海堂 尊『チーム・バチスタの栄光』 : 夢の国・亞洲文化宮

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海堂 尊『チーム・バチスタの栄光』

20071124

team.jpg


発 行:宝島社

刊 行:2006/12


<あらすじ>
東城大学付属病院の神経内科医田口公平は、ある日病院長の高階から呼び出される。病院の誇りである心臓手術チーム「チーム・バチスタ」が3件連続の術死を起こしたのを受け、内部調査を命じられたのだ。執刀医の桐生恭一が自ら高階に依頼したという。田口の調査が進展しない中、厚生労働省から白鳥圭輔という技官が派遣される。彼の過激な方法はチームの猛反発を買い、究明困難と見られたが…。
<内容・感想など>
物語の形式は次のとおり。( )内はその大まかな内容
第1部 ・・・・・・ネガ・・・・・・ゆりかご(田口の調査)
第2部 ・・・・・・ポジ・・・・・・白い棺(白鳥の調査)
第3部 ・・・ホログラフ・・・幻想の城(犯人確定後)
各部に章が配され日記形式で展開していきます。読み終えた今も上の副題の意味がわかりません。(笑)
さて田口が聞き取り調査をしたバチスタ・チームのメンバーは、2人の助手、看護師、臨床工学士、麻酔科の医師、執刀医(チーム、リーダー)、病理医の7人。
他に登場するのは田口の診療室に常駐するベテラン看護師、病院長より権力がありそうな教授、そして病院長。そうそう、スピーカー的な働きをする医師も。疑いだすとみんな怪しい。

主人公田口公平が「俺」の一人称で語る形式で、全体的にどこか自嘲気味です。彼が室長をつとめる「不定愁訴外来」は通称「愚痴外来」。患者が病院や医師に対する不満をぶちまける場所ということになっています。華やかな舞台の裏側をつくり、病院の権力抗争からかけ離れた人物を表舞台に引っ張り出すところは魅力的です。
最初は文体に違和感がありました。速いテンポとあふれるカタカナについていけなくて…。でも後からそれは「些末な事」になりました。
最後まで真相がつかめない作品は久しぶり。最近読んだミステリーでは途中で犯人がわかるケースが多かったのですが、今回は全く見当がつきません。その意味では最後までワクワクさせられました。
登場人物それぞれの個性がはっきりしているところは秀逸。術野の臨場感、田口と白鳥の漫才的なやりとりも素直に楽しめます。調査する側が主役で花形執刀医が脇役。こういう構成もいい。
ラストのオチで笑いに笑い、そのあとはすっきり!!

2月には映画も公開されるとのことでキャストを調べてみると、

竹内結子 阿部寛 吉川晃司 池内博之 玉山鉄二 井川遥 野際陽子 佐野史郎…

誰がどの役をやるのか全くわかりません。小説では女性が主役ではないはずですが…
今まで原作をきっかけに観た映画の中で感動したのは2割ほど。でも原作を逸脱すると面白くなるケースもありました。阿部寛が出てくると『トリック』を想像してしまう。それに野際陽子と佐野史郎が共演だなんて・・・。
ちょっと観てみようか、という気分になりました。
公式HPはこちらhttp://www.team-b.jp/

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「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊 :TK.blog

『チーム・バチスタの栄光』   著者:海堂尊  出版社:宝島社 <簡単なあらすじ> 高階病院長に呼び出された神経内科の万年講師(不定愁訴外来)の田口。用件は、...

コメント

こんばんは~。

海堂尊さんという作家は初めて知ったのですが、なんだか面白そう♪

>ラストのオチで笑いに笑い、そのあとはすっきり!!

こういうラストめちゃ好き♪早速図書館で予約しました。といっても予約30番目・・。でも我が市(全区合わせて)には30冊ほどの蔵書があるので、おそらくすぐ手元にくるはず?!)
私が知らなかっただけで、この本は人気があるんですね。『図書館』シリーズもそうですが、孔雀の森さんには面白い本を紹介していただき感謝です♪

>野際陽子と佐野史郎が共演だなんて・・・。

ふふふ、ですよね~♪私もこの組み合わせに「ん?」と思っちゃいました。賀来千香子さんも出演したら面白かったかも(笑)。
年内にこの本が読めるといいな~。

TKATさん、こんにちは~

私も海堂尊さんは初めてです。

>早速図書館で予約しました。

わ~い♪ TKATさんの感想を拝見するのが楽しみです!!
サスペンス&コメディのテイスト、お好きでしょうか。

私の方も、TKATさんにはいつも興味深い本を紹介していただいて感謝!です。楽しさを共有できるとうれしいです。

>私もこの組み合わせに「ん?」と思っちゃいました。

やっぱりご覧になっていましたか。この物語ではまさかあれを引きずらないわよね~

今朝のエンタメ情報番組でこの作品が紹介されていました。原作と映画は切り離して考えた方がいいかな、と思ったのでした。

サスペンス&コメディですね♪

こんばんは~。
やっと手元にやってきました♪12月中旬前には借りてたのですが、年末年始の長期貸出のためゆっくりと読みました。
ホント最後まで真相が全くつきませんでしたね。途中、白鳥が言うアクティヴ・フェーズやパッシヴ・フェーズはちんぷんかんぷんでしたが、最後の方では彼の言う極意が実に正確だったのにはビックリです。田口より白鳥の方が印象に残りまくり(笑)。いや~いい味出してる。

現在映画の公式HPでは、役柄も載ってますよ♪個人的になぜ田口役が・・・と思ったりしたのですが、阿部寛が出ることにより、なんだかシリーズ化のニオイがプンプンするのは気のせいかしら(笑)?それで『トリック』のように男女を主役に持ってきたのかな~なんて。深読みしすぎねきっと^^;まだ原作自体もシリーズ化してないし(笑)。

白鳥、いいですね~

TKATさん、こんにちは♪
やっぱり白鳥にはまりました?中盤に登場したときは「なんだ、コイツ」っていう印象でしたが、後半バリバリの活躍ぶりでしたね。ものすごく頭がいいんですよね。スバラシイ!
ころころしている体型が好印象!(笑)「天は二物を与えず」と思ったけどこれを阿部寛が演じるのよね。与えてんじゃないの!と思ってしまいましたが。(笑)
初めてキャスト見たときには、やっぱり竹内結子の田口に違和感ありました。でもラブストーリーにもってきたかったんだろうなあ、なんてね。シリーズ化したら次は夫婦になってたとか?(違ってたらここは削除)
この際自由に深読みしちゃいましょ!
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