草芥(そうかい) : 夢の国・亞洲文化宮

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草芥(そうかい)

20080824


  2006年/中国/1時間39分
  (中国インディペンデント映画祭にて鑑賞)
  監 督  王笠人(ワン・リーレン)
  原 題  草芥



<あらすじ>
北京で引っ越し屋として働くマーイーは、フーディエという女性に恋をするが、最初は全くとり合ってもらえない。やがて彼女の部屋のゴミ箱をあさったり隠しカメラを取り付けたりするなど、マーイーのストーカー行為はエスカレート。そして彼女が娼婦であることを知る。ある日マーイーが仲間たちとの遊びにフーディエを誘ったのがきっかけで、2人の仲は急接近。彼は彼女を故郷に連れて行くのだが…。
<感想など>
マーイーは螞蟻(あり)、フーディエは胡蝶(ちょうちょ)。
蟻と蝶々の物語!!と言いたいところだが、美しいハナシにはならないのだ。
殴られたり蹴られたりしてフラフラになりながらも、美しい蝶々を追い求める蟻と、
自分の思い通りに羽ばたくことのできない、薄幸の蝶々。
「草芥」を辞書で調べると「雑草とごみ、役に立たないもの」とある。
映像には、人々の罵倒や暴力行為、猥雑な風景、伝染病の蔓延など、気が滅入る状況が次々と映し出され、それがタイトルの意味に重なっていると思うとますます落ち込んでしまう。
またドキュメンタリータッチの部分があって現実感も濃い。
結局汗水流しても雑草やごみ程度にしか扱われず、絶望の果てには死しか待っていないのかと思うと、後味が悪くなってくる。
しかし、主演の麦子の演技には鬼気迫るものがあり、終始釘づけだった。
特に足をよろめかせながら進んでいく姿は圧巻。(運動神経のなせる技?)
音楽担当も麦子とのこと。腹から湧き上がるようなかすれ声がいつまでも耳に残る。
ストーリーはつかみにくいが、マーイーの存在感に圧倒される作品だった。

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