北方謙三『三国志』 : 夢の国・亞洲文化宮

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北方謙三『三国志』

20080627


刊行年:2002年(単行本は1998年)

出版社:角川春樹事務所(時代小説文庫)



ただ今、全13巻中の9巻目を驀進中。
全部読んでから書くつもりでいましたが、書きたい気持ちを抑えられません。
劉備、曹操、孫権、諸葛孔明、周瑜、関羽、張飛、呂布…
北方ワールドを、登場人物たちは縦横無尽に駆け回ります。

三国志に触れたのは20年以上前のこと。
三国志好きの同学と話をあわせようと、『三国志演義』の翻訳書、TVの人形劇、漫画などをかじってみましたが、全然面白くありませんでした。
まず「義兄弟の契り」が理解できず、殺戮場面はとばしながら読みました。
結局「赤壁」にも至らずにリタイア。
その後は他の時代の小説は読んでも、三国時代は何となく避けていました。

なぜ今また読もうと思ったのかというと、映画『赤壁』の公開を知ったからです。
「赤壁の戦い」を知らない私には、梁朝偉(トニー・レオン)演じる周瑜(しゅうゆ)の人物像さえわかりません。
まずは周瑜から、という気持ちで読み始めたら、今まで悪人だと思っていた曹操が意外に情の深い人物だったり、獰猛な呂布の中に馬を慈しむ優しさがあったりして、各人物の脚色に引き込まれていきました。
北方三国志が読みやすいのは、それぞれのキャラクターが綿密に描かれているからだと思います。

『赤壁』の配役を知ってからは、各登場人物=俳優、という状態です。
水軍の大将、周瑜は、眉目秀麗の色男で策略家。もうこれは梁朝偉以外に考えられません。
諸葛孔明。この人物も端正な目鼻立ちとのこと。周瑜との微妙な駆け引きが見所でしょう。金城武の孔明というのがピンときませんが、これは鑑賞する時のお楽しみとします。
孫権は、小説では今のところ存在感が薄いのですが、碧眼という表現が何回も使われ、一際目立つ容貌であることを示唆しています。
張震(チャン・チェン)がカラーコンタクトをつける…なんてことはないだろうな。

一番ピッタリだと思ったのが、尤勇(ヨウ・ヨン)の劉備。
「徳の劉備」で評判だが、実際は気が荒かったらしい、というのは北方論。
張豊毅(チャン・フォンイー)は、憎憎しい風貌をさせたら曹操そのもの、という気がします。
映画では曹操は悪役なのでしょうか。
北方氏は、曹操が敵将である関羽を思う気持ちや、人材登用に優れた手腕を発揮したことを挙げ、高い評価をしています。
切れ者の曹操を見たい!

ともかく、赤壁の戦いは周瑜の独壇場。
この大勝利をはさんでどのくらいの期間が描かれるのでしょう。
スクリーンでの周瑜は、赤壁後どうなる?

小説の感想を書くはずだったのに、内容は『赤壁』への期待でした。(笑)

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