セカンドウィンドⅡ : 夢の国・亞洲文化宮

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セカンドウィンドⅡ

20100507

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著 者: 川西 蘭

出版社: ジャイブ株式会社
     (ピュアフル文庫)

刊行年: 2009年1月








<あらすじ>
溝口洋は南雲学院高等部の自転車部員。寮では運動部生とエリートクラス生との同室と決まっている。一年時のルームメイト浅月翠が海外に転校した後、後藤という気難しい生徒が入ってきて、気苦労が増える。洋は金剛ヶ峯自転車ロードレースで南雲真一が怪我したことがトラウマとなり、スランプに陥っていた。洋はこれまではロードの主力選手として練習していたが、コーチからサポート役を命じられ、悶々とした日々を送る。


<感想など>
銀輪の物語は、自転車と乗り手がいれば成立すると、勝手に思い込んでいる。
自転車への熱い思い、ストイックな練習風景、レースの駆け引き、体に感じる風、
流れ落ちる汗、筋肉の動き、チームメイトとの絆やライバル意識・・・。
ほかに必要なものがあるだろうか。

前編で自転車に乗る喜びを全身であわらしていた主人公が、今回は競技を学ぶ中で
とことん苦しむ。
幼なじみの田村岳からは甘さを指摘され、南雲真一からは這い上がって来い!と
叱咤される。チームメイトはみなライバルで、成果が出なければ学年を問わず
サポートを命じられる。実に厳しい世界だ。
携帯電話禁止、体重を管理するための食事制限、そして勉強。彼らは常に追い込まれ、
息抜きの暇もない。まるで修行僧のようだ。「何でそこまで頑張るの?」なんて愚問かも
しれないが、それでもききたくなった。
自転車競技を知らない私も、彼らと一緒に汗をかいているような気持ちになる、
だから、主人公が苦しんでいると自分も苦しい。
きっと道は開けるはずだと、言い聞かせるようにして読み進んでいく。
それがスポコン小説の楽しいところだ。

今回はキャプテンの南雲真一の相手役として、政界のお嬢様が登場する。
貫禄があり、将来大物になりそうな女性である。しかし残念ながら魅力を感じない。
どちらかと言えば邪魔者である。(申し訳ないが。)ほかにも幼なじみの友人や、
女性ライダーが登場するが、いずれもとってつけたような感じで記憶に残らない。
自転車部員や家族を特化して描いてもらった方がすっきり楽しめる気がする。
ライダーの身体同様、余計なものをそぎ落としたシンプルな構成を期待していたのだが。

とか何とか言いながら、Ⅲが待ち遠しい今日この頃。
長編になればそれなりに登場人物を増やさないと間延びしてしまうのだと思う。

こんな予想を立ててみた。
溝口洋は国際レース(ツール・ド・フランス?)に出場する。
南雲真一は彼に資金援助する。
競技場では母や浅月翠が応援している。
後藤は洋のコーチ兼マネージャー的存在。やがて国際舞台で活躍。
恋の行方は…こればかりはわからない。

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