天安門、恋人たち : 夢の国・亞洲文化宮

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天安門、恋人たち

20080803

 

2006年/中国・フランス/2時間20分(劇場にて鑑賞)
監 督  婁 (ロウ・イエ)
原 題  頤和園
英 題  Summer Palace
出 演  郝 蕾(ハオ・レイ) 郭暁冬(グオ・シャオドン)
      胡 伶(フー・リン) 崔 林(ツゥイ・リン) 張献民(チョウ・シェンミン)

<あらすじ>
1987年、ユー・ホン(郝蕾)は故郷の図們(東北地方)を離れ、北京の北清大学に入学する。間もなく友人リー・ティ(胡伶)を介して知り合ったチョウ・ウェイ(郭暁冬)と恋に落ちるが、天安門事件を境に2人の関係はぎくしゃくする。愛欲に歯止めが利かなくなるのを恐れたユー・ホンが、チョウ・ウェイに別れを切り出したのだ。彼の方は一方的な申し入れに納得がいかない。
やがてユー・ホンは退学して深圳、武漢、重慶などの地を転々とし、仕事や恋人も次々と変える。一方チョウ・ウェイはロー・グー(張献民)の計らいでリー・ティと共にベルリンに赴く。
2人は離れ離れになっても互いを想い続けていた。やがて10年後、再会の機会が訪れる。
<感想など>
主人公ユー・ホンの自叙伝かと思うと、途中でチョウ・ウェイの「ベルリン日記」に切り替わる。
別れた2人は次々と恋人を変えるが本命は変わらない、ということを伝えたいのだろうが、そこに何の意味があるのだと、逆に問いたくなる。
また、天安門事件では、主人公たちは率先して民主を叫んでいたわけではなく、ただ周りの勢いにのせられて夜の街に繰り出したに過ぎない。
彼らの変遷は、天安門事件を始め、ベルリンの壁崩壊やソ連崩壊などのドキュメンタリーを交えて描かれるが、その意義もわからない。
何だか意味がわからないまま、物語は10年の月日を進行していく。
140分は長い。長すぎる。それで一体何が言いたいの?という疑問を残したまま物語は一方的に終る。

不満ばかりを列挙したが、画面には終始釘付けだった。
台詞が少ない分、感情の起伏は表情やしぐさで表現される。その変化が鮮烈で、ワンシーンごとに強烈な印象を植え付けられるのだ。
ユー・ホンを演じる郝蕾の大きな瞳は、時には憂いを帯び、時には怒りを露わにして、見ていて飽きない。
彼女の美しい表情と、ダサい恰好はちぐはぐだが、そのアンバランスさがかえって忘れられない像となる。
チョウ・ウェイを演じる郭暁冬の顔かたちは決して派手ではなく、着ている青いジャージ姿はやはりダサい。でも彼の行動は積極的だ。女子学生の憧れの的でもある。ユー・ホン同様アンバランスな感じがおもしろい。

ストーリー展開よりも、流れるような風景や登場人物の表情、動きに眼がとまる作品だった。

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「天安門、恋人たち」 :TK.blog

『天安門、恋人たち』  頤和園  SUMMER PALACE  製作年: 2006年  製作国:中国/フランス  監督・脚本:ロウ・イエ(婁?)  出演者...

コメント

たびたびお邪魔します。
koara koaraです。
これは、ロウ・イエの監督ということで
私 見ようかどうか迷っていました。
「ふたりの人魚」が好きだったので。。。
確かに彼は物語で語るより映像で語る人
なのかもしれませんね。
今度ぜひ見に行きたいと思います。

koara koaraさん、こんばんは♪
「ふたりの人魚」未観です。
よい作品なのですね。
いつか観たいと思っています。
「天安門、恋人たち」、ご覧になりましたら
ご感想をおききしたいです。
(ゼッタイ観て!と自信持って言えないところが辛いのですが…)
koara koaraさんのお部屋、リンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。

ありがとうございます!

孔雀の森さま
「ふたりの人魚」も絶対見て!とは言えません(笑)
ものすごく好き嫌いがわかれる映画だと思います。
でも画面からあふれる独自の世界感は、
とても新鮮だったことを覚えています。
リンクありがとうございます。
これからもいろいろよろしくおねがいします!

なぜ故このタイトルにしたのでしょう。

観ちゃいました。。。が、どうやって感想を書こうか迷った作品であります^^;
作品の意図はあまり理解できませんでしが、ユー・ホンからは目が離せませんでした。
いつも同じベージュのジャケット、そして2000年に入っても昭和を思い出すダサいパーマ(笑)。
というのは冗談で、彼女の表情、特に目での演技は素晴らしいと思います。
美人だしとってもインパクト大。違う作品に出てる彼女を是非観てみたい!
と思っちゃうぐらい。出来ればもっと笑顔が見てみたいな~。

あくまでも個人的感想ですが、監督は中国映画で裸体を露出した画期的作品として
他国に印象付けたかったのかなと。←ちょっとイジワルな感想ですね^^;

ちなみに…郭暁冬、結構タイプだったりします(笑)。

ユー・ホンは綺麗なのに、ね。

TKAT さん、こんにちは♪

感想を書きにくいという心情、とてもよくわかります。
テーマがはっきりしない、象徴的な作品は、ちょっと苦手です。
だから画面の美しさを堪能しよう、という感想になってしまいます。
おしゃるように、ハオ・レイ演じるユー・ホンは素晴らしかったですね。
あのダサイ服装は、監督の考えなのでしょうか。もったいない!
主題が天安門事件にあるわけではないので、この邦題もぴんときません。

そうそう、以前観たドラマ『地下鉄』に彼女が出演していました。
こちらです。→http://kongque.blog54.fc2.com/blog-entry-268.html
左から2番目がハオ・レイちゃんです。

郭暁冬は私も好きです。最近はワイルドな役柄が多いけれど、どちらかというとソフトな方がいいかな。
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