落葉帰根 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

落葉帰根

20070420

luoyeguigen2.jpg
  2007年/中国・香港/(中国版DVD)
  監 督  張 楊(チャン・ヤン)
  出 演  趙本山  宋丹丹  胡 軍
       夏 雨  孫海英  午 馬
       郭徳鋼  郭 涛  張 笛
       廖 凡  


<内容・感想など>
親友の亡骸をかついで、彼の故郷、重慶を目指す老趙(趙本山)の珍道中を描いた作品。
最初は「死体をかつぐ」という発想が???でしたが、物語が進むにつれ、老趙と亡き友(洪啓文)が絶妙のコンビに見えてきます。
二人の道中はまるで人生の縮図のよう。
まず彼らはバスで強盗グループに遭遇します。でもボス(郭徳鋼)は、老趙の篤い心に敬服し、強奪したものをすべて老趙に渡して去ります。すると、強盗の前では縮こまっていた乗客たちの態度が一変。結局二人はバスを降ろされてしまう。あんたたち、助かったのはこの二人のおかげでしょ?と、思わず突っ込んでしまいました。義侠心のある強盗と、薄情な乗客たち。強盗=悪者という固定観念があるから、ついこういう対比をしてしまうのね。

趙本山の名は聞いたことがあるけれど、出演作を観たのは今回が初めて。
よ~く見ると目がぱっちりしていて、二重まぶた周辺はとっても男前。
でも身のこなしが独特なので、そちらに関心が集まり、せっかくの男前が目立たない。
ちょっともったいないかな。この物語も決してお笑いではないのに笑ってしまうのは彼のせい。
で、彼と絡んだ役者の多くが、ひょうきんに見えてくるのです。

失恋の痛手から立ち直れないトラック運転手(胡軍)と老趙との掛け合いは、まるでテンポのよい漫才のよう。胡軍のマシンガントーク&コメディアンぶりが意外でした。
自転車でチベットを目指す青年(夏雨)は、赤いジャンパーを着て、底抜けに明るい。まさに「太陽」です。
食料欲しさに出席した葬式では、棺桶で横たわっていたはずの「ご遺体」と、まさかの対面。おお、午馬先生ではないですか。生前葬儀なのだとか。人生談義には耳を傾けてしまいます。

養蜂場の経営者(郭涛)や、死化粧をしてくれる美容師(張笛)との出会いには、心が温まります。
このようなホロリとくる場面と、お笑いの場面とが、うまい具合に配され、最後まで飽きさせません。

さて、気になるのは中年女性(宋丹丹)とのその後。二人の息の合った出し物を、観客とともに楽しめるこの趣向がよかったです。よく見ると美男美女で、しっかりラブストーリーになっています。成就させてあげたい!

ところで、途中で亡き友が荼毘にふされるとは、意外でした。
警官(孫海英)の措置は当然の事ですが、老趙には最後までかついで行ってほしかったし、家族と対面するシーンも見たかった。
でも友人の故郷が重慶であるというのは冒頭でわかっており、結末も何となく予想できました。やはり映画のストーリーとしては、ここにご遺体を運んでいくわけにはいかないか…。

終わってみると、老趙の不屈の精神が全編を貫く、ヒューマンドラマだと感じたのでした。

trackback

落葉帰根(Getting Home) :龍眼日記 Longan Diary

工場労働者の趙(趙本山)は急死してしまった仕事仲間、劉の亡骸を 背負って長距離バスに乗る。 生前彼とどちらかが死んだら亡骸を故郷まで連れ帰る約束をしていたのだ。 ところがバスは強盗にハイジャックされたことがきっかけで 死体を乗せていることがわかりバスを...

コメント

やっと観ました!

孔雀の森さん、こんにちは。
ずいぶん前にDVDを購入しながらずっと放置状態だったのですが
やっと鑑賞しました。
いい作品でしたね。もっと早く観ればよかったです!
孔雀の森さんもDVD鑑賞ですか?
それとも映画祭での鑑賞かしら。
旅の途中の出会いはガッカリしたり怒ったりハラハラしたり感謝したり・・・
まさに人生の縮図を見るようでした。
途中で劉が荼毘にふされてしまうのは私も思い切り意外でしたが
まぁ仕方ないのかな。
住所を聞かなかった女性とのその後が気になりますね。
ちょこっちょこっと登場する脇役陣も豪華で楽しいキャスティングでした。

笑ってしまいました♪

sabunoriさん、こんにちは♪
ご覧になったですね!
私はDVDを鑑賞しました。
当時話題になっていたので即購入してしまったんです。
今、上の画面を手直しした時に書き加えました。
>旅の途中の出会いはガッカリしたり怒ったりハラハラしたり感謝したり・・・
ほんとにそうですね。まるで自分まで旅をしている気分でした。
不謹慎かな、という気持ちを抱きながらも笑ってしまったり。
劉が荼毘に付されるのはまあ仕方ない、でも…と思わせるところが
監督の狙いでもあったのでしょうか。
豪華なメンバーの演技も、とても楽しめましたね。
それぞれが個性を存分に発揮していて。
個性といえば、やはり劉さんが抜きんでていたかしら。
非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。