大秦帝国  第6集~10集 : 夢の国・亞洲文化宮

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大秦帝国  第6集~10集

20091209

          

2006年/中国/ 全51回(中国版DVD)
監 督  黄健中(ホアン・ジエンジョン)/ 延 芸(イェン・イー)
原 作  孫皓暉『大秦帝国 第一部 黒色裂変』
英 題  The Qin Empire
出 演  侯 勇(ホウ・ヨン) 王志飛(ワン・ジーフェイ) 呂 中(リュイ・チョン)
      高圓圓(ガオ・ユエンユエン) 于 洋(ユィ・ヤン) 尤 勇(ヨウ・ヨン)
      孫飛虎(スン・フェイフー) 慮 勇(ルー・ヨン)  王 輝<ワン・ホイ>
      斉 芳(チー・ファン) 李立群(リー・リーチュン) 杜雨露(ドゥ・ユィルー)
      姜化霖(ジアン・ホァリン) 郭常輝(グオ・チャンホイ) 侯祥齢(ホウ・シアンリン)

<あらすじ>
魏国との戦いでますます弱体化した秦国では、国土割譲への不満が噴出していた。これに対し、孝公(侯勇)は自分の氏族贏氏の封地を他氏と交換する案を出す。また国王一家は財産を国庫に寄与するなど、国民の信頼回復に努める王を援護する。

紀元前361年、魏国では将軍龐涓<ホウケン>(尤勇)を中心に、秦国を六国で分割する策が進められる。しかし他国は不公平なこの案に不満を抱き、後に決裂する。

秦国内には商人を装った諜報員が潜入していた。孝公は景監(于洋)と熒玉(斉芳)に、密使として魏国の動きを探る任務を命ずる。熒玉は男装して「黒林<ヘイリン>」の別名を使う。

魏国の丞相公叔座(杜雨露)は魏王(李立群)に、自分の後継者として衛鞅(王志飛)を推薦するが、王は認めない。そんな王に公叔座は「衛鞅を他国に行かせてはならない」と言い残す。公叔座は死の床で衛鞅に逃げるよう忠告する。
公叔座の死後、公子卬(王輝)は、強硬論を唱える龐涓に取り入って丞相の任を希望する。魏王と龐涓の間では、対秦国対策での意見相違が決定的となった。

景監と熒玉は、白雪(高圓圓)が経営する店舗「洞香春」で衛鞅の行動を監視する。龐涓も衛鞅の人物像をつかむため、知識人と議論させたり自ら衛鞅の住居に行ったりするが、衛鞅は己の才を隠すのだった。

<感想など>
オープニングテーマの勇壮なメロディが耳について離れない。5回分を収録したDVDのトップに流れるこの曲を何回も聴いたわけではないが、すぐ覚えてしまった。大河ドラマを連想させる曲調で耳に残りやすいのだろうか。「いよいよ始まるんだ!」と胸が高鳴る。
山場は、ダイジェスト版にも登場した大きな碁盤の周りで展開する。
さて、今回も気になる登場人物を挙げて考えていこう。

孝公(侯勇)
登場人物の中で、泣く場面が最も多いのはこの人ではないだろうか。そして何のために泣くかといえば民衆のため、国のためだ。どこまでも正直で一本気なところを見ると、やっぱり王様はこうでなくちゃ、と思う。今回興味を引いたのは、秦が30以上の氏族により構成される集団である点だ。その中心が王一族の贏氏。古来からの法により王に逆らった者を処刑してしまう。また、贏氏独自の文字も残っており、孝公の妹で密使の「黒林」は王家だけに理解できるこの文字を暗号として用い密書を送る。このように各氏族には独特の習慣があったようだ。各氏族集団が一つの村、一つの歴史を形成しているように思えた。
王は身分を隠して石工のもとに行き、巨大な岩盤に「国恥」の2字を刻字するよう依頼する。そして彫らせた文字の中に自分の血を流し、息も絶え絶えに…。ひぇ~、ここまでするとは…。

公叔座(杜雨露)
自分の職務に忠実な丞相。龐涓の策に従えば魏国は孤立すると指摘した上で弟子衛鞅を推薦。彼が魏国で登用されず他国へ行けば、その国が強大になり、魏国の行く末が危うくなると考えている。衛鞅を認めないなら殺せ、とまで言うが、魏王にはその真意が伝わらない。弟子衛鞅を愛しているのにここまで言うとは。この時もし魏王が衛鞅を登用していたら歴史は変わっていただろうか。とても好きな人物なのに今回限りなのが残念。

龐涓<ホウケン>(尤勇)
狸親父!! 早く秦を滅ぼしたくて6国を誘って秦分割の協議をする。しかし実は自分だけが利益を得たいのだ。魏王には公叔座の真意が伝わらなかったが、この人にはよ~くそれが理解できた。何せ自分の利害が絡むことだから。いろいろな人に衛鞅を監視させ、彼を分析、評価する。そして自らも彼の住居を訪れ、結局一筋縄ではいかない人物と考える。そういうところは、魏王に比べると数倍鋭い。衛鞅が「現在秦を分割するのは得策ではない。秦には一箇所退路を与え、徐々に弱体化させる方法がよい」と言ったら、後で彼を呼び出して賛同の意を伝える。あれ、秦を滅亡させるつもりではなかったの? この賛同は真意か、それとも衛鞅の出かたを見る作戦? 挙句「虚職軍令司馬」の位を衛鞅に与えると言う。何なのだ、この「虚」とは?

衛鞅(王志飛)
白い衣装と真意を隠すような微笑が印象的な人。ダイジェスト版を見たときと違って、かなりときめいてしまった。今の時点で彼に魏に仕える気はあるのか。議論になったときに唱えた「秦国弱体化論」には、魏国側をくすぐる意図があったのだろうか。それともつい本音が出てしまったのだろうか。秦魏両国の密使を牽制しながら、情勢の行方を見守っているようだ。この人もまた、龐涓<ホウケン>とは違った意味で狸親父(いや、兄さんだ:笑)である。龐涓<ホウケン>の言葉「ここを離れてはならない」の意図はわかっているはず。お師匠さんの墓守をのんびりやっている場合ではないぞ!! 今後の展開はわかっているものの、早く逃げろ!と言いたくなる。

景監(于洋)
ダイジェスト版のときにはあまり印象に残らなかったが、今回はかなり注目しながら見ていた。なぜなら、密使としてあまりにも順調だからだ。魏の公子卬(王輝)の自宅で商人の振りをして信頼を勝ち取り、「黒林」もきちんと仕込んでいる様子。衛鞅が「秦国弱体化論」を唱えるのを聞いて激昂したところが珍しく感情的だった。爛々と輝く眼に引き付けられた。

公子卬(王輝)
物語には必ず「この人いや~」という苦手人物が登場するが、この人がまさにそれ。魏王にすり寄ったり、龐涓<ホウケン>に丞相の位をおねだりしてみたり。自信過剰で強欲、でも気が弱い。人間の愚かな部分をすべて引き受けてしまっているような人。こんなに嫌われる演技をしている役者さんには敬服します。

この作品には武侠テイストも感じられる。王の妹が男装して「黒林<ヘイリン>」と名乗って活躍する。後に衛鞅の恋人となる白雪も男装して、彼の将棋や議論を見守る。みえみえの男装はお約束だ。ほかにも、秦王の剣舞や、兵の乗馬の曲芸などなど。けっこう勢いのある場面が多く、こちらまで士気が高まる気分だ。

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