つきせぬ想い : 夢の国・亞洲文化宮

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つきせぬ想い

20090505

                
1993年/香港/1時間39分(イー・トンシン監督映画祭にて鑑賞)
監 督  爾冬陞(イー・トンシン)
原 題  新不了情/C'est La Vie,Mon Cheri
出 演  袁詠儀(アニタ・ユン) 劉青雲(ラウ・チンワン)
     劉嘉玲(カリーナ・ラウ) 馮寶寶(フォン・ボーボー)
     秦 沛(ポール・チェン) 張艾嘉(シルビア・チャン)

<内容・感想など>
かなり前に一度観ただけで、結末以外ほとんど知らない状態だった。
しかしラストを知っているのは大きい。ミン(袁詠儀)とキット(劉青雲)が公園で初めて会った時点で、もう涙が出そうになった。そして明るいミンを見ると悲しみがじわじわ押し寄せてくる。薬をポーンと投げて口に入れる場面では、苦しい治療を楽しむかのような健気さが胸を突いた。どんなに面白い言動も、笑ってみていられないのである。

以前はレンタルビデオで『君さえいれば』の直後に観ており、アニタ・ユンと悲劇のヒロインを結びつけることができず、素直によかった!と言えなかった。
今回は『プロテージ』の後で、彼女の初々しさが鮮烈だった。同じ女優の10数年を隔てた姿を前後して観られるのは、貴重な体験だと思う。

ミンは広東オペラ一座で母(馮寶寶)や伯父(秦沛)、その仲間たちと共に働いている。生活のための音楽は、常に民衆に寄り添っていなければならない。稼ぐ苦労を、彼女は身をもって知っている。
作曲家のキットは芸術性を追及するあまり、売れる作品を求める音楽関係者とそりが合わなくなる。恋人のトレーシー(劉嘉玲)とも別れることに。
両者の音楽に対する姿勢は全く違う。キットは広東オペラ一座と触れ合い、自分を見つめ直すことになる。
新たな発見からの再出発。悲しい現実はあるにせよ、未来への道が開けているのは幸せなことだ。

さてそのキットが、とてもかっこいいのである。いわゆるイケメンではないし、スタイル抜群でもないのに、美しいトレーシーと並んでも違和感がない。彼女はキットの服装をダサイと言うが、そんなことはない(と思う)。低音のぼそぼそ声が魅力的で、徐々にミンに近づいていくところもワクワクする。様態の悪くなったミンに寄り添う姿に切なさがこみあげ、生涯の愛を誓う場面では、思わずハンカチを握りしめる。

ところで饅頭アメってどんなお菓子なのだろう。饅頭の形をしているから饅頭アメ? 食感は?
ミンのお気に入りは確か茶色のものだった。可愛らしい半円形が印象に残る。
もし食べる機会があったら、このエピソードを思い出してじわっとくるだろう。

主人公はミンだが、キット目線で鑑賞していたことに気づいた。

コメント

饅頭アメじゃなくて砵仔糕

饅頭アメは砵仔糕が正式な名称で、ういろうのような弾力のある、米粉で作った素朴な甘さのお菓子です。茶色いのは精製していない砂糖によるもので、白いのは小豆を混ぜてあったりします。小さな小さな素焼きのお椀に入れて蒸し、買った人にはそのお椀は外して、レジ袋に直接入れられて渡されます。女生徒が買い食いしたりしてるのが香港の下町です。

アメではないんですね

香港在住者さま、はじめまして♪
詳細な説明、ありがとうございます。
これ、ぺろぺろ舐めるようなお菓子ではないのですね。
なかなか想像がつかないです。香港へ行く機会があったら
是非食してみようと思います。
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