チョコレート・ラップ : 夢の国・亞洲文化宮

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チョコレート・ラップ

20091005



2005年/台湾/1時間23分(TV視聴)
監 督  李啓源(リー・チーユエン)
原 題  巧克力重撃
英 題  Chocolate Rap
出 演  陳信宏(チェン・シンホン) 雅妍(メーガン・ライ)
      黄柏青(GINO) 唐振剛(タン・ジェンガン) 陳慕義(アキオ・チェン)

<あらすじ>
ヒップホップの大好きなチョコ(陳信宏)は氷切り職人の父(陳慕義)と二人暮らし。その父は息子がダンスに熱中するのを快く思っていない。チョコは才能のあるパチンコ(黄柏青)と共にヒップホップの世界を駆け上がっていく。ところが絶頂期にバイク事故で足を負傷。ダンスに見切りをつけ、父の仕事を手伝い始める。やがてピアノに打ち込む少女アリー(雅妍)から「ダンスはあなたにとって一番の表現手段」と指摘され、チョコはかつて練習に励んだ川原に行く。太極拳の練習を始めるチョコ。そんな彼の動作を、キングコング(唐振剛)という青年が熱心に真似ていた。

<感想など>
是非とも大画面で観たい作品。
若者たちのストリート・ヒップホップダンスが画面いっぱいにはじけ、彼らの汗が、
波しぶきが、心の叫びが、スクリーンを突き破って飛び込んでくる。
彼らの背景に広がるのは、暗い中に横たわる鉄橋、台北の街並み、そして白い砂浜…etc…。
ハイテンポな動きを、緩やかな遠景が温かく見守っているようだ。

ピアノに打ち込む少女の語りによって物語は進行する。
ダンスや少女のピアノ、さらに氷を切る風景など、どの構図も一枚の絵になっていて、
切り取って持ち帰りたいほどだ。
特に、夜の海辺でチョコとキングコングが太極拳をする姿が素晴らしい。
2つの黒い影は、ダンスバトル、さらに浅瀬でのヒップホップへとつながっていく。
それぞれの絵が、語りや台詞といった「言葉」以上に物語の本質を語っており、いつしか
画面に見入ってしまうのだ。

才能溢れるヒップホップダンサーが、一時の栄光を捨て、ダンスの本質を追い求める物語だ。
目立ちたい、有名になりたいといった動機で打ち込んだダンス。
ところが怪我をしたとき、彼はふと現実に目を向ける。
もう25歳だ。
氷を切る技術を、父から叩き込まれるチョコ。
その前に父が氷を切る刀で剣舞をする姿が映し出される。父の仕事に対する心意気が
伝わる場面である。(ちょっと滑稽でもあるのだが…)
氷にはそれぞれ違う表情があり、最良の方法で扱わなければならない。
父の後姿から学んだことが、再びダンスを始めたチョコの糧となる。
そんな息子の心境の変化を知った父は、一転、彼を応援する立場となる。
会話の少ない父子だが、作業場やトラックでの2人からは強い絆が感じられた。

何のためにダンスをするのか。
物語を貫くこの問いに対して、若者が最後にダンスで答えてくれる。
それは答えというより、彼ら自身の生き方だと思う。
チョコ、パチンコ、キングコングそれぞれのダンスに対する思いは、どれも納得できた。

はじけるような若者の姿をとらえた映像に、ときめきを感じる今日この頃。
明るい未来が予想される作品をたくさん観たいものだ。

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