ルアンの歌 : 夢の国・亞洲文化宮

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ルアンの歌

20070407

ruan.jpg  1998年/中国/1時間30分(レンタルDVD)
  監 督  王小帥(ワン・シャオシュワイ)
  原 題  扁担・姑娘
  出 演  王 彤  施 瑜  郭 涛
        呉 涛  馬秀敏  他


<あらすじ>
舞台は80年代末の中国。トンツー(施瑜)は同郷のガオピン(郭涛)の世話になりながら、川辺の街で天秤を担ぐ仕事をして暮らしている。
ある夜、ガオピンはトンツーとナイトクラブへ行き、彼