レッドクリフ PartⅠ : 夢の国・亞洲文化宮

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レッドクリフ PartⅠ

20081105


2008年/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/2時間25分
監 督  呉宇森(ジョン・ウー)
原 題  赤 壁 / RED CLIFF
出 演  梁朝偉(トニー・レオン) 金城 武  張豊毅(チャン・フォンイー)
      張 震(チャン・チェン) 胡 軍(フー・ジュン) 中村獅童
      林志玲(リン・チーリン) 尤 勇(ユウ・ヨン) 侯 勇(ホウ・ヨン)
      趙 薇(ヴィッキー・チャオ) 臧金生(ザン・ジンシェン) バーサンジャブ

まず曹操(張豊毅)と皇帝(王寧)の力関係を明白にして、長坂の戦いへと進む。
本作での主役、周瑜(梁朝偉)、諸葛孔明(金城武)、孫権(張震)を後回しにして、曹操、劉備(尤勇)の側を最初に配したところに拍手!だ。
(あの3人、大、大、大好きなんだけどねっ♪)
冒頭での歴史解説もわかりやすく、赤壁への道をたどる過程がよく把握できた。
長坂の戦いの主役は趙雲(胡軍)。劉備の息子阿斗を救出すべく単騎で乗り込み馬上から敵をバッタバッタと倒していく。返り血を浴びた趙雲の形相が猛々しい。そして張飛(臧金生)の登場だ。
先日のドラマ「大漢風」の続きを観ているようだ。胡軍の項羽、臧金生の章将軍の再来かと錯覚した。彼らのアクションは高レベル。激しい戦闘シーンが長々と続くが、無駄な部分は一切ない。
忠誠心の篤い趙雲と髭もじゃ豪傑の張飛。ピッタリの配役で小躍りしてしまう。

更に嬉しいのは尤勇の「徳の劉備」だ。今回一番の「ピッタリ」だろう。
スクリーンでわらじを編む姿を見るとは思わなかったが、団結の意味でわらじを使ったことには賛成。彼の元に人が集まる背景もきちんと描いてあるのが嬉しい。

鑑賞前に心配だったのは、劉備、孫権の同盟関係が築かれる過程だった。急ぎすぎると陳腐な展開になる恐れがある。しかしそれも杞憂に終った。孔明が難産の馬を無事出産させたり、周瑜と孔明が琴を合奏したりと、政治以外の場所で意思疎通がはかられる。何だか魔法にかけられてしまったみたいだ。2人がいる場所だけ異次元空間である。こんな幻想的な展開もアリなのだと妙に納得させられるのは、梁朝偉、金城武の雰囲気によるのだろう。

もう一つ気がかりだったのは、金城武と諸葛孔明がどうしても結びつかなかったことだ。
孔明と言えば「泣いて馬謖<バショク>を斬った」人。赤壁よりずっと後の出来事だからか、若い金城孔明が馬謖を斬るイメージがわかない。しかし孔明が登場した瞬間そんな心配は吹っ飛んだ。金城孔明は笑みをたたえながらも厳しく自分を律する人物。「泣いて馬謖を斬る」人と確信した。赤壁後の三国志も作ってくれないだろうか。もちろん金城孔明を起用して。

孤独感を漂わせる孫権は美しい。父と兄を殺され頼れるのは周瑜だけ。周瑜は臣下だが亡き兄と親友だったから彼にとって兄同然だ。周瑜を見る眼に信頼感が溢れている。この両者の関係にも注目したい。
元々領土拡張に興味はなく地域を豊かにすることこそ国の繁栄につながると考えていた人だ。そんな彼がどのように劉備側との同盟関係を受け入れていくのか。その辺の展開も楽しみだった。するとそのきっかけが何と虎だった!いやぁ、すごいアイテムだ!
鞘から抜いた剣が孫権の目元に光を放ち、さあ、合戦の時が来た!!私の心の中にドラが鳴り響いた。(笑)

尚香役の趙薇は、『環珠格格』のイメージと馬術から起用されたのだろう。年齢が気になるが、10年前の「小燕子」再来とも思えるのでよしとする。
小喬(林志玲)は確かに美しいが、今の段階ではまだ個性がはっきりしない。赤壁の戦いに彼女が絡むなら、強烈な「何か」がなければ納得しないぞ!まあそれはPart2のお楽しみか…。

トニー・レオンの周瑜はちょっとイメージが違ったかな。もっとミステリアスかと思っていたら、常識路線を行く人に見えた。もっとも、周瑜は軍船の指揮で本領を発揮する人だからPart2で活躍してくれるものと期待しよう。

さて今回のツボはカメさんだった。最初登場の意味がわからなかったが、カメさんの甲羅が映し出されてからあの壮大な布陣が広がったとき、思わず声をあげそうになった。
敵を袋小路に追い詰めていくこの作戦でも、張飛、関羽、趙雲が見せ場を作ってくれる。
鮮やかな戦闘シーンでは心の中でイケ!イケ!と叫んでいた。
悪の曹操、善の連合軍という勧善懲悪の世界が完全に出来上がっている。
(でも曹操の優れた点が見たいのも本音。)

終ってみれば2時間25分はあっという間。続きが5ヶ月先なんて待ちきれない!興奮が収まってからでは遅すぎやしないか。

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「レッドクリフ Part1」 :TK.blog

『レッドクリフ PartI』  赤壁  製作年:2008年  製作国:アメリカ/中国/日本/台湾/韓国  監督:ジョン・ウー(呉宇森)  出演者...

