火の鳥 : 夢の国・亞洲文化宮

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火の鳥

20080103

今年最初の鑑賞です。


1997年/中国/1時間45分(レンタルVIDEO)
監 督  王学圻(ワン・シュエチー) 楊麗萍(ヤン・リーピン)
原 題  太陽鳥 / Sun Bird
出 演  王学圻(ワン・シュエチー) 楊麗萍(ヤン・リーピン)
      塔 納(ター・ナー)  周培武(ジョウ・ペイウー)

<あらすじ>
舞踏家タナ(楊麗萍)には踊りのほかにテレビ出演など過密なスケジュールが控えていた。ある日彼女は色覚異常を覚え診察を受けるが、医師は過度のストレスと判断。原因は分からない。やがて彼女はマネージャーのウェン(王学圻)と衝突し、別れてしまう。
タナが折にふれ思い出すのは故郷雲南省での少女時代だ。母は出産後、父は牛をしとめた直後に死去。タナ(塔納:少女時代)が頼れるのは村の祭司である長老マオティエン(周培武)だけとなった。
マオティエンの「孔雀の舞い」はタナに深い影響を与える。

<感想など>
タナの存在そのものが芸術作品。
彼女の踊りには、自身の生い立ち、心情、人間関係、生活環境など、あらゆる生きざまが作用し、踊りと共に生きる姿に圧倒されます。
テレビでもスクリーンでもなく、舞台で観なければ、という思いにかられました。
何のために踊るのか。踊る運命にあるから。体が自然に動いていくから。
彼女の情念が沸き立っている!!


画面のほとんどはタナの踊りと彼女の少女時代で占められています。
公私のパートナーであるウェンは彼女との距離を測りかねている様子。でも彼女にとって彼は不可欠の存在。
村の祭司マオティエンもまた、タナを導く役割を果たす大きな存在。
現実的な面で支えるのはウェン。精神的な面を支えるのはすでに故人のマオティエン。
少女時代の壮絶な体験もまた現在の彼女をつくる要素と言えるでしょう。
踊っているのは1人ですが、その体には二人の男性のほかに、亡き両親、村の人々も宿っているようにも見えます。
国宝級の舞踏家、楊麗萍の自叙伝的な作品。「タナ=楊麗萍」として観るうちに、華やかな舞踏家としての人生の裏には、万人には計り知れない苦悩があることを思い知らされました。

画面を占領するのは「赤」ではなく「紅」。陽光、トマト、血液、そして彼女の眼の奥で爆発する色。
タナにとって、この色は時には苦悩、時には歓喜であり、踊っている彼女からこの「紅」が発散されているのを感じます。
うねる身体。しなやかに交差し天上までとどきそうな腕。
ラスト。指先は孔雀の頭そのものです。
踊りに引きつけられ、ストーリーを細かく考える余裕はなくなってしまいました。

ところで「タナ」の踊りを見てすぐ思い出したのがドラマ「射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)」の梅超風。目は見えなくとも音で相手の存在を感じ取り、次々と技を仕掛ける幻想的な女性。演じたのが楊麗萍です。鋭い爪と妖艶な動きはその場にいた他の役者を圧倒していました。そうか、この楊麗萍だったのかと、今になって納得。

楊麗萍の舞台は是非見たいです。

と思っていた矢先、偶然公演情報を発見!こちらです。→「シャングリラ」

うわあ、行きたい!!

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