潜 伏 第25集~30集(終) : 夢の国・亞洲文化宮

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潜 伏 第25集~30集(終)

20100403

   

2009年/中国/全30話/10DVDs(中国版DVD)
監 督  姜 偉
原 作  龍 一『潜伏』
語 り  涂 涛
出 演  孫紅雷(スン・ホンレイ) 姚 晨(ヤオ・チェン)
     馮恩鶴(フォン・エンフー) 呉 剛(ウー・ガン) 
     朱 杰(ジュー・ジエ) 祖 峰(ズー・フォン)
     馬軍勤(マー・ジュンチン) 王 毅(ワン・イー)
     曹炳琨(ツァオ・ビンクン) 陸 羽(ルー・ユィ)
     孫 嵐(スン・ラン)

<あらすじ>
翠平(姚晨)は、傷ついた女性(孫嵐)を介抱した事を、余則成(孫紅雷)に報告。則成は謝若林(曹炳琨)の関与を知り、翠平との会話が録音されていると推測。同朋の廖三民(王毅)を使って、謝若林を消し、さらにこの女性、許宝風を逮捕。李涯(祖峰)が録音テープを入手したことから翠平と自分が捕らえられるのを想定し、尋問に対する受け答えを翠平に教える。

2人は李涯に捕らえられ尋問にかけられる。しかし獄中で許宝風が朗読させられたテープの内容から、則成と翠平の嫌疑は消え、釈放される。ラジオからは、人民解放軍による解放が近いことが告げられる。

国民党の形勢が不利であることを呉支部長(馮恩鶴)は悟っていた。そんな中、李涯は潜伏要員として動き始める。則成は策を練って国民党要人を捕らえ人民解放軍に渡す。天津解放は偽夫婦の別れの時だ。則成は翠平と2人だけで結婚式を挙げる。間もなく天津は砲弾にさらされ、翠平は出て行く。その足取りを、李涯の手下が追っていた。

則成は翠平誘拐の知らせに続き、翠平犠牲の情報を得る。共産党からは即時撤退の命令を受けるが身動きが取れない。
(ご注意:これ以後はラストに関するネタバレを含んでいます。)
翠平は軟禁された小屋に爆発物を仕掛け、間一髪で逃れる。やがて国民党の要人の家に雇われるが、間もなく家人は広州へ逃げることに。夜、彼女は車から余則成の姿をとらえる。見つめあう2人。しかし互いに近づくことはできない。

則成は呉支部長になかば強制的に飛行機に乗せられる。広州での商売を手伝って欲しいと頼まれたのだ。ところが機内で突如、呉支部長とともに台湾での任務を命じられる。
中華人民共和国成立後、翠平は陳桃花と改名する。やがて女児を出産。則成との間にできた子である。
一方、則成は再び偽装結婚を命じられる。相手は何と晩秋(朱杰)だった。

<感想など>
後半は怒涛の勢いで鑑賞。いつもの通り、観終わったらぐったりである。
ほんとうに面白いドラマだった。
最後に主人公余則成の頬を一筋の涙が流れる。翠平との結婚式を思い出しているのだが、
同時に、自分の数奇な運命も思い返していたのではないだろうか。

余則成は最初国民党員だった。しかし共産党の上層部や恋人が早くから彼に目をつけ、
引き抜きを仕掛けるのである。
彼自身の決心もあり晴れて共産党の傘下に。新たな任務は国民党へのスパイ活動だった。
偽装結婚の相手、翠平とは長い時間をかけて愛を成就させる。偽夫婦とはいえ、この間が
彼にとっていちばん人間的で、幸せだったのではないだろうか。
まさか、大どんでん返しが最終回にあるとは思いもしなかった。
呉支部長が余則成の真実を見抜いていたと知っただけでも驚きだったのに、
まさか2人そろって新たな命令を受けるとは…。
余則成は永遠に潜伏する運命にあるのか。あまりにも過酷だ~
一方の呉支部長は、政治とは無関係の余生を過ごしたかったはず。彼の場合、
余則成という逸材を生かしたことが、この結果につながったわけだ。
余則成はどんな環境にいても命を守られる運命にあるのではないかと思えてくる。

翠平のキャラクターはとても楽しめた。最初粗野だった女性が、回を重ねるごとに
輝いてくるのである。その根底にあるのは「夫」への愛だ。
偽夫婦なのに彼女は「夫」に強烈なやきもちを焼き、「夫」はその気迫にたじたじとなる。
その一方で「妻」は「夫」の教えには素直に従う。
「夫」の状況をいち早く察知する翠平の勘のよさ、回転の速さが気持ちよかった。
生き延びれば必ず会えるときが来る。
未練を断ち切るかのように、振り向きもせず去っていく翠平は、颯爽として素敵だった。

晩秋もまた運命に翻弄された1人といえよう。しかし彼女の立場がいま一つ理解できない。
最後、偽装結婚の相手として窓の外に現れた晩秋は、恋人への気遣いを見せていた。
彼女もまた、その相手と引き裂かれたのだろうか。
かつては気持ちを通わせたことのある則成と晩秋。しかし結婚写真を前にした2人の
表情は複雑だった。

物語の中で気の毒な人物といえば、李涯が思い浮かぶ。
上昇志向が強く、支部長の信頼を得たくて、手柄を立てようとする。
その手柄とは、余則成と翠平が共産党のスパイである証拠をつかむことだった。
しかし、これをつかんで支部長に見せても、認めてくれない。
そりゃ、そうだ。支部長は余則成に全幅の信頼を置いているし、第一、
党内抗争そのものが嫌いなのだから。
彼は則成を陥れようとあの手この手を使うものの、則成の方が一枚上手で、逆に自分の
首を絞める結果となる。
最初のうちは、才覚ある人物に見えた李涯だったが、則成への恨みが増すにしたがって
狂気の様相が強くなっていく。
あの才覚を別の場所で生かせれば幸せになれたはずなのに。

登場人物はそれぞれ巨大な渦に巻き込まれ、選択の余地のない人生を送る。
人が作った「党」なのに、いつしか人の力を越える力を蓄えて、すべてを
コントロールする勢力となっている。恐ろしいことだ。

特典映像では、出演者たちが「脚本が秀逸。視聴者に受けるはずだ。見始めたら
チャンネルを変えたくなくなるよ」などと口をそろえて絶賛していた。
日本語版を出しても成功するのではないだろうか。

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