レッド・クリフ(赤壁) :龍眼日記 Longan Diary

西暦208年。 帝国を支配する曹操(張豊毅:チャン・フォンイー)は、いよいよ劉備(尤勇:ヨウ・ヨン)軍、 孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて南下を開始した。 最初の標的となった劉備軍はわずか2万。 撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に。

コメント

5ヶ月先かぁ、長いですよね~

こんばんは^^
孔雀の森さんは三国志のベースをご存知なんですね。役柄や関係などを想像しながらご覧になるとはさすが!です^^私なんて諸葛孔明=饅頭のイメージしかないですもん(笑)。孫権にあたっては目の前のジャラジャラは邪魔じゃないんだろうかとそればかり心配で(笑)。
やはり観る前にそれぞれ人物の特色だけでも勉強しとけばもっと奥深く観れたかなと今になりちょっぴり後悔しております…。

予告編では小喬がポイントの一つとなりそうな感じだったので、Ⅱではきっと強烈な「何か」があるはず!
いろいろとⅡに期待をかけてしまいますが、私たちの期待にちゃんと応えてくれるかしら。もしかしてその期待が薄れた頃に上映するのが狙いだとか?!これは考えすぎか^^;

あっという間の2時間半でした。

孔雀の森さん、こんばんは。
お互い早い鑑賞となりましたね!
孔雀の森さんは原作をキチンと把握されているのですねー。
そうなると原作知らずでただワーキャー言っている私とは違い
いろいろとチェックのしどころはあると思います。
でもレビューを拝見すると納得の出来だったようですね。
かなり楽しまれたとお見受けしましたよ。
なんたって文章が弾んでますもの!
かく言う私もものすごく楽しんでしまいました。
戦のシーンではアドレナリン大放出。(笑)
金城くんの孔明もあの飄々感がよかったですよね。
だけどやっぱり一番のお気に入りは胡軍の演じる趙雲。
彼は時代劇の方がステキな気がしますが「大漢風」というドラマにも出演しているのですか?
チェックしちゃおうかしら〜。

期待にこたえて~

TKATさん、こんにちは♪
北方謙三著「三国志」の興奮を引きずっての鑑賞となり、ついつい知ったかぶりになってしまいました。
でも原作を読んだ人もそうでない人も楽しめる内容であることは確かではないでしょうか。
なんたってスケールの大きさには圧倒されてしまいます。
特に主役級の3人(梁朝偉・金城武・張震)大好きな私たちは終始大興奮ですよね♪

>もしかしてその期待が薄れた頃に上映するのが狙いだとか?
わぁ、読みが深い!!確かにそうかもしれませんね。すっかり忘れてから観ろ!とか?いやいや、今観たいワ~(笑)

趙雲!

sabunoriさん、こんにちは♪
本を読んだばかりのにわか三国志ファンで、ストーリーの把握は怪しいです。博識の方の感想を聞いてみたい気もします。
なお、sabunoriさんのように監督の特徴をよくご存知だからこその切り口、とても興味深いです。
>戦のシーンではアドレナリン大放出。(笑)
同じです!こんなに興奮して私大丈夫かしらと思ったほど。

さてさて、sabunoriさんは胡軍お好きなのですね。男気のある趙雲と胡軍、ぴったりだと思いました。
「大漢風~項羽と劉邦」は全50話と長いですが、胡軍大好き、戦闘シーンに釘づけ!の方はかなり楽しめるのではないでしょうか。
これからいろんな作品、チェックのしがいがありますね♪

とんでもないことをしでかしてしまいました

こんにちは^^

『僕は君のために蝶になる』にコメントをいただいてありがとうございます♪
が!迷惑コメントを消そうとしたときに誤って孔雀の森さんのコメントまで
一緒に消去してったようです(泣)。
本当に申し訳ないです。なんとお詫びしたらよいのか・・・。
もしお時間がある時にでもまたコメントいただけたら幸いです。図々しいお願いですみません。
ああ、本当にごめんなさい!!

だいじょーぶですよ~

TKATさん、気にしないでくださいね!
消去欄って、けっこう間違いやすいんですよね。
今うかがいますね~
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大切に♪

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