サービス圏外 : 夢の国・亞洲文化宮

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サービス圏外

20080324



2007年/シリア/1時間38分(アラブ映画祭にて上映)
監 督  アブドルラティフ・アブドルハミド
原 題  Out of Coverage / Kahrej Altaghtya
出 演  ファーイズ・カザク  シバー・ムバーラク
      ファドワー・スレイマン  ムハンマド・カヌーウ  岡崎弘樹

<はじめに>
初めて中東の映画を鑑賞しました。先週から始まっており、あと2日で終了です。折りたたみ椅子の座り心地は正直なところ快適とは言えませんでしたが、映画そのものは面白かったので満足です。

<あらすじ>
舞台はダマスカス。菓子職人でタクシー運転手のアーメルは、投獄された親友ズヘイルの家族を世話しているうちに、彼の妻ナダーと相思相愛になってしまう。しかし彼は妻子ある身。恐妻家のアーメルは、妻サルマーから携帯電話で買い物などの用を頼まれると、いつも言われたとおりにするしかないのだ。一方でナダーの家へ行き家事を手伝ったり、学校へ娘を迎えに行ったり、また日本人留学生シンタニにアラビア語を教えたりと、忙しい日々をおくっている。
ズヘイルが投獄されて10年目。いよいよ出所の日が近づいてきた。
<感想など>
窓際で息子とじゃれあって遊ぶアーメル。
高層マンションの階段を、少女をおんぶして駆け上がるアーメル。
どちらのアーメルも父親の顔をしており、子供たちも嬉しそうです。
序盤ではどちらが実際の家族なのだかわかりません。
狂気をはらんだ妻を懐柔し、疲れた心をナダーのもとで癒す。
こういう生活が10年も続いていたのでしょうか。

どこまでもお人よしのアーメルと、携帯電話で夫を縛るサルマー、そして魅惑的なナダー。
彼の二重生活は明らかに泥沼状態ですが、画面全体はあっけらかんとしてユーモアたっぷり。思わず笑いがこみ上げてきました。
二人の女性はともに美しくスタイル抜群。でも好対照であるところが面白い。
小学校教師の妻は厳格な雰囲気で、表情は硬くまるで「氷の女王」。
ナダーのしなやかな体の線と愁いを帯びた眼差しには、思わず吸い込まれそうになります。
アーメルが惹かれるのも無理ありません。

物語の核心は、親友の出所が決まってからのアーメルの動揺です。
喜ぶべきことなのに、素直に喜べない。心の中に渦巻く罪悪感…。
しかしナダーの方は冷静さを保っています。この落ち着きって、一体何?
さんざんこき使った挙句、不必要となったらはい、さよなら、ということ?
一方、夫との面会でアーメルとの仲を疑われるような行動に出るところも理解に苦しみます。
そんな彼女に「彼に新しい服を買ってやれ」と紙幣を渡すアーメル。
どうしてそこまでお人よしなのよ!!
憤ると同時に私の中のアーメル株は急騰!! でも両家族の今後が心配でなりません。

アーメルと、アラビア語を習う留学生「シンタニ」(アーメルが発音すると「シャンタニ」になってしまう:笑)とのやりとりもユーモアが溢れています。
なお、「シンタニ」役の方は現在、在シリア日本大使館員でいらっしゃるとのこと。
どろどろの四角関係が繰り広げられる中、外国語の勉強風景だけはぽっかり浮かびあがったような感じで新鮮でした。

携帯の着信音はかの有名なクラシックミュージック。(タイトル忘れた…)
今も頭の中で鳴り響いています。(笑)

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