光陰的故事 : 夢の国・亞洲文化宮

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光陰的故事

20071021

guangyin.jpg
 1982年/台湾/1時間46分(東京国際映画祭で上映)
 監 督  【第1話】陶徳辰 【第2話】楊徳昌  
       【第3話】柯一正 【第4話】張 毅
 英 題  In Our Time



<内容・感想>
4話から成るオムニバス形式の作品。
主人公の年齢は、1話は小学生、2話は中学生、3話は大学生、4話は社会人と、徐々に大きくなっていきます。
それぞれ登場人物は違いますが、時間の推移を感じる展開でした。
レコード、男の子の短パン、80年代の髪型など、ノスタルジックな風景がいっぱい!!
【第1話】小龍頭
主人公は、両親、弟と暮らす小学生のシャオマオ(藍聖文)。
両親は弟には甘いが、シャオマオには辛く当たり、「勉強しろ」と口うるさい。
彼の性格は暗く、学校ではいじめっ子の標的となる。
そんな彼が興味を持っているのが、「恐竜」。
宿題をする時にも、学校へ行く時にも、そのおもちゃを肌身離さず持っているのだ。
ついたあだ名は「小龍頭」(恐竜君)。

両親にどんなにののしられても淡々としているシャオマオが、不可解に映ります。
親の激しい兄弟差別には何か理由があるはずと、「謎」の解明に期待しましたが、結局わからずじまいです。
一方、いつも訪れている親戚一家の場合、両親は娘(シャオマオのいとこ)を可愛がりますが、無関心な様子。
無表情の彼女も、シャオマオが描いた恐竜の絵には心を動かされ、彼の唯一の理解者となります。
闇の中、恐竜のおもちゃを探すため一心不乱にゴミをあさる二人。
彼らにとって、永遠の思い出になったことでしょう。
恐竜は見つかっても、「あった」と喜ぶシーンはありません。子供らしさをわざわざそぎ落とした演出です。
でも一つだけ子供らしさを感じさせる場面が・・・。シャオマオの夢の中です。
まぶしい笑顔! 唯一の幸せそうな表情!!
家庭も学校も少年が見た俯瞰図のようでした。

【第2話】指望
中学生のシャオフェン(石安妮)は、母(劉明)と姉(張盈真)と姉の3人暮らし。
母は亡くなった父の分まで頑張れと浪人生の姉に言うが、彼女はボーイフレンドとの遊びに夢中で聞く耳を持たない。
ある時を境に、シャオフェンは同級生の男の子と一緒にしていた自転車練習をやめる。
彼女は、間借りしている大学生(孫亞東)に、徐々に恋心を抱いていくのだが…。

少女の子供から大人への階段からは、甘酸っぱくほろ苦い香りが漂ってきます。
スクリーンが少女の目としてとらえる光景は、自分が中学生の頃に見た図と同じ!!
といっても、台湾へ行ったわけでも、その青年を知っているわけでもありません。
ああいう目で周りを見ていたんだなあと、当時の気持ちが甦ってきたのです。不思議…
初めて訪れた青年の表情。汗をかいた筋肉やあばら骨が動くさま。帰宅したときの気配。
少女の頭はいつしか彼の姿でいっぱいになります。
そのはちきれんばかりの想いをどうしようか…。
彼女と対照的なのが、浪人生の姉です。
純粋な妹に対する妬みなのか、ストレスのはけ口を求めているのか。
姉はあまりにも妖艶で、謎めいている…。

そんな少女の物語の一方で展開するのが、背の低い男の子の、自転車練習物語。
身長が160センチになったら、180センチになったら、と目標を口に出すその姿がいじらしい。
初めての失恋を味わった彼女には、その向上心がまぶしく映ったんだろうなあ。
(というのは、ほとんど鑑賞している自分の気持ちです。)

【第3話】跳蛙
昔太っていたため「小胖」とあだ名をつけられた大学生(李国修)が主人公。
建設会社社長の父は彼を後継ぎにさせたくて建築学科への転学を勧めるが、彼は哲学に興味を持っている。
熱血漢の彼は、学校対抗の水泳大会に出ようと仲間を誘うが、みな関心を示さない。
やがて、ひょんなことからレースに出ることになった彼は、懸命に頑張って留学生とデッドヒートを繰り広げる。

学生生活を充実させたいと、いろいろなサークルに参加している彼の「やる気」がまぶしい。
そのやる気が空回りしてしまう様子、女性に対する不器用さなどがユーモアに語られ、
ついつい笑ってしまいます。
こういう一途さは懐かしい!!
憧れのマドンナが投げるブーケの行方は…。
面白かったはずなのに、終ってみるとかなり忘れていて、これしか書けないのが悔しい(苦笑)。

【第4話】報上名来
マンションに引っ越してきたばかりの若夫婦(李立群<リー・リーチュン>・張艾嘉<シルビア・チャン>)が主人公。
引っ越し業者や自分たちの不手際から、室内には家具や荷物が散乱して足の踏み場もない状態だ。
妻は初出勤のために一足先に家を出る。
夫は新聞を取りに下に降りるが、その新聞を他の住人に取られてしまい、ちょっとしたトラブルに。
その間、親切な小学生が外側からドアを閉めてくれた(?)ため閉め出し状態になる。
彼は上半身裸、下はパンツにバスタオルを巻いた状態で右往左往する。
その頃妻は、会社の身分証明書を家に置き忘れたために、警備員からストップをかけられていた。

最初から最後まで笑いっぱなし。
李立群と張艾嘉のやりとりが掛け合い漫才のようにテンポがよく、見ていてほんとに気持ちがいい!
次々と起こるトラブルは大げさですが、日常起こりうる光景であり、見入ってしまいます。
家から閉め出された男が、どうにかして入らなければ、と思ったところから生まれたストーリー。
上階から下の自宅に入りたいと言っても、「知らない人だから」と家に入れてくれません。
通りすがりの人に1元をもらい、公衆電話から妻の会社に電話すると、「まだ到着していない」。
その頃妻は警備員と言い争いの最中。
妻が身分証明書を取りにマンションに戻ったとき、目に入った光景は…。

数々のトラブルが、結果的には住民と交流するきっかけになったわけです。
まさに「終りよければすべてよし」!!

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