ブレイキング・ニュース : 夢の国・亞洲文化宮

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ブレイキング・ニュース

20070517

news.jpg  2004年/香港・中国/1時間31分(TV視聴)
  監 督  杜峰(ジョニー・トー)
  原 題  大事件/Breaking News
  出 演  陳慧琳(ケリー・チャン) 任賢齊(リッチー・レン)
        張家輝(ニック・チョン) 林 雪(ラム・シュー)
        尤 勇(ヨウ・ヨン) 任達華(サイモン・ヤム)他

<あらすじ>
ある日銀行強盗犯と警察との間で銃撃戦が繰り広げられる。
このとき、犯人に銃を突きつけられた警官が命乞いする場面が、ニュースで流れる。犯人は逃走したままだ。
香港市民の警察に対する信頼は失墜。警察は信頼回復のため、犯人逮捕劇をメディアで流すという戦略をとる。
これを指揮するのは、発案者のレベッカ(陳慧琳)。
さきの銃撃戦で犯人を取り逃がしたチョン(張家輝)は、レベッカの指示を無視し、独自で犯人を追う。
強盗のユアン(任賢齊)は殺し屋のチュン(尤勇)と手を組み、タクシー運転手イップ(林雪)と子供2人を人質にとり、マンションの一室に立てこもる。
<感想など>
警察と犯人との果て無き攻防戦に、見入ってしまいました。
画面を左右に二分して警察側と犯人側を同時に映すところなどは、
本当の「ブレイキング・ニュース」のようです。
これを発案したレベッカの能面のような表情に、不気味さを感じました。
だから、最初無機的だった彼女が、犯人とのやり取りを通して変化していく過程が興味深かったです。
もしかして恋したかも…なんてね。
横断歩道の前でユアンの姿をとらえた彼女の目。そしてユアンの横顔。
この「出会い」のシーンはよかった!

彼女と対照的なのは、ユアン一味を追うチョン警部補。
犯人たちもうなるほどの熱血漢。この迫力!見ている方が熱くなってくる!
犯人逮捕にかけるあの情熱はどこからくるのだろう。
ユアンの「いいやつだろう?」という質問に、レベッカは「バカだけど」と答える。
相変わらずツンケンしているけれど、相手を認めた発言として貴重!

警察のマスコミ操作に対し、大胆に挑む犯人グループの作戦も見もの。
食事の風景を互いに映し出した「ショー合戦」は、この物語では珍しくコミカルな描写です。
ユアンとチュンが一緒に料理しながら「店を持ちたかった」と言うシーンからは、
「なりたくて悪党になったんじゃない」という含みも感じました。
人質になった子ども2人の影響は大きかったかも。
男の子は「悪党に協力したくない」ときっぱり言うし、女の子は宿題を始めます。
明日の命はないと決めつけていた彼らが、未来にほんの少し希望を持ったきっかけともいえそうです。

悪党ユアン、チュンと、警部補チョンが対峙した、エレベーターでのシーン。
それぞれが同志的な気持ちを持ったこの瞬間、
正義と悪の境界がぼやけたような気がしました。
マスコミ操作をする方が悪ではないのか…。
自分がニュースを見ている香港市民になっていくような気分。

「ショー」は自分で終わらせるつもりだったレベッカ。
ところが気がついてみれば、何も指揮していないのに報道が一人歩きし始めた…
そして自分がその渦中にいた…。
一人のお嬢さんの思い付きがあれよあれよという間に拡大し、
終わってみれば警察が喜ぶような結末になっています。
でも一市民から見ると、信頼回復になってないなあ。
ひょっとして頭脳戦では犯人グループが上をいっているのでは?
このラスト、究極の皮肉ではないかと思うのですが。

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