私の胸の思い出 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私の胸の思い出

20071011

tianxingyidui.jpg

2006年/香港/1時間38分(劇場にて鑑賞)
監 督  羅永昌(ロー・インチョウ)
原 題  天性一對 / 2become1
原 作  西西(シー・シー)『哀悼乳房』
出 演  楊千[女華](ミリアム・ヨン) 任賢齋(リッチー・レン) 側 田(ジャスティ・ロー)
      郭 涛(グオ・タオ) 林 雪(ラム・シュ) 許紹雄(ホイ・シウホン)
公式HP  http://www.pink-ribbon-movie.jp/

<感想など>
「私の胸の思い出」。
ではないでしょう。
ここに描かれているのは、主人公ビンゴ(楊千[女華])の胸が、「2」から「1」になるまでの苦悩です。
だからタイトルは英題「2become1」(トゥ・ビカム・ワン)がいいと思うのですが…。
それにチケットを買うときに、上記のタイトルはちょっと言いづらい。
若い男性職員も、入り口を開ける際の「私の胸の思い出、只今上映開始です」という文句を
ゴニョゴニョ言っていたような気がします。(気がするだけかも)
なお、視覚でとらえた「私の胸の思い出」は、「私の胸に秘めた思い出」と
とらえることができて、抵抗はありません。
「ピンクリボン活動」のために、ダイレクトに伝わる言葉にしたのかな。
今まで観た中国語圏の作品では「病気」を不幸の材料として使うことが多く、
誰かが病に臥すと、明るい未来はあきらめていました。
でもこの作品では啓発という目的がはっきりしており、病気そのものが物語の核になっています。
患者がその病気にどう向きあうのか。関心はそこにあります。
精神科医ヴィを演じる任賢齋は、赤のジャケットやピンクのセーターが目立っていましたが、
これも作品の趣旨を反映してのファッションでしょうか。

内容は深刻。でも俳優陣のコミカルな演技が、落ちていきそうな心をすくい上げてくれました。
それにしても…ああいう発見は現実にあるのだろうか…。
それほど悪性だった、ということ?

上映中思わず胸に手を当ててしまいました。
問診や検査の場面、X線写真には、見入ってしまいました。
主人公ビンゴ(楊千[女華])の生きている世界は自分とは全く違うけれども、
「もし自分が・・・」と考えると、距離感が縮んでいきます。

友人たちが彼女の胸を想っていさかいをやめたり、商店のおばさんが優しくしてくれたりと、
周りの人たちの温かさには、観る側の心が和みます。
こういう現実があったらいいな、と思います。

厳しい現実の対極で、虚構だな~と感じるのは、ビンゴとヴィの出会い。
そして元カレの犯罪が暴かれた瞬間。
これでヴィの株が上がったぞ~と喜んでいたら、ビンゴのパンチ炸裂。
(そういう気持ちにもなるわな~)
その後もビンゴのピンチを救ったヴィはまさに正義のヒーロー的存在です。
彼自身が抱える辛い症状が、かえって幸せを招いたともいえる展開には拍手したくなります。

「禍福はあざなえる縄の如し」とは2人を象徴するかのような諺。
「幸不幸は寄り合わせた縄のように変転する」という意味ですが、
2人の場合は「幸」で終り!!

trackback

天生一對(2 become 1) :龍眼日記 Longan Diary

先日の香港旅行の行きの機内、観ていた映画が終了しチャンネルを回してラスト5分だけ観て思わず涙目に。「しまった!『森のリトルギャング』なんかノンキに観ている場合じゃなかった!」と激しく後悔してももう遅い。なんせもう1本映画を観るほど香港は遠くないワケで。そこ

コメント

孔雀の森さん、こんにちは。
早速ご覧になったのですね~。
こちら関西は半月遅れで今月末からの公開です。
以前にVCD鑑賞した時の感想をTBさせていただきました。
また公開後にダブルでTBさせていただいちゃうかも。(笑)
V仔のコメディアンの営業かよ!?と思わず突っ込みたくなるような赤のジャケットやらピンクのセーター。
なるほど沈みがちなストーリーを考慮しての演出だった・・・そういうのもアリかもしれませんね。
それにしてもあの元カレの犯罪にはビックリするやらガッカリするやらでしたよね。

sabunoriさん、こんばんは♪

sabunoriさんに教えていただいたので観ました。
そして、観てホントによかった!感謝です。
ご覧になった後のTB、楽しみにしています。
VCDと日本公開作品の編集が違う、ということもあるかも知れませんね。
ヴィのファッションと「ピンクリボン活動」(今やっているらしいです)を関連付けてしまいましたが、撮影はずっと前なのですよね。
愛する人があんな奴だと分かったら、私なら立ち直れません。
これは、ビンゴをどん底に突き落とすための設定だったのね。かわいそ~(泣)
本編の前に『Mayu-ココロの星-』の予告編を見ましたが、同じ癌を扱う作品でも全然雰囲気が違うようでした。
非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。