ジミー『地下鉄』 : 夢の国・亞洲文化宮

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ジミー『地下鉄』

20070523

chika.jpg  作 者:幾米(ジミー)〔台湾〕
  訳 者:宝迫 典子
  原 題:地下鐵/Sound of Colors
  刊 行:2006年(第1版は2002年)
  出版社:小学館


<内容・感想など>
前から読みたいと思っていたジミー作品の中の一冊。
光を失った女性の苦難と、幸せを求めようと行動を起こす勇気が描かれ、読みながら応援していました。
映画『サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋』の方が先だったので、原作の登場人物がたった一人だということにびっくり!
映画には原作には登場しない人物、エピソードがたくさん盛り込まれ、オリジナルの物語となっていますが、原作との違和感がありません。
映像の色使いや小物、主人公の服装が、原作の意図をうまく反映しているからでしょう。
キャストやスタッフが絵本をよく理解して掘り下げたのだろうな、と思います。
そのよい例がミリアム・ヨン。背中をやや丸め、腰を落として一歩一歩進む姿が、原作の主人公にそっくり!!

ところで、絵を見ないで文字だけ追っていくと、かなり壮絶です。
まず、地下鉄の入り口で「さよなら」と言ったのは、ほんとに天使だったのでしょうか。
この冒頭はショックです。小さな女の子への無情な宣告が胸に焼きついたまま、物語を追うことに。
彼女が歩んできたのはまさに茨の道。
絵本の世界は、もしかしたら彼女の脳裏に浮かんだ光景かも知れません。
時には底なし沼のように暗く、時には鮮やかに色めく数々の風景。
暗闇の中で迷いながら、悩みながら、傷つきながら、やがて一歩を踏み出していく主人公。
最後は、やはりあれは天使なのねと、妙に確信できるのでした。

さて、この作品にもおなじみの人物たちが登場。
『向左走・向右走』(『君のいる場所』)の2人とか、『微笑的魚』(『ほほえむ魚』)の主人公とか。もしかしたらほかの作品の登場人物もいるのでは?
ジミー作品を刊行順に読んでいったら、面白いかもしれません。

前から気になっていたドラマ版も予約してしまいました。
ドラマは観始める時覚悟しなければ。
(睡眠時間が削られる、夢中になりすぎて大切なことを忘れる…etc…)
  

trackback

「地下鉄 Sound of Colors」 ジミー :TK.blog

『地下鉄 Sound of Colors』 地下鐵 作・絵:ジミー(幾米) 訳者:宝迫典子 出版社:小学館<感想>この絵本をベースにした香港映画『サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋』を見て、是非原作の絵本も見た

コメント

こんばんは~!

>地下鉄の入り口で「さよなら」と言ったのは、ほんとに天使だったのでしょうか。

がーん!そのシーン覚えてないよ~(悲)。私この本は図書館で借りて読んだので今手元になく読み直し出来ないのが悲しい・・。なので『向左走・向右走』、『微笑的魚』の主人公たちの登場シーンもまだ確認出来てないんですよね。また図書館で借りてこないと(笑)!

>前から気になっていたドラマ版も予約してしまいました。

『地下鉄』も『向左走・向右走』と同様にドラマ版あるんですか?!こりゃまた期待できそうですね♪
私もドラマを観始めると次が気になってついつい長時間観てしまい、他の事が手につかなくなります(困)。ホント覚悟が必要ですね。
 
TBさせていただきました、よろしくです♪

TKATさん、こんにちは♪

地下鉄の入り口のシーンは冒頭なんだけど、一瞬「これどういう意味?」っていう感じでした。
天使の姿が出てこないのですから。
この本を書店で見つけたとき「天使が引き会わせてくれた(?)」と勝手に解釈し、衝動買いしてしまいました。
先に図書館で見つけたら間違いなく<衝動借り>でしょう。

ドラマではいったいどのように話を膨らませているのだろうと、ワクワクしています。
今TVで放映中らしいですが、うちでは見られないので思い切って買うことに。

TB、ありがとうございます♪

初めて書き込みさせていただきます。
トニー・レオンが映画『地下鉄』に主演したので、何年か前にジミーの絵本を何冊か買いました。
絵の巧さもさることながら、物語の深さにとても惹かれますね。
(映画はこの原作とは少し趣が違いますけれど・・・)

ドラマのご感想、楽しみにしております。

藍*aiさん、いらっしゃいませ♪

ジミーの絵本はずいぶん前から発行されているのですね。
最近トニー・レオン主演の『地下鉄』を観て、どうしても絵本が見たいなあと、探しておりました。
なので見つかったときはとてもうれしかったです。
藍*aiさんがおっしゃる「絵の巧さ」「物語の深さ」をもっと味わいたいです。
ほかのジミー作品にも手が伸びそう。

ドラマ、昨日届きました♪
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