風声 : 夢の国・亞洲文化宮

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風声

20091129

           

2009年/中国/2時間(中国版DVD)
監 督  陳国富(チェン・グオフー) 高群書(ガオ・チュンシュウ)
英 題  THE MESSAGE
原 作  麦 家『風声』
出 演  周 迅(ジョウ・シュン)  李氷氷(リー・ビンビン)
      張涵予(チャン・ハンユー)  黄暁明(ホァン・シァオミン)
      蘇有朋(アレック・スー)  王志文(ワン・チーウェン)
      英 達(イン・ダー)  呉 剛(ウー・ガン)
      段奕宏(ドゥアン・イーホン)  朱 旭(チュー・シュウ)

<あらすじ>
1940年代初頭の中国。南京の汪精衛傀儡政権の高官が相次いで暗殺される。特務機関長の王田香(王志文)は、司令部に「老鬼」というコードネームの共産党地下党員が潜伏しているとの情報を入手、日本軍の特務機関長武田(黄暁明)に報告する。武田は電報を扱う人員に嫌疑をかけ、軍事参謀部長の呉志国(張涵予)、総司令部の白小年(蘇有朋)、電報解読員の李寧玉(李氷氷)と顧暁夢(周迅)、軍機所長金生火(英達)の5人を拘束して、過酷な取調べを行う。
「老鬼」は本当にいるのか。いるとしたら一体誰なのか。

   

<感想など>
冒頭で久しぶりに朱旭さんのお顔を拝見。(上図右側)
でも台詞はなく、わずか数分間の出演だった。
この嬉しい再会は物語の発端でもあり、以降画面から目が離せなくなった。

「老鬼」な誰? 各人物の一挙一動を見逃すまいと思うと、心臓が高鳴る。
「老鬼」は共産党員であるから、物語上「正義」の側の人間であるはず。
なのに、前半はなぜか「老鬼」=犯人=悪者、のような錯覚にとらわれる。
国の立場からみれば「老鬼」以外みんな敵。登場人物の大半は敵の立場?
不思議な感覚だ。

黄暁明は日本人役で、日本語は吹き替えである。こんな悪役で大丈夫なのだろうかと、
心配になってくる。こういう役柄を人気俳優が演じること自体驚きである。
しかし武田の背景が明らかなると、クールな表情の裏で渦巻く激しい思いが迫ってくる
ようで、このキャスティングに納得できた。

暗号の文字がスクリーンから飛び出してくる。確かに解読できたときは、文字が
あのように浮かび上がってくるような感じなのだろうな、と思う。ミステリアスな
雰囲気が一層増す。

5人それぞれが謎めいていて、誰が「老鬼」でもおかしくない。出演者それぞれの存在感が
光っていた。蘇有朋が演じたのは昆劇の元劇団員で、どうやら女形のようだ。今までに
見たことのない色っぽい所作が印象的だった。

殺された者、自死した者、生を貫いた者、救われた者。
登場人物の運命はさまざまだ。終盤は「老鬼」の言葉が重く響く。
勧善懲悪ではなく、「老鬼」の生きざまを称えることに意義を持たせた作品だと思う。
最後まで目が離せない、ハラハラドキドキの2時間だった。


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