狩場の掟 : 夢の国・亞洲文化宮

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狩場の掟

20070730

新宿K’sCINEMAの「中国映画の全貌2007」で上映されている74作品の一つです。

1985年/中国(内モンゴル)/1時間23分(劇場にて鑑賞)
監 督  田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)
原 題  猟場札撤/ON THE HUNTING GROUND
言 語  モンゴル語
出 演  敖特銀巴雅 色旺道爾吉 巴彦爾口 拉西

<感想・雑記>
内モンゴルに下放経験のある田壮壮監督ならではの作品。処女作とのこと。
まず眼に焼きつけられるのは狩猟の場面。
動物の疾走シーンはスローモーションが多用され、動物の筋肉の動きさえ鮮明だ。
撮りたい、撮りたいという気持ちの表れだろう。
銃で撃たれ足をバタつかせながら息絶える鹿。
猟犬に執拗に追い回されついには力尽きる小動物。
慣れた手つきで獲物を切り開いて行く人々。
これが大自然で生きる術なのだと教えられる。
しかしこうした狩猟シーンより厳しさを感じるのは、草原で暮らす人々の人間関係だ。
男たちの狩猟の腕が、その部落の階級社会をかたちづくり、子供たちの間にさえ微妙な影を落とす。
「ウチの父ちゃんの方が、獲物が多い」という台詞。
多くのパオが肩を寄せ合うように、助け合いながら生きているように見える内モンゴルの社会。
しかし自分以外は全員ライバルという、究極の実力社会なのだ。
そんな中で、獲物泥棒をはたらいた「掟破り」が出現。
男は最初責められても罪を認めようともしない。
しかし母親を火災から救ってもらったことが、自分の行いを振り返るきっかけとなる。
鹿の首をうちつけた棒の下で懺悔する男の姿が、あらゆる角度で映し出される。
台詞を極力抑えたドキュメンタリータッチ。
時に退屈な場面もあるが、事実として伝えようとする説得力は強い。

モンゴル語を通訳する形で、ワンテンポ遅れて北京語音声がかぶさっている。
すべての台詞を男性のナレーターが担当しているので、違和感が大きい。
しかも、通訳されないシーンが多く、内容もつかみにくい。
日本語字幕は北京語通訳をもとにしているので、通訳されない部分は当然無字幕となる。
今までにないパターンだが、これがかえって時代を感じさせ新鮮だ。

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