東野圭吾『容疑者Xの献身』 : 夢の国・亞洲文化宮

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東野圭吾『容疑者Xの献身』

20080906

X
出版社: 文藝春秋
刊行年: 2006年2月(初版は2005年8月)
受 賞: 第134回直木賞



<あらすじ>
旧江戸川の堤防脇で身元不明の死体が発見される。そばに放置されていた自転車や江戸川区内の行方不明者について捜査していくうちに、被害者は富樫慎二という男と判明。富樫に離婚歴があることから、元妻花岡靖子、娘美里(前々夫との子)、アパートの隣に住む数学教師石神、さらに靖子の交際相手で会社社長の工藤にまで捜査が及ぶ。しかしそれぞれのアリバイは強固で捜査は難航していた。
刑事の草薙は、友人で帝都大学物理学科助教授の湯川にこの事件について話し、解決の糸口をつかもうとしていた。

<感想など>
10月に映画公開と知り、原作を読んでみることにしました。
冒頭で殺人事件が起こり、読者には真犯人がわかっています。
しかし警察側は、巧妙に仕掛けられたトリックにかき回され、真実に到達することができません。
読者にも最後までトリックが明かされず、刑事らと共に首をひねるばかり。
この翻弄される気分がたまらない!!
登場人物は地味な感じに設定されていますが、それぞれキャラが立っていて楽しめました。
特に、高校の数学教師石神は演技力の求められる役柄。と思って映画のキャストを調べてみると、堤真一さんでした。
石神については、中盤になってもどんな人物なのか把握できません。
いったい何を考え、何をしたいのか。
大学の同級生湯川だけには石神の真実がわかっています。しかしなかなか明かさないところがもどかしくて、つい先の方を読みたくなります。
でも読まなくてよかった!あの大どんでん返しを先に読んでしまったら一生後悔しそうです。(笑)

湯川役が福山雅治さん。
以前ドラマをちらりと観たので『容疑者Xの献身』を読みながら湯川と福山さんの顔が重なりました。
湯川が若い頃の描写に「髪を肩まで伸ばし、シャツの胸元をはだけた男」、「首には金色のネックレス」というのがあり、ますます役者を連想させるのですが、現在の湯川はいかにも野暮ったい印象です。

私は、警察や湯川がどのように犯人に近づいていくのかに興味があり、それを物語のメインととらえていました。
その裏で石神は着々と行動を起こしているのですが、彼についてはほとんどノーマーク。
彼の人柄にしても、「情報」に左右されてしまうのが落とし穴です。
まさにやられた~という感じ。
全ての真実が明かされ、パズルが完成した時、ふと思いました。
湯川は教授になるのだろうか。(ならない気がする…)
草薙はいつまで湯川を頼るのだろうか。
そして、石神哲哉、花岡靖子・美里親子、工藤邦明らは今後どうなるのだろう、と。

映画の情報はこちら→『容疑者Xの献身』オフィシャルサイト

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