モンゴリアン・ピンポン : 夢の国・亞洲文化宮

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モンゴリアン・ピンポン

20070430

ppingpong3.jpg

2005年/中国(内モンゴル)/1時間45分(劇場にて鑑賞)
監 督  寧 浩(ニン・ハオ)
原 題  緑草地
出 演  フルツァビリゲ ダワー ゲリバン ユーデンノリブ 他

<あらすじ>
舞台は中国内モンゴルの草原。ある日、少年ビリグ(フルツァビリゲ)は川に流れてきた白い球を拾う。友人のダワー(ダワー)、エルグォートゥ(ゲリバン)や、家族にきいてもそれが何なのかわからない。
そんなとき、テレビで観た卓球の番組で「国家の球」という言葉が流れる。3人はその白い球は国にとって大事なものだから返さなければならないと考える。
3人はその球を持って、馬とバイクで北京を目指すのだが…
<感想など>
1個のピンポン球がこれほど豊かな発想を生むとは…。
元卓球部員だった自分にとっては、ピンポン球とはラケットで打つ以外の何物でもありません。だから子供たちが白い球について想像を膨らませるところは、新しい発見の連続でした。
また、彼らの飽くなき探究心からは、子供時代の貴重な1ページを見るようで、こういう心を持ち続けたいと思ったのでした。

限りなく続く大草原に、小さなピンポン球1個。この構図がいいなあ。まるでUFOが落ちてきたような感覚。
ピンポン球には見向きもしない大人たち。でも行商人のセレグレン(ジン・ラオウ)が持ち込む数々の品物は、まさに大人にとっての「ピンポン球」。ガラスの器で顔をなでたり、グラビア写真をなめるように見る父親(ユーデンノリブ)の姿が、ピンポン球をなめたり日にかざしたりする息子と重なります。

ところでユニークなのが、このセレグレン。草原に都会の空気を持ち込むけれど、都会に染まっているわけでもなさそう。ずるく立ち回るかと思えば、人のよさそうな面もあり、「こういう人、いる、いる!」と思わせるような人物です。異種だけどとけこんでいる、不思議な存在です。

また、草原で3人を救った警官もツボでした。北京に行くつもりだった3人に対し、「自分だってまだ行ったことがない」と、少々ムッツリ気味。たった一言ですが、彼の心情を映し出したようなこの言葉は印象に残ります。

実は、私は3人が北京にたどり着いてピンポン球を渡す物語だと思っていました。張藝謀(チャン・イーモー)監督の「あの子をさがして」を連想し、子供たちで泣かせてくれる作品だろうと勝手に解釈していたのです。でも見事にハズレ。むしろそれ以上の驚きと感動!!

父親が、仲たがいした息子たちのために、ピンポン球を二つに切って分ける場面。
酒飲みで役立たずだと思われていた父親が肝心な場面で親らしさを見せ、ちょっと見直しました。
そしてビリグの喧嘩相手、ダワーの突然の引越し。駆けつけたらパオの残骸だけが残されて…。この場面は言葉でうまく表現することができません。私たちの引越しとはわけが違います。

そして斬新なラストシーン。音でみせてくれます。この音の中に、ビリグのドキドキする心臓の音も聞こえるような気がするのでした。

ところで…
彼らがビールをがぶ飲みするシーン。コレ、あちらでは事実なのかな。物語としては面白いんだけど、え~っていう感覚でした。
ビリグのお母さん(バデマ)が怒りに任せてピンポン球を踏み潰していましたが、あれだけ踏みつければ割れてペチャンコになっているはず。でも後で出てきたピンポン球は、半分ほどへこんでいるだけ。う~ん。でもまあいいか。

封切り2日目で6番目の入場。15番目以内だったので、内モンゴルの塩をゲット。うれしいんだけど、休日なのにガラガラなのはちょっと心配。

→『モンゴリアン・ピンポン』サイト

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