マイ・ブルーベリー・ナイツ : 夢の国・亞洲文化宮

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マイ・ブルーベリー・ナイツ

20080421

ブルーベリー2

2007年/フランス・香港・中国/1時間35分(劇場にて鑑賞)
監 督  ウォン・カーウァイ
原 題  My Blueberry Nights
出 演  ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ デイヴィッド・ストラザーン
      レイチェル・ワイズ ナタリー・ポートマン

観ているうちにだんだん心地よくなってきます。眠くなるのではありません。
映像の中にたゆたい、ゆるやかな音楽に身も心も預け、ボーっとした気分に…。
これが癒されている、という感覚でしょうか。
最近観た映画はどれも緊迫する場面が多かったせいか、この作品の持つゆったりした流れが新鮮に感じられたのかもしれません。
あらすじは次の通り。
失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は元恋人の行きつけのカフェへ行く。店主のジェレミー(ジュード・ロウ)が出してくれたブルーベリーパイはとびきりのおいしさだ。2人は心を通わせるようになるが、ある日突然エリザベスは旅立つ。彼女は車を買うためにアルバイトを掛け持ちし、ジェレミーにはがきを書いて送る。さまざまな人との出会いと別れを経験するエリザベス。いつしか寒い冬がやって来る。

エリザベスの前向きな気持ちと流れるような背景に引き込まれます。
失恋した途端、ブルーベリーパイと共にステキな男性が出現!!
この時点でお互いほとんど一目惚れ状態です。
でもすぐに飛び込むのではなく時間を置こうとしたところに、この女性の美しさを感じます。
カウンター越しに唇を重ねた後、彼女の寝顔を眺めるジェレミー。彼の表情が複雑にゆれ、観ている方が切なさでいっぱいになってきます。

しかしなぜこのカフェではこんなにたくさんの鍵を預かっているのでしょう。
きっとジェレミーは聞き上手なのですね。人々は話を聞いてもらっているうちに彼に信頼感を抱き、人生の一部分を預けてみようか、という気になるのでしょう。

このドラマには、家の鍵はあっても、家の中のシーンは一つも出てきません。
また、エリザベスは旅先で「車を買うためにバイトを掛け持ちしている」と言いますが、生活費についてはふれていなかったように思います。
つまりここには生活感が全くないのです。酒におぼれる警官からは疲れ切った様子はうかがえますが、彼の日常生活は不明瞭です。
雑多なものをそぎ落としたことで、かえって登場人物の気持ちを深く掘り下げられたのかも知れません。

離れていながら互いに想いをつのらせていく2人。
届いたはがきから住所を予想して電話をかけまくるジェレミーが可愛い!!
通信手段が手紙というのがどこかレトロ。一方的な手段であり、ジェレミーの気持ちは届かないはずなのに、エリザベスの心にはいつも彼がいるかのようです。

観終わって思ったこと。失恋した女性に、すぐあんなにカッコイイ男性を引き合わせるなんて反則ではないですか!!
でも白いクリームがトロ~リ流れ落ちるブルーベリーパイを目の当りにすると「反則」なんてどうでもよくなってしまうのでした。

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コメント

孔雀の森さん、こんばんは。
確かにヘビーな作品が続くとこういうフンワリとした恋愛の王道的作品には心が洗われますよね。
ワンシーン・ワンシーンがいつもながらお洒落。
そんな中にポツリポツリと胸をしめつけられるシーンやセリフが散りばめられて。
元恋人のアパートの部屋を見上げるエリザベスの姿は切なかったですねぇ。

sabunoriさん、こんにちは。
私はヴィ○ンのところを見過ごしてしまいました。
自分のような人がたくさんいたら宣伝効果ありませんね。
ウォン・カーウァイ監督だからまた分かりにくいんだろうな、という先入観を持って行ったら見事にハズレ。
映像はほんとにおしゃれでしたね♪
それぞれの切ない気持ちも伝わってきてよかったです。
アパートを見上げるエリザベス。心に残るシーンです。

ブルーベリーパイって美味しそう♪

こんばんは^^

ウォン・カーウァイ作品がちょっとずつ理解できるようになった今、この作品もチェックしてたんです♪いつもと違いボサボサ髪のジュード・ロウも気になってたりして(笑)。

孔雀の森さんの感想を拝見してると、ウォン・カーウァイ作品だからといって覚悟して観なくても理解出来そうですね♪純粋に恋愛ものとして楽しめそうです。
予告編しか観てませんが、景色のアングルだけはウォン・カーウァイっぽいなと思ったのですがどうでしょ?

ここのブルーベリーパイは特別かも。

TKATさん、こんにちは♪
今まで観たウォン・カーウァイ作品と違い、内容はとっても分かりやすかったです。
また、スタイリッシュで流れるような映像は、おっしゃるようにウォン・カーウァイの色でした。

>いつもと違いボサボサ髪のジュード・ロウ
「いつも」はどうなのか気になります。初対面の俳優さんで、私もエリザベス同様一目ぼれ状態でした。(笑)

あのブルーベリーパイがまだ頭から離れません。(笑)
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