北京の恋―四郎探母 : 夢の国・亞洲文化宮

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北京の恋―四郎探母

20071108

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 2004年/中国/1時間38分(劇場にて鑑賞)
 監 督  孫 鉄
 原 題  秋雨/AUTUMNAL RAIN
 出 演  前田知恵  靳 東(チン・トン)  
       畢彦君(ピー・イェンチュン)  張 (チャン・ハン)

<あらすじ>
舞台は北京。橋本梔子<シコ>(前田知恵)は、祖父のメル友、何<カ>の自宅に泊めてもらい、京劇を学び始める。梔子が到着したその日に何の息子鳴<ミン>(靳東)も帰宅。ビジネスの道を断念し、京劇に専念するべく練習に励む。二人はすぐ恋に落ちる。
何はかつて女形として『四郎探母』という演目に出演していた。写真に映るあでやかな彼の姿を見た梔子は、自分も『四郎探母』のヒロインを演じてみたいと思い、徐先生(張)に指導を請う。彼女は何の一番弟子で、鳴の姉弟子という立場。胸中は複雑であったが、梔子に稽古をつけることになる。
<感想など>
80代と60代が海峡を隔ててメールのやり取り。
画面を見つめる何老師と浮かびあがる文字からは、両者の生き生きとした会話が聞こえてくるようです。

若い恋人たちが一生懸命に京劇を練習する姿もほほえましく映ります。
恋って、こんなふうに突然始まるのよね~。若いっていいよね~と、ちょっぴり羨ましくなります(笑)。
その影で泣いているのが鳴<ミン>の姉弟子、徐先生。
幼い二人が写る写真を悔しそうに破るシーンから、鳴<ミン>のことが好きだったのがわかるのですが、ちょっと唐突な感じも。
鳴に気があるなんて全くわかりませんでした。
彼女には「クールビューティ」の形容がぴったり!!
この物語のいいところは三人をドロドロの三角関係にしないこと。
素直で可愛らしく、ひたむきな梔子は、徐先生にも好感を与えるのでしょう。
彼女自身京劇を教える立場で、梔子のはるか上をいく役者です。自分の中の恋心をきっぱり断ち、前を見る姿は凛としてすてき。
私が一番好きなのは、この徐先生です。

二人の恋を『四郎探母』に重ね合わせる手法にも賛成。中国ドラマ『楊門虎将』や北方謙三著『楊家将』『血涙』で、楊家の物語にはなじみがあり、京劇の演目にも興味を持っていました。
ところが… この演目が彼らの実体験をこんなにもリアルに映し出すとは…。
正直なところ、後半の怒涛のような展開は肯定できません。
梔子の祖父と鳴の祖父との関係性が明らかになる展開は、物語の性質上必要かもしれません。
でも戦争中に起きた、食事をめぐるおぞましいシーンは不必要。

梔子のおじいさんって、どんな人なのでしょう。
昔の映像、彼女の電話での応対、そしてメールの文章。
私にはこの三つから現在の彼を思い描くことができません。
存在感のなさが気になりますが、こういう形での登場以外ないようにも思えます。

感想を書くのが非常に辛い作品でした。

コメント

この映画、もうご覧になったのですか。
先日実家でNHK衛星放送の番組を見ていたら前田知恵さんがゲストで、この作品の話をしていました。

日本と中国の歴史的な関係にも触れている作品のようですね。監督さんは、だんだん戦時中の日本軍の描き方も変わってきていると言っておられましたが。

前田さんは中国語会話の番組でおなじみでしたが、北京電影学院演劇科を出ておられたのですね。びっくりしました。京劇風の声の出し方もしっかり勉強されていて素晴らしいと思いました。

藍*aiさん、こんにちは♪

実は初日に鑑賞して、前田知恵さんのお話もうかがいました。前田さんはチャーミングな方で好印象を持ちました。でもなぜかレビューでそのことが書けませんでした。上記は鑑賞後頭を冷やして書いたものです。(いや、まだ冷やしたりないか…。)

作品には苦悩する日本人兵とその後贖罪の気持ちを持ち続ける彼の姿が描かれています。監督さんはこうした描写が今までは少なかったとおっしゃるのだと思います。私も同様に感じます。
ただ、ある「表現」が私には受け入れがたく、それが全体の印象につながってしまったのでした。

北京電影学院演劇科に在籍した日本人は前田さんが初めてだそうですね。チャレンジ精神が映画からうかがわれ、励まされる気持ちでした。(こういうこと書けばよかったんだ~)
主人公は初めて中国に来たわりには中国語がうますぎて、あっという間に中国になじんでいました。(笑)
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