赤いネッカチーフをつけた二人の女 : 夢の国・亞洲文化宮

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赤いネッカチーフをつけた二人の女

20070903

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 2006年/1時間32分(劇場にて鑑賞)

 監 督  韓志君(ハン・ジジュン)

 原 題  両個裹紅頭巾的女人

 出 演  鄭衛莉(ジェン・ウェイリー) 
       馬詩泓(マー・シーホン)
       呉漣生(ウー・リエンション) 
       趙小熠(チャオ・シャオイー)
       関小平(グワン・シャオピン)



<あらすじ>
舞台は雪深い山村。夫を亡くした喜鳳<シーフォン>、魏<ウェイ>おじさんと彼の娘双魚<シュアンユィ>、妻と離婚した揚天龍<ヤン・ティエンロン>と双子の娘たちは、助け合いながら暮らしている。喜鳳はいつも天龍の密漁を阻止しているが、彼は狩猟の醍醐味が忘れられない。ある日天龍は鹿を狙ったつもりが、誤って双魚の脚を撃ってしまう。彼女の脚は元通りにはならない。天龍は2年間刑務所で過ごし、その間喜鳳が双子の娘たちの面倒をみる。
刑期を終えて帰ってきた天龍を、魏おじさんと双魚は決して許そうとしない。しかし喜鳳は彼の帰宅を心から喜んでいた。
<感想など>
真っ白な雪と赤いネッカチーフ。寡黙な男と饒舌な男。不運に対する憤りと、幸せを迎える喜び。
それぞれが対照的であることに気づくと、物語の奥行きがより深く見えてくるようです。

主人公の喜鳳は、隣家の天龍にあれこれおせっかいを焼きますが、これが愛情からだとは自分でも気づきません。
そのおせっかいも荒々しく、天龍は明らかに迷惑顔。二人の会話は喧嘩しているようにしか聞こえません。
でもひとしきり怒った後の、喜鳳の笑顔がとても可愛いのです。大の男を張り倒すほどの怒気と、はじけるような笑顔のギャップが、彼女の最大の魅力でしょう。

天龍が双魚を誤射したことから、この一角の人間関係がガラリと変わります。
天龍は刑期を終えてもずっと彼女への償いに生きなければならないのか…。

そんな中に闖入してきたのが、天龍を「大哥」と慕う二狗子<アルゴウズ>。
沈鬱な雰囲気の中に突如舞い込んだ3枚目は、最初のうち明らかに「異物」でしたが…。
取り柄といえば歌うことだけの放浪者。そんな彼の一言二言は、周りの人々が自分を見つめるきっかけともなります。また彼も、自分に自信が持てるようになっていくのです。

さて、この物語の時代はいつごろなのでしょう。
水を汲んだり薪となる木の枝を運んだりと、生活はとても苦しそう。
台詞の中に「テレビ」が出てくるけれど、「テレビ」そのものは出てきません。
丸い鉄板で焼餅<シャオビン>(クレープ状のお焼き)を焼くシーンは、ちょっと懐かしい風景。
女性たちの着ている服からは、一昔前の装いを連想します。

不幸な出来事がかえって幸運を呼び込んで、みんなが幸せになった、という物語。
終ってみると、アットホームで温かな人間模様を描いたドラマだということに気づきました。
お正月にまた観たいワ。

ところで…。寡黙で不器用、でも優しく誠実な男、揚天龍が、高倉健サンとかぶって見えるのでした。

PS:「2007年中国映画祭」で観た作品。知ったのがごく最近で、期間も短かったのは残念。

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