深夜特急4 -シルクロード- : 夢の国・亞洲文化宮

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深夜特急4 -シルクロード-

20100611

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著 者: 沢木 耕太郎

出版社: 新潮社(文庫)

刊 行: 1994年
(1986年『深夜特急 第2便』後半部分より)









<内 容>
第10章  峠を越える  シルクロードⅠ
第11章  柘榴と葡萄  シルクロードⅡ
第12章  ペルシャの風 シルクロードⅢ
〔対談〕終わりなき旅の途上に  今福龍太 沢木耕太郎

<感想など>
私が思い浮かべるシルクロードは、中国の甘粛省、青海省、そして新疆ウイグル自治区だが、今回読んだ「シルクロード」はそれよりもずっと西である。想像が及ばないので、第10章最初のインド、パキスタン、アフガニスタンの地図を見ながらの「旅行」となった。

さて今回の旅は、読んでいる方も疲れた。
著者の疲労がそのまま乗り移ってしまったかのようだ。時には退廃的ムードも漂い、こちらまで不安定な気分になる。その土地の人たちが親切にしてくれても、それを素直に受け入れられず、うるさいと思ってしまう、というのだ。著者はそれを「末期的」と表現している。そんな心理状態でも、時にはホテルの客引きをやっている。彼のバイタリティは並ではないだろう。

日本人の知人夫妻を訪ねるためホテルに電話をかけまくる姿は、何となく想像できる。ほとんど本能で動いていたのだろう。ご馳走してもらう、ただそれだけのために、奔走する。はっきりホームシックとは言わないが、それに近い気持ちが感じられた。

ところで本書で頻繁に登場する「ヒッピー」とは、どんな人たちなのだろう。文章だけ読んでいても、姿かたちは想像がつかない。そして現在、彼らはどんな生活を送っているのだろう。今では「ヒッピー」は死語と言えるだろうか

このシリーズは、著者の心理状態が読み手に大きく影響する。
第1巻の心躍るような文に、またお目にかかりたいものだ。

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