テラコッタ・ウォリア―秦俑 : 夢の国・亞洲文化宮

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テラコッタ・ウォリア―秦俑

20081124


1989年/中国・香港/2時間(中国映画の全貌2008で鑑賞)
監 督  程小東(チン・シウトン)
原 題  古今大戦秦俑情
英 題  A Terracotta Warrior
出 演  張藝謀(チャン・イーモー) 鞏 俐(コン・リー)
      于榮光(ユー・ロングァン) 呉天明(ウー・ティエンミン)
      陸樹銘(ルー・シューミン) 朱莉莉(ジュウ・リーリー)

<あらすじ>
2千年前の秦始皇帝時代。陵墓建設の責任者、蒙天放(張藝謀)は、始皇帝(陸樹銘)の側近となる。やがて皇帝は不老不死の仙薬を求めるため蓬莱国へ若い女性たちを送る命を下す。天放はその中の一人冬児(鞏俐)と恋に落ち、その罪で秦俑に塗り固められ、冬児は火刑となる。しかしその直前に冬児は天放に盗んだ仙薬を飲ませたのだった。
時代は下って1930年代。脇役専門の女優朱莉莉(鞏俐)は、二枚目俳優白雲飛(于榮光)に憧れている。しかし実は彼は窃盗団の首謀者だった。ひょんなことから2人が乗り込んだ飛行機は遠い昔の陵墓に突っ込んでしまう。2千年の時を経て甦った蒙天放は冬児との再会を喜ぶが…。
<感想など>
最初に。
台詞で秦の始皇帝時代を「3000年前」と言うのはなぜだろう。
字幕ではこれを「2000年前」と訂正しているが、違和感は残る。
「3000年前」が単なる勘違いとも思えない。
「昔」を強調するためにあえて「3000」という数字を用いたのだろうか。
疑問は最後まで消えなかった。

さてたいへん珍しい光景を見た、というのが最初の正直な感想である。
あの張藝謀が、宙を舞い、剣を振り、馬に乗っている!!
制作時期からだいぶたっているからこんな観方になってしまうのだろうか。
また、前半は蒙天放と冬児の悲恋物語で、笑える展開はないはずなのに、
妙にかしこまった張藝謀がおかしくてつい吹き出してしまう。
見つめあう目と目、触れあう肌と肌、仙薬の口移しなど、そのアツアツぶりが
当時の実生活の延長を思わせ、思わず見入ってしまった。

時代が下ると舞台は完全にコメディ・アクションの世界に。
冬児と莉莉は真逆のキャラクターなのに蒙天放は変化なし、というのがおかしさの原点だ。
莉莉のはじけっぷりと、タイムスリップを体験した蒙天放のとまどいを見ているうちに、
シリアスな過去を描いた第一部を忘れそうになる。
飛行機が秦の時代に突っ込み、秦俑が割れて蒙天放が現れ、莉莉が蒙天放を飛行機に乗せて
1930年代にひとっ飛び!!
また、窃盗団も飛行機の墜落場所からやすやすと陵墓に降りてしまう。
タイムトンネルも魔法もなく、異次元が隣り合わせになっているような状態はかえって新鮮だ。
白雲飛のお宝に対する異常なまでの執着心も、彼らの珍道中をよりエキサイティングなものにしてくれる。
そしてついには銃対剣の戦いが大展開。
過去の人々はピストルの怖さを知らないから、剣を持って銃口目がけ勇猛果敢に突進する。
この奇妙な光景に笑いそうになるが、彼らの皇帝に対する忠誠心もうかがわれ、ちょっと悲しくなってくる。

第三部は現代(1990年代:当時は未来?)だが、日本人の描写が理解できない。
第一部で女性たちが送られる蓬莱国(=日本)とのつながりを描こうとしているのかもしれないが、
和装させる必要があるのだろうか。
もっとも、終始奇想天外で、完全に突き抜けてしまっているストーリーだと思うと、
時代考証も含め矛盾を問うこと自体無意味な気もする。

あっという間の楽しい2時間だった。

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