海堂 尊『ジェネラル・ルージュの伝説』 : 夢の国・亞洲文化宮

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海堂 尊『ジェネラル・ルージュの伝説』

20090713


 出版社:宝島社


 刊行年:2009年3月



<主な内容>
・『ジェネラル・ルージュの伝説』
  速水晃一が「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるいきさつが書かれた物語
・『海堂尊以前/以後1961~2009』
  著者の経歴。表題は、作家活動を始める以前、始めた後の意味。
・『自作解説』
  これまでに書いた19作品についてのエピソード。
・『海堂尊ワールド』
  全登場人物表、登場人物相関図、桜宮市年表、用語解説など、海堂作品の
  背景が一目瞭然。

<感想など>
『ジェネラル・ルージュの伝説』では、今までの作品で詳しく知りたいと思ったことが絶妙のタイミングで描かれており、嬉しくなった。
その一つは、いつも眠たそうな猫田さんが一目置かれている理由である。
デパート火災で搬送されてくる患者であふれかえり、修羅場と化した東城大学病院。このときの司令塔が速水だったのは周知の事実だ。今回は、速水が指揮をとる決心をしたきっかけが、猫田の一言だったことがわかる。花房美和との関連も明らかになり、驚きの連続だった。
恐るべし、猫田さん!!彼女の経歴も知りたくなった。
もう一つは、以前の作品で、速水と水落冴子が旧知であり、特別な関係性(男女のではない)をにおわせていたことだ。
速水と冴子はいったいどんな過去を共有しているのか…。これが気になって仕方がなかった。
今回、速水は冴子の命の恩人で、彼女に大きな約束をさせたのを知った。
この後の彼女の歩みを是非知りたい。
冴子と、ザックこと城崎との出会いも描かれ、ドラマチックな展開に胸がときめいてしまった。
彼のイメージを思い描いていたら、ふとGacktの姿が浮かんだ。
城崎とGackt。ドンピシャではないか!!(勝手に盛り上がっている私…)

『自作解説』の中では、『ナイチンゲールの沈黙』に対する作者の思いが印象的だった。
前作『チーム・バチスタの栄光』と比較され、酷評が多かったが、自身は好きな作品の一つだという。
実は、私は今まで読んだ中で『ナイチンゲールの沈黙』が一番好きだ。
牧村瑞人クンの陰りと看護師の浜田小夜の謎めいた歌声が鮮烈で、2人の未来が気になって仕方がなかったからだ。この望みは『夢見る黄金地球儀』でかなうが、ここでの2人は出番が少なく消化不良気味。いつの日か、ぜひ主役級でとりあげてほしい。

『全登場人物表』には、五十音順に並んだ各登場人物について、所属、簡単な紹介、登場した作品が載っている。端役も漏らさず記載されており、記憶にない人々が非常に多い。こんなふうにブログを書くときには大変便利な資料である。

海堂氏は作品の中で、登場人物にAi(死亡時画像病理診断)の必要性を語らせている。
そして自身が実際にこの活動を精力的に行っていると知り、氏のバイタリティに頭が下がる思いだった。
未来のことを書いているつもりが、すぐ現実的になる場合もあるという。著作から近未来の医療が見えるとは面白い。
今後の作品にますます興味がわいてきた。

trackback

「ジェネラル・ルージュの伝説」 海堂尊 :TK.blog

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コメント

速読法 トレーニング

速読法を身に付けるトレーニング方法のサイト管理人です。
私はジェネラル・ルージュの伝説は読んだ事、ありませんが、
面白そうな本ですね。☆応援☆

速読法 トレーニング 管理人さま
機会がありましたら『ジェネラル・ルージュの伝説』も
読んでみてくださいませ。

やっと手元にきました!

図書館で借りたこの本ですが、手元に置いておきたい1冊ですね^^
登場人物相関図がそろそろ欲しいなと思っており、また海堂さんの
それぞれの作品に対する想いを知ることができ良かったです。

>城崎とGackt。ドンピシャではないか!!
言われてみれば確かにドンピシャだ!!冴子と城崎、冴子と速水、
こんな出会いをしてたんですねぇ。
海堂さんの著書には気になる登場人物が多すぎて記憶力が悪い私には
時々『夢見る黄金地球儀』の中の牧村瑞人クンと浜田小夜のように
登場させてくれると嬉しいです♪♪

ちなみに今後のために登場人物相関図のページだけコピーをし
図書館に返却しました(笑)。

私も手元に置きたい!

TKATさん、こんばんは♪
読んでから半年が過ぎて、だいぶ忘れてしまいました。
TKATさんのレビュー&コメントで、なんとか記憶を
呼び覚まそうとしています。(笑)

そうそう、デパート火災の場面は映画で鑑賞しており、
今思い出そうとすると、読んだところと観たところが
ごちゃごちゃです。
というわけでTKATさん、私の前でご自分の記憶力が
悪い、なんて言ってはいけませんよ。(笑)

新しい作品で以前の登場人物が出てくると嬉しくなりますよね。
記憶からはじかれたところを少し補ってくれることもあって。
牧村瑞人クンと浜田小夜サン、また出てきてくれないかな…。

>登場人物相関図のページだけコピーをし 図書館に返却しました
おお!!私もそうすればよかった!!

今度はどんな作品に出会えるか楽しみですね♪
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