しゃべれども しゃべれども : 夢の国・亞洲文化宮

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しゃべれども しゃべれども

20080314

 2007年/日本/1時間49分(レンタルDVD)
 監 督  平山秀幸
 原 作  佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』
 出 演  国分太一  香里奈  森永悠希 
      松重 豊  八千草薫  伊東四朗


<あらすじ>
二つ目の落語家古今亭三つ葉(国分太一)は祖母(八千草薫)と二人暮らし。彼はひょんなことから話し方教室を開くことになる。生徒はクリーニング店の娘、十河五月(香里奈)、小学生の村林優(森永悠希)、元プロ野球選手の湯河原太一(松重豊)の三人。彼らにはそれぞれ話し方を学びたいと思う動機があった。三つ葉は長年想いを寄せていた女性に失恋した後、師匠(伊東四朗)の「火焔太鼓」に挑戦しようと一大決心をする。また十河と村林は発表会に向け「まんじゅうこわい」の練習に精を出す。

<感想など>
原作が面白かったのでいつか観ようと思っていた作品。読んでから1年たち、細かい部分は忘れてしまっている。
しかしキャラクターの個性は忘れていない。どの配役も原作のイメージとぴったりで、原作の感動がすこしずつよみがえってきた。

登場人物たちは、話し方教室がなければ交流の機会はほとんどないと思われる面々だ。顔を合わせても接点がなさそうな彼らだが、一つ屋根の下で学ぶうちに一種の連帯感が生まれる。ほのぼのとしているかと思えば、喧々諤々の争いが起こる、そんな様子がほほえましい。

この連帯感は、それぞれが対等な関係であるところから生まれたのだと思う。
村林は小学生だが、元プロ野球選手の湯河原に言いたいことを言う。話し方教室の生徒として対等の立場だ。湯河原の方も村林を子ども扱いしない。気に障ることを言われれば怒るし、不機嫌をぶつけたりする。感情のキャッチボールをする二人は、まるでボケと突っ込みの役割を上手に演じている漫才コンビだ。
話し方を教える三つ葉自身が自分の心をつかみかね、うまく表現できないところはもどかしい。そういうところを湯河原らに指摘されるところが痛快だ。

ところで三つ葉が失恋する場面があるが、彼は彼女に恋焦がれていたのだろうか。彼の恋心がはっきり見えないので、失恋の痛手を乗り越えようとする気持ちと火焔太鼓への挑戦が、連動しているように感じられない。生徒たちの真摯な態度に触発されたと言う方が正しいかも知れない。

三つ葉のおばあちゃん。含み笑いとキューピット的な方向指示が物語の展開を左右すると言っても過言ではないだろう。すべては彼女の思惑通りではないか。
上品な中に可愛いらしさがにじむおばあちゃん。好きだなあ。

「想い」を素直に伝えることの難しさ、大切さを、あらためて考えさせられる。

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