狼災記 : 夢の国・亞洲文化宮

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狼災記

20100405

   

2009年/中国/1時間31分(台湾版DVD)
監 督  田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)
英 題  WARRIOR AND THE WOLF
原 作  井上 靖『狼災記』
出 演  オダギリ ジョー  マギー・Q  庹[广/廿/尺]宗華(トゥオ・ツォンホワ)

<あらすじ>
二千年以上前の中国大陸辺境の地。陸沈康(オダギリジョー)は国境に駐屯する部隊の
新兵だが、戦闘が嫌いである。将軍の張安良(庹宗華)は軟弱な彼を厳しく訓練する。
やがて張安良は、陸沈康が赤ちゃん狼を可愛がる姿から、その心根の優しさに共感し、
2人の間に絆が芽生え始める。
戦争嫌いの陸沈康だったが、ある体験をきっかけに殺戮の道をひた走るようになる。
そしてカレ族の女性(マギー・Q)と出会う。
<感想など>
わが家にもようやく地デジ対応TVがやってきた。最初に観たのがこの作品である。
やはり今までとは格段に違う!! といっても劇場の迫力には負けるだろう。
作品の見せ場である大自然の猛威や美しさ、さらに狼の躍動感は、是非大スクリーンで
堪能したいものだ。
手元には原作がある。原作、映画のどちらを先にしようかと迷った末、映画の方に決めた。

兵士が赤ちゃん狼をペットのように可愛がる姿や、戦闘を恐れる姿には、違和感があった。
今まで鑑賞してきた歴史、戦闘もののイメージが拭いきれないからだろう。
戦闘場面よりも、一兵卒の心情の変化に焦点を当てて描いているように思える。

原作では、主人公陸沈康は勇猛果敢で、張安良とは対等な友情で結ばれた関係にある。
また、カレ族の女性と心を通わせる過程については、原作では自然な成り行きだったが、
映画では「きっかけ」を挿入している。
映像化するには人間関係や物語に起伏を持たせる必要があったのだろう。

残念なのは、オダギリジョーとマギー・Qの着ぐるみ姿が見られなかったことだ。(笑)
原作を先に読んでいたら、2人が狼に変身するところではCGを使うのか、などと
想像しただろう。
原作には、人が徐々に狼になっていく姿、狼となった陸沈康が張安良に話しかける場面が
出てくる。
狼として生きることを選んだ主人公の心情、旧友と会った彼の複雑な気持ちは、
原作の大事な部分だと思うだけに、ちょっと残念。
しかしよく考えれば、変身シーンや着ぐるみ姿を入れたらこれまでの荘厳な雰囲気が、
がたっと崩れるような気もする。
2匹の狼が戯れる様子は、よくカメラがとらえたなあと、ため息が出るほど素晴らしい。
この展開でよかったのだと思う。

公開が待ち遠しい。

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