドレを演じるジェイデン・スミスは『幸せのちから』からの成長が楽しみで、結果期待以上だった。パワフルな姿、特にキレのある武術シーンにはプロ根性が見える。ジャッキー・チェンは、抑えた演技が魅力的。最初は地味なジャッキーに違和感があったが、しだいに「素晴らしい師匠」と思えるようになり、畏敬の念が芽生えた。

悪役として光っていたのは、于榮光演じる道場の師匠。鋭いまなざしに思わず震えてしまう。弟子たちには相手を徹底的に叩きのめせと教育し、少しでも躊躇が見えるとビンタを飛ばす。ハンの「悪いのは子どもたちではない。大人の教育が間違っているのだ」という台詞にドキリ。「悪=道場主、善=ハンさん」の構図はわかりやすい。

ほとんどは武術のシーンだが、その合間に展開されるドレとガールフレンド、メイとの交流シーンも楽しめた。メイの方がお姉さん的立場で、ドレが一生懸命背伸びしているのがほほえましい。さてそんな中、メイは親に反対されたからと、手のひらを返したような態度をとる。ドレはメイの家を訪れ中国語の手紙で想いを伝える。するとあんなに反対していたメイの親の態度がコロリと変わる。この180度の転換は何なのだ?と首をかしげると同時に、真摯な態度を目の当たりにすると、意外に素直に受け入れてしまうのかも、と思った。

メインはやはり師弟のやりとり。「ジャケット着る、ジャケット脱ぐ、ジャケット掛ける」の繰り返しは、武術の心と関係があると思ったが、まさか型の基本とは思わなかった。ドレはわけもわからず従ううちに、鬱憤がたまってくる。でも少しずつ成長していくのがわかる。万里の長城や湖北省の武当山でのカンフーシーンには、神秘さが漂っている。それは、ドレの瞳に映る中国の印象とも思える。単純な繰り返しが大きな技の源泉だと気づいたときの驚愕、謎に満ちた自然の摂理。ドレの真っ白なキャンバスが、徐々に彩られていく、という感覚だ。

最高の見せ場はカンフー大会。ドレの成長ぶりは、彼をいじめていた少年たちにとっては脅威だ。唯一肯定できなかったのは、ドレが相手を一発殴ってしまったシーン。敵方は審判が止めに入るまで相手を殴り続けるが、チーム全体が出場資格を失うわけではない。ならばドレだって一発くらいいいではないか…と思いがちだが、そこはぐっとこらえなければならないのでは? 恨みがあったとしても、ね。

最初から最後まで気が抜けない作品だった。そんな緊張感が心地よく、後味も爽やかだ。
オリジナル版の評判もいいようで、いつか観たい。

trackback

ベスト・キッド :龍眼日記 Longan Diary

デトロイドに住む12歳のドレ(ジェイデン・スミス)は母の転勤により中国・北京へ 引っ越すことになる。 ところが引越し早々目をつけられいじめにあうドレ。 そんなある日いじめっ子たちからドレを助けてくれたのはアパートの管理人で 冴えないオヤジだと思っていたミ...

コメント

ジャッキーのおさえた演技

孔雀の森さん、こんにちは。
アメリカ映画らしく(正式には中国との合作ではありますが)
勧善懲悪がハッキリしていてわかりやすい物語でしたね。
上着を着る、脱ぐ、拾う、掛けるの繰り返しの動作がカンフーの基本につながるという
エピソードはほぅ、と私も感心しました。
あとハンが言う「悪いのはいじめっ子たちではなく師匠の教え」という考え方は
全てにつながるようで大人は耳が痛くなりますよね。
それにしても孔雀の森さんも書かれていますがメイのいきなり的に変わる
ドレへの態度やらメイの親の態度には「へ?」とビックリ。
特にメイの父親には中国語さえ話せばいきなり心を開いてくれるんかいっ!と
ツッコミたくなりました。(笑)

楽しく鑑賞できました!

sabunori さん、こんにちは♪
いろいろと突っ込みどころのある作品だと思いましたが
全体的には楽しめました。

>中国語さえ話せばいきなり心を開いてくれるんかいっ!
って、私は観ながら突っ込んでしまいましたよ。
逆にそんなところがわかりやすくもあったりして。

私はジャッキー・チェン出演作を多くは観ていないのですが、
ひげを生やしているのは珍しいなと思いました。
なんか渋くていいわ~
最初さえなかったハンさんが、ドレとの出会いを通して
過去と向き合う、というのもわかりやすい展開でした。
おっしゃるようにあんなに泣いてしまうのはどうよ?と
思いましたが。(笑)

エンドロールを観たらいじめっ子役の子がとってもかわいくて、
その子を迫力不足だと感じた理由がわかったような気が
したのでした。
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