幾米『微笑的魚』 : 夢の国・亞洲文化宮

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幾米『微笑的魚』

20070509

smiling_fish.jpg  著 者:幾米(ジミー)〔台湾〕
  出 版:1998年
  言 語:繁体字中国語
  英 題:a fish that smiled at me
  出 版:大塊文化出版股份有限公司(台湾)

<内容>
僕は小さな水槽の中に《微笑む魚》を飼っている。
犬のような忠誠心、猫みたいな人懐っこさ、恋人のような深い愛情を示してくれる僕の《彼女》。
しかしある日、《彼女》は突然黄緑色の光を放ち、水槽ごとふわふわと宙に浮き、家を出て行った。
僕は彼女とダンスをしたり、かくれんぼをしたり、海で泳いだりして遊んだ。
まるで魚のように、広い海を自由に泳ぐ僕。しかしそのうちに…
朝起きてみると、《彼女》は元通り水槽の中で微笑んでいる。
でも本当にココで幸せだろうか。
そして僕はある決心をする。
<感想など>
内容だけ読むと自分でも「なんだこりゃ」と思ってしまいます。
どこまでが現実でどこまでが夢あるいは幻想?
もしかして「魚が微笑んでくれる」のは本人の錯覚?と思わせるほど、物語は現実と幻想の間を浮遊しています。
ちょうど光りながら宙を舞う水槽みたいに…。

孤独と向き合う人の姿がとてもリアル。彼女(魚)は彼にとってかけがえのない存在なのよね。だからこそ…。
また、作品は青と黄緑でできているといえるほど、この二色が効果を発揮しています。
いろいろなブルーが、海、空、夜の帳(とばり)を大胆に塗りこめ、その中に黄緑(魚と水)が光を放っています。
心のうちを表したような構図。
この主人公は『向左走・向右走』(1999年)でも大勢の中の一人として登場しています。
こういう発見があると楽しさも倍増!

これは連休中に神保町で買った本。
なお、日本語訳版は、有沢晶子訳『ほほえむ魚』(早川書房)。

trackback

「ほほえむ魚」 ジミー :TK.blog

『ほほえむ魚』 微笑的魚 THE SMILING FISH 作・絵:ジミー(幾米) 訳者:有澤晶子 出版社:早川書房<簡単なあらすじ>ある日、ぼくにほほえんでくれる一匹の魚に出会った。犬のように忠実で、猫みた

コメント

この作品は知りませんでした~!

どこまでが現実で夢かが分からない内容・・なんか興味そそります。孤独と向き合う人の姿がとてもリアルということですが、この本の結末がハッピーエンドなのかそうでないのかめっちゃ気になる~!
今までの絵本にあるカラフルな画とは違う二色効果も是非見てみたいですね♪

>この主人公は『向左走・向右走』(1999年)でも大勢の中の一人として登場しています。

そうなんですか?!こりゃ見ないと!!
ジミー作品はいたる所で楽しみがあるので気が抜けませんね(笑)。

TKATさん、こんばんは♪

私も本屋さんで見るまでは知りませんでした。

ハッピーエンドかどうかというのは…うふふ…どーなんでしょう。
最初読んだとき、エンドが意味不明だったのです。
「えっ、これどういうこと?」と思わずつぶやいちゃいましたよ。
裏表紙の簡単な解説文を読んでやっと理解できたんだけど、解釈は色々だと思います。
もし読む機会があったら、TKATさんの解釈を聞かせてくださいね。
色使いも線質もステキで、おすすめです。

前にTKATさんが紹介してくださったジミー作品を探していたのですが品切れで、たまたまこれに出会いました。
後で『向左走・向右走』の中にこの人物を発見したとき、TKATさんのレビューを思い出しました。こういうイタズラを見せてくれるとは。
ホント見つけたときは楽しいですね♪

晩上好♪

早速読んだのですが、どこまでが現実でどこまでが幻想なのか、私もよくわかりませんでした。でも好きなものに対する思いやりってのは伝わってきたような・・。

>この主人公は『向左走・向右走』(1999年)でも大勢の中の一人として登場しています。

ねっ♪ちゃんと水槽を大事そうに持って登場してますね~。ジミー著の本を新しく読んだら、主人公が過去の本に登場してるか確認したくなっちゃいます♪それを考えると図書館で借りるのではなく購入して手元にないとダメですね(改めて実感)。

TBさせていただこうと思ったのですが、相変わらずまた失敗に終わったのでまた後日させていただきまーす。
それでは、晩安~。

早上好♪

TKATさんも読まれたのですね!

確かに、<ほほえむ魚>に対する主人公の思いやりが伝わってきますね。
また、魚にもその気持ちが伝わって、お互いかけがえのない存在になっているようですね。

もし先に図書館で見つけたら、きっと借りていたと思います。
でもたまたま本屋さんで見つけ、気に入ると衝動買い、ということになります。
まるでジミーさんの本が<ほほえむ魚>になったみたい。
ずっと手元に置いておきたいと思うのです。

今、そちらにうかがいますね♪
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