草原の女 : 夢の国・亞洲文化宮

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草原の女

20081031


2000年/中国(内モンゴル)/1時間31分(中国映画の全貌2008で鑑賞)
監 督  哈斯朝鲁(ハスチョロー)
原 題  珠拉的故事 / The Story of Zhula
言 語  モンゴル語
出 演  涂们(トゥメン) 哈斯高娃(ハースーカオワ)

<あらすじ>
舞台は内モンゴル東部。ゾル(哈斯高娃)は厳しい自然と向き合い、息子アヨールを育てながら、都会に出たまま帰らない夫を待ち続けていた。やがてガル(涂们)という男が現れゾルの仕事を助けてくれるようになる。彼は服役を終え出所したばかりだ。最初はガルを怖がっていたアヨールも、高熱を出した母を助けてくれたのをきっかけに彼に心を開き、ガルもアヨールをわが子のように可愛がる。そんなある日ゾルの夫ラシがフラリと戻り、再婚して都会にアヨールを連れて行くと言う。ゾルは泣く泣く息子を手放すのだが…。
<感想など>
内モンゴルが舞台の作品と言えば、大自然をゆっくりと見せ、ドキュメンタリーらしさを前面に出す表現を多く見てきました。
画面が動かないと眠気を誘われることもしばしば。
この作品はストーリーの歯切れがよく、所々にミステリー色もあって退屈することはありません。
8年前の作品ですが、かえって新鮮さを感じます。

ガルが登場した時、「あっ」と声を出しそうになりました。
朝青龍そっくり!(なんて言うのは私だけ?)
顔形ではなく、雪の中をドッカンドッカン走る、その姿が、です。
「朝青龍」が思い浮かんだ時点で、彼の敗北はありえないと確信しました。
ゾルの夫ラシから銃を向けられても、銃で殴られて倒れても、ガルは不死身だという思い込みから、緊迫感は全くありません。
(冒頭で結末を知っているからこその安心感ではありますが)

これまでの内モンゴル作品では、女の強さが男を圧倒している展開が多かったように思います。
この作品でもゾルは強い女性として描かれていますが、ゾルがピンチの時にはいつもガルが駆けつけるのです。
女性が守られキャラの面を見せている点で、ラブストーリーの色合いが他作品より濃厚に感じました。
2人が爆発しそうな気持ちを心の奥に押しとどめているところが切なくて、じれったくなってきます。

力強いガルに比べ、夫ラシの薄っぺらいこと…。
革ジャンに身を包み都会くささをプンプンにおわせる姿が大草原には不釣合いで、笑ってしまいました。
好対照の男2人が対峙するシーンが印象的です。

さて、この作品、テンポよく進むストーリーには好感が持てますが、うまくできすぎているような感じも受けます。
かつてガルは火事で妻子を失い濡れ衣を着せられて服役。その出火原因がどうやらラシにあるらしい…
そんな疑問の発生から解決に到るまでがきれいにまとまり、ラシの改心にもびっくり。

まあ、でも「終りよければすべて良し」としましょう。

コメント

こんにちは!
これ,観ましたよ~,記事は書いてないのだけど。
この監督さんの「胡同の理髪師」がとてもよかったもんで
他の作品も観たくなって。
ストーリーは,確かに後半,ご都合主義というか,やや稚拙に感じましたが
何といってもモンゴルの大自然や風俗などにすごく心を惹かれました。
「トゥヤーの結婚」も感動しましたが,
モンゴル作品,なかなかいいですよね~
>ガルが朝青龍そっくり!
ほんまや~~~!!

ななさん、こんにちは♪
お体、大丈夫ですか。
風邪も流行っているようですし、お互い大事にしたいですね。
さてこの作品、大自然が素晴らしかったですね。
モンゴルの作品、私も好きで結構観ているかも知れません。
外側から眺めると「大自然いいなあ」となるなのでしょうが、
生活している人々にとっては過酷な世界ですね。
彼らの生活力に感嘆しながら観ている私です。
そうそう、同じ監督さんの『胡同の理髪師』も素晴らしかったですね。
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