雪の下の炎 : 夢の国・亞洲文化宮

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雪の下の炎

20090421

      
2008年/アメリカ・日本/1時間25分(劇場で鑑賞)
監 督  楽 真琴(ささ・まこと)
原 題  Fire Under the Snow
原 作  パルデン・ギャツォ『An Autography of a Tibetan Monk』 (邦題:『雪の下の炎』)
出 演  パルデン・ギャツォ  ダライ・ラマ14世  他

<内容・感想>
ニューヨーク在住の日本人監督、楽 真琴(ささ・まこと)氏によるドキュメンタリー作品。彼女は苦労していた時期にこの原作『An Autography of a Tibetan Monk』と出会って勇気づけられ、インドのダラムサラに著者パルデン・ギャツォ氏を訪ねたという。

チベット僧のパルデン氏は、1959年、28歳で投獄されてから33年間を獄中で過ごす。その間には筆舌に尽くしがたい拷問を幾度も受け、多くの仲間を亡くしている。今回スクリーンで語ったのはそのうちのごく一部なのだろう。精神的に耐えられなくなって権力に屈した者が多い中、パルデン氏が不撓不屈の精神を持ち続けられたのはなぜなのだろう。「信仰があったから」とパルデン氏はサラリと言うが、その信仰とはどれほど屈強なものなのか。61歳の今も平和活動に参加するパルデン氏の背には、頑強な筋が1本通り、これが観る者を勇気づけるのだ。

サンフランシスコでの平和活動の様子、周りの人々の証言、ダライ・ラマ14世の話、そして北京五輪開催反対を訴えたイタリアでのハンガーストライキの様子などを通し、パルデン氏をさまざまな角度から映し出している。巨大国家権力にほとんど無防備で対峙する人間の姿が、圧倒的な説得力を帯びている。

暴力で人の心を支配することの愚かさを、どれだけの人がわかっているのだろう。
チベット問題が一日も早く解決するように、と言うと軽い感じに聞こえてしまうが、亡命者が後をたたない現状は何とかならないものか。

袈裟からのぞくパルデン氏の逞しい腕と、顔に刻まれた多くの皺が、生き延びてきた強さを物語っていると思う。言葉の一つ一つが心にしみ込んでくるようだった。

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