恩田 陸『ドミノ』 : 夢の国・亞洲文化宮

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恩田 陸『ドミノ』

20090909


 出版社: 角川書店(文庫)


 刊 行: 2004年1月





<内容・感想など>
あらすじを書こうとしたが無理であることがわかった。
数え切れないほどの登場人物が全100章を縦横無尽と駆け抜ける。
主人公は、作者が冒頭に紹介する27人と1匹。
次々と現れる新キャラにどんな関連性があるのかさっぱりわからなかったが、
ページが進むにつれそれぞれの輪郭がはっきりと見えてくる。
面白い、これはかなり面白い! 
次の展開が気になって、時間もかまわず読みふけった。


舞台は東京駅周辺。
後になって、登場人物と駅構内の見取り図は最初に把握しておけばよかったと思った。
老舗<どらや>の紙袋が2つ。これが入れ替わったのが事の発端だ。
一方には吾妻俊策の俳句仲間へのお土産が、もう一方には川添健太郎の「試作品」が入っている。
この試作品、とても危険なものらしい。
本当に、みんなが予想するとおりの物なのだろうか。(何か違う気もするのだが…)

関東生命八重洲支社の額賀営業部長は、無事に契約金を運んでこられるだろうか。
同社事務職員の田上優子は、お気に入りのお菓子をみんなに配れるだろうか。
鮎川麻里花はオーディションに受かるだろうか。
結城正博は浅田佳代子に別れ話を切り出せるだろうか。
東日本ミステリ研究会の次期幹事長は誰の手に?
ダリオは無事飼い主の元に戻れるだろうか。
吾妻俊策は俳句仲間に会えるだろうか。
映画「ナイトメア」のラストは?

こんな疑問を発する間に、どらやの紙袋はあっちこっち飛び交い、関係のない人々が、
東京駅に続々と集まってくる。
警察官も配備され、テレビ局のクルーがカメラを回す。
同じ柄の紙袋が入れ違ったばかりに…。

読書というより、映画のドタバタ劇を観ているようだった。
映画化が実現したら、エンドクレジットが長くなりそうだな。

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