九月に降る風 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

九月に降る風

20090914


2008年/台湾・香港/1時間47分(劇場で鑑賞)
監 督  林書宇(トム・リン)
原 題  九降風
出 演  鳳小岳(リディアン・ヴォーン) 張 捷(チャン・ジエ)
      初家晴(ジェンファー・チュウ) 王柏傑(ワン・ポーチエ)
      邱翊橙(チウ・イーチェン) 沈威年(シェン・ウェイニエン)
      林祺泰(リン・チータイ) 李岳承(リー・ユエチェン)
      寥敏雄(リャオ・ミンシュン) 陸奕静(ルー・イーチン)
      曾志偉(エリック・ツァン)

<あらすじ>
1996年の台湾。竹東高校の仲良し7人組は球場で騒いだり、夜中のプールに侵入したり、屋上で弁当を食べたりと、楽しい日々を過ごしていた。メンバーは、イェン(鳳小岳)をリーダーに、勉強の得意なタン(張捷)、イェンを慕うチンチャオ(林祺泰)、2年生に2度落第したヤオシン(王柏傑)、ヤオシンの弟分ポーチュー(沈威年)、フィギュア好きのチーション(邱翊橙)、そしてムードメーカーのチョンハン(李岳承)だ。彼らはしょっちゅうクン教官(陸奕静)に説教されていた。

<感想など>
不良と呼ぶには可愛すぎる7人組である。
こんな印象を受けるのも、頭のどこかで日本の高校生と比較しているからだろう。
ネーム、番号、校名入りの制服を着て、学校側が眉をひそめる行動を堂々と行う男の子たち。
「俺たちはフツーの奴らとは違うんだぞ!」と、わざと目立つ行動をとるところが、かえって
憎めないのである。
彼らはそれぞれ性格が違うし、学年もばらばらだ。同じクラブに所属しているわけでもない。
そんな7人がどういう経緯で集まるようになったのかはわからないが、いつもつるんで、
たまり場を作って、愉快な時間を共有している。
イェンのガールフレンド、ユン(初家晴)でさえ、グループの中には入っていない。
完全に男の子だけの世界なのだ。
思いっきりはじける彼らを見ていると、一緒に遊びたくなってくる。
自分が男だったら、当時の台湾球界の事情を知っていたら、ポケベルの経験があったら…。
もっともっと共感できたかもしれない。

主役はイェンとタンの、性格の全く違う2人だが、印象に残るのは、ヤオシンと
チョンハンだ。
ヤオシンはポーチューの嘘と裏切りに怒りを爆発させる。
やり場のない怒りをぶつける姿は圧巻で、汗と涙がスクリーンから飛んでくるようだった。
一方、チョンハンはいじられキャラだ。からかわれながらもユーモアを存分に発揮して
グループの中で独特の存在感を示している。
こういう子はどのクラスにもいるのではないだろうか。

ところで、この物語でどうしても頭から離れない人がいる。
子を亡くした父親(曾志偉)だ。大きな背中いっぱいに哀しみをたたえ、立ち昇るタバコの煙に
むせそうになった。
いつまでもあの父親の背中が胸に去来して、感動の結末、というわけにはいかなかった。

ところで、タン役の張捷は李康生監督の『迷子』で迷子を演じた少年だと知って
思わず「え~っ」と言ってしまった。
子供の成長の早いこと…。

        ↑
すみません。訂正です。張捷が演じたのは中学生とのことです。

そして今回教官役の陸奕静。『迷子』の時よりずっと若い。
なお、邱翊橙は『愛到底』に出演していた可愛い男の子だ。

7人の仲間たちがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみである。

trackback

九月に降る風 :龍眼日記 Longan Diary

1996年台湾の地方都市、新竹の高校。 同級生の恋人がいながらナンパがやめられない希彦(イェン) (鳳小岳:リディアン・ヴォーン)、 希彦の恋人に思いを寄せながらも親友を裏切ることはできず 思いを胸に秘め続ける生真面目な湯(タン)(張捷:チャン・チエ)、 ...

「九月に降る風」 :TK.blog

『九月に降る風』  九降風  WINDS OF SEPTEMBER 製作年:2008年 製作国:台湾/香港 監督:トム・リン(林書宇) 出演者:リディアン・ヴ...

コメント

風が吹いていました

孔雀の森さん、こんにちは。
いい映画でしたね。
絶えず風が吹いているような瑞々しい作品でした。
私も湯が「迷子」の子供だったと知った時には腰を抜かしそうになりました。
時の流れってどれだけ早いの~。(笑)
そうそう、教官役であの時のおばあちゃんもいて久々の再会っていう感じですよね。
それほどクローズアップされてはいなかったですが超人の希彦に対する思いというのも
少しばかり切なかったです。

その後の少年たちは?

sabunori さん、こんばんは♪
あの年代の男の子の行動って、女の子から見ると
「ばかだな~」っていうことになるのですよね。
でも心の底ではかなりうらやましかったりして。
あれから十数年たって、彼らはどんな人生を歩んでいるのでしょう。
彼らの「その後」が描かれるのかと思っていました。
でもそれがなくてかえってよかったのかも。
超人のような淡い思いも、実際にあるような気がしました。

大陸版、香港版も楽しみですね♪

こんばんは♪
この映画を関西上映すぐ観たものの、アップしようと思いつつこの連休に旅行に行っておりすっかり感想を書くのが遅くなってしまいました^^;ちなみに今回はアイルランドとオランダに♪独身で身軽なうちに行っちゃおう!と毎年旅行に行ってますが、アラフォーになる今なお独身・・・当分旅行三昧出来そう・・・嬉しいやら悲しいやら・・・どちらかと言えば悲しい(泣)。早く嫁に行きたーい!

私が10代の頃ははまさしくポケベル時代。なんだか私まで昔に戻った感じで懐かしく思えました。当時の台湾球界や男の子だったらこの映画にもっともっと共感できたかもしれないというのは同意です。それでも面白く観れたいし今後を担う若い俳優さんを堪能出来ただけで大満足でございます^^

青春というには代償がかなり大きくやりきれない思いが残る映画ではありましたが、監督・俳優さん共々今後に大期待持てる作品だったかなと思います。

最後に例のお約束・・・
ヤオシン役の王柏傑くんに惚れちゃいました(笑)。いや~、彼は男前ですわ。私は今後も彼には大注目です♪

ヤオシン、いいですよね~

TKATさん、こんにちは♪
アイルランドとオランダですか!私にとっては、地球の果てのようなイメージです。きっと素晴らしいところでしょうね。
まだアラフォーのTKATさんが羨ましいです。
まさに油の乗っているこの時期!どんどん遊んじゃいましょう!!

「ポケベルで集合!」していた年代は限られているような気もします。
あれからすぐにPHSや携帯電話に移行したのではないでしょうか。
だからこそ、共感する感覚はとても尊いと思うのです。
私はこの年代よりは多少(?)上ですが、こんなふうにはじける彼らは見ていて気持ちいいですね。

>青春というには代償がかなり大きくやりきれない思いが残る映画
確かにそうですね。でも彼らは確実に成長しているという実感がありました。おっしゃるようにスタッフ・出演者の今後に期待したいですね。またこのメンバーをどこかの作品で目にする日も近いのでは?と思っています。

>ヤオシン役の王柏傑くんに惚れちゃいました(笑)。
いいですよね、彼。出演作のチェックを始めましょうか(笑)。
非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。