一輪名月~弘一大師の生涯 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一輪名月~弘一大師の生涯

20090103

2005年/中国/1時間45分(レンタルDVD)
監 督  路 奇(ルー・チー)
原 題  一輪名月
出 演  濮存(プー・ツンシン)  徐若瑄(ビビアン・スー)
      李建群(リー・ジェンチュン) 劉偉明(リウ・ウェイミン)
      張光正(チャン・グァンチョン) 尹 治(イン・ジー)

<内容>
天津の名家に生まれた李叔同(濮存)は1918年38歳で出家、「弘一大師」として仏教界に大きく貢献する。本作ではその晩年までが描かれている。なお没年は1942年。
叔同は若い頃から音楽、美術、文芸に親しみ、大学時代には蔡元培、黄炎培らの進歩的な思想に感化を受ける。結婚し息子も生まれるが、母(李建群)の葬儀を西洋式で行ったことから親戚の反発を買い、故郷を離れ日本へ留学する。日本では美術、演劇に熱中。そんな折雪子(徐若瑄)と出会い結婚、共に中国に帰国する。大学で教鞭をとるが様々な障壁にぶつかり苦悩する。そんな中突如出家を決意し、妻とも別れる。
仏門に入ってからは大虚大師(劉偉明)、印光大師(張光正)の教えを受け、膨大な研究書を記して後輩を指導し、さらに仏教に芸術を取り入れるなど多大な功績を積む。栄誉を好まない質素な生き方が人々の共感を呼んだ。

<感想など>
濮存の語りによって、物語は淡々と進む。

日本の描写やプロパガンダ的表現に突っ込みたくなったが、そんな気持はすぐ引っ込んだ。
弘一大師の高潔さに、自然に頭が下がるのだ。
それに主人公を演じる濮存が素晴らしい。
20代から60代までを違和感なくこなしており、あらためて役者の演技力にうなってしまう。
青年時代の気力漲る姿と晩年の痩せた姿は、とても同一人物には見えない。
主人公の放蕩の限りを尽くしていた青年時代と、出家した後のギャップが余りにも大きく、
人間いつどんな転機を迎えるかわからないものだとつくづく思った。
『乳泉村の子』の僧侶を思い出すが、それとも違う雰囲気である。

さらに中国の名所旧跡が多く登場するのが嬉しい。
特に、杭州西湖や、浙江杭州霊隠寺。
撮影されたのはもちろん現代だが、古い感じが出ていてタイムスリップした気分になる。
ほかにも木々の緑や、砂浜、鳥など、自然の風景が美しい。
映像美と弘一大師の「徳」とが、作品に高級感を与えている。
余計な解釈を加えず、画面に流れゆく映像を観るだけでいいのだと思う。
まさにお正月にピッタリの作品。

ところで、濮存は今度公開の『三国志』で諸葛亮を演じるらしい。
早くその姿を観てみたい!!

コメント

非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。