イノセントワールド―天下無賊― : 夢の国・亞洲文化宮

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イノセントワールド―天下無賊―

20070501

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2004年/中国/1時間56分(劇場にて鑑賞)
監 督  馮小剛(フォン・シャオガン)
原 題  天下無賊
出 演  劉徳華(アンディ・ラウ) 劉若英(レネ・リウ)
     葛 優(グオ・ヨウ) 李冰冰(リー・ビンビン)
     王宝強(ワン・バオチアン) 尤 勇(ヨウ・ヨン)
     張涵予(チャン・ハンユー) 他

<はじめに>
連休2日目。午前から昼にかけては、前回書いた『モンゴリアン・ピンポン』を、午後からは別の劇場でこの『イノセントワールド』を鑑賞。
せっかく時間と交通費をかけて来たのだから欲張って観てしまおうというわけで。
賑やかな劇場界隈。でも一歩館内に踏み込むと、そこは外の空気を遮断した静謐な空間。
座り心地満点のソファに身を預け、しばし非現実の世界へ…。
<内容・感想など>
終始スピード感あふれるサスペンス&ラブロマンスを堪能しました。

主人公は、スリを生業とするカップル、ワン・ポー(劉徳華)とワン・リー(劉若英)。
ワン・リーは、無垢な少年シャーケン(王宝強)との出会いを通し、泥棒稼業から足を洗おうという気持ちが一層強くなります。
なぜ早いうちに妊娠の件をワン・ポーに話さなかったのだろう。
中絶しろと言われるから?
ワン・ポーを愛していても、彼と別れて出産し、生まれた子には真っ当な道を歩ませたいという親心。決心と迷いが同居する複雑な心境を、劉若英が好演しています。

まさか列車に警察の人間が乗っているとは。この警官(張涵予)は、最初素性が分からず、善人のようでもあり、悪人のようでもあり…。微妙な存在感が気になっていました。でも警官だとはっきりわかった瞬間から動きがスピーディに。鋭い眼光と篤い人情にドキューンときてしまいました。

窃盗集団のリーダー(葛優)が最も不気味。『さらば、わが愛 覇王別姫』のスタイルも若干入ってるかも。冷徹、非道、その上小心者のイヤな奴。年寄りの扮装はコミカルであり、またイヤミでもあり…。そういうところがうまいなあ。
こういう人物がいるからこそ、善人の善人らしさがより生きてくるようにも思えます。
彼が狼なら、シャーケンは羊。羊が持っている大金を狙って、狼が舌なめずりしているという構図です。
この羊を守ろうとするのが、ワン・リー。
途中まで「狼」だったワン・ポーが、中盤以降ワン・リーとシャーケンのために命がけで闘うさまは、かっこよすぎ~。
しか~し… 泥棒がこんな風に美化されていいのだろうか。
ワン・リーも、生まれてくる子供には事実は事実として伝える勇気が必要。これこそ親心ではないだろうか。やっぱり子供に対し偽善はよくない。

尤勇(ヨウ・ヨン)が好きなので、「デブ」なんて呼ばれてちょっと悲しかった。随分恰幅がよくなり、減量した方がいいのでは?と余計な心配をしてしまいました。

さて、今回一番のツボはリー・ビンビン演じる窃盗集団の女性。
こうきたか~。なんということ!!彼女こそ裏の主人公だ! 

寺院で手を高く挙げ、深々と頭を下げて祈りをささげるワン・リー。踊りのようにたおやかな一連の動作。この姿がいつまでも心に残ります。

観終わった後、物語の続きを何となく想像してみました。続編作ってくれないかな…と妄想の世界に踏み込んでしまいそう。

「天下無賊」―こういう世の中であってほしいものです。


trackback

イノセントワールドー天下無賊ー :龍眼日記 Longan Diary

スリや詐欺をしながら渡り歩く恋人同士のワン・ポー(劉徳華:アンディ・ラウ)と ワン・リー(劉若英:レネ・リウ)。 しかしある日を境にワン・リーは突如「真っ当に生きたい」と今までの生活から 足を洗うことを宣言しワン・ポーと別れてチベットの高原地帯を彷徨う...

コメント

にょにょにょ!「天下無賊」公開になったんですねー!「夜宴」はいつからですか?なんだか馮小剛作品目白押しですねー。

donamiさん、こんにちは。
「天下無賊」ゴールデンウィークから単館上映です。
「夜宴」は6月2日から全国で公開!楽しみだワ。
公式サイトはこちら→http://jotei.gyao.jp/

遅ればせながら観ました

孔雀の森さん、こんにちは。
鉄道関連の映画を特集した映画祭で遅ればせながら鑑賞しました。
むむむ~ストーリーは結構面白かったですよね。
でもなんとなく私はダメでしたー。
馮小剛作品には必ず顔を出す葛優の顔がダメみたいです。(笑)
おっしゃる通り張涵予は途中までイイヒトなんだか悪いヒトなんだか
判断がつきませんでしたね。
シャーケンに「いつもモノが戻ってくるとは限らないんだよ」と
言い諭すセリフが印象的でした。
それから尤勇、あのお腹はわざとらしいくらい出ていましたよね。(笑)
もう1人が林家棟だとは途中まで気づきませんでした。
指・・・ご愁傷さまでしたとしか言いようがないです。
あんな指ギロチン、初めて見ました。怖いー!

それにしてもあのワン・ポーのカツラ、意味あったのかしら・・・?(笑)

けっこう楽しめたかな

sabunoriさん、こんばんは♪
鉄道関連の映画特集とは、面白い趣向ですね!
3年もたつと映画の内容をかなり忘れていることが多いのですが、
この作品はけっこう覚えている方かも知れません。
満足して帰路についたような記憶があります。

>あんな指ギロチン、初めて見ました。怖いー!
思わず顔を覆いました。この後ドラマなどでたくさん見せられ、
そのたびに怯えてしまいました。
ああいうのはやめてほしいです。ほんとに。

葛優については、特に好きとか嫌いとかはないのですが、
この作品では楽しんで観ていました。
ベランベラン…としたしゃべりが面白いなあ、と。

>それにしてもあのワン・ポーのカツラ、意味あったのかしら・・・?(笑)
カツラという設定でなくてもいいと思いましたが。
俳優自身があの髪形はいやだったのかしら。
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大切に♪

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