真心話 : 夢の国・亞洲文化宮

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真心話

20090611



1999年/香港/1時間43分(レンタルDVD)
監 督  爾冬陞(イー・トンシン)
原 題  真心話 / The Truth about Jane and Sam
出 演  何潤東(ピーター・ホー) 范文芳(ファン・ウォン)
     銭嘉樂(チン・ガーロッ) 鄭佩佩(チェン・ペイペイ)



<あらすじ>
サム(何潤東)は新米の雑誌記者。不本意ではあるが、ゴシップ記事を書くために日夜奔走していた。そんなある夜、一人の少女が通りすがりの男性に金を無心しているのを目撃し、後をつける。彼女の名はザン(范文芳)。飲酒、ドラッグにはまり、素行は極めて悪いらしい。サムはドキュメンタリー記事で取り上げようと彼女の私生活に近づいていく。やがて、愛に飢えているザンは自分を心配してくれるサムに惹かれ、サムはザンの内面に隠された優しさに触れて愛おしく思うようになる。


<感想など>
お互い惹かれあってもハッピーエンドなんて無理!
こう断言できるほど、違いすぎる2人である。
ところがそんな予想を覆してしまうほどのエネルギーが湧いてくる。

サムは両親の愛を一身に受け、教育環境にも恵まれて、伸び伸びと成長した。ゴシップ記事を書かされることに抵抗はあるけれど、一生懸命仕事に取り組んでいる。未来は希望に満ち溢れていると信じる、明るい青年である。
一方のザンは、インチキ道士の父親から逃げ、犯罪まがいのことを繰り返しながら刹那的な日々を送っている。

記事を書く目的とはいえ、サムのおせっかいは度を越している。まるで、世間知らずのボンボンが未知の世界で舞い上がっているかのようだ。やがて彼はザンの家を掃除したり、食糧を買ってあげたりする。「困っている人を見たら助けてあげよう」という彼自身に自然に備わっている道徳心から発した行為にも見える。手を差し伸べることが彼にとっては自然なのだろう。だから「偽善者」なんて言われたら不本意でやりきれないに違いない。

ザンは他人を絶対に信じない。騙し、騙されることが当たり前の生活で、「信頼」なんていう言葉は彼女の辞書にはなかった。ところが不意に善の塊が飛び込んでくる。さまざまなやり取りの末、サムを信じてもいいんじゃない?と思うようになる。

これは、裸の人間と人間がぶつかり合い、1+1=3になる物語。時には深く傷つき、時には大きな喜びを感じて、2人はたくさんのことを学んでいく。サムとザンには、境遇が違うからこその一致点があった。自分の価値観以外を知らないということだ。だから分かり合えたときの喜びは格別なのだと思う。

ほんとうにサムのような人がいるのなら、ぜひ会ってみたい。
人をあそこまで変えてしまう(本来の姿を取り戻させる)とは奇跡に近い。
パパとママが闖入してきた後、屈してしまうかと思ったが、自分を貫いたところが偉い!

10年前の作品とのことで、当時映画初出演、初主演のピーター・ホーは、まるで少年のよう。特典映像で、彼が「サムは自分と共通点が多い」と言うのをきいて、ますます好感度がアップした。

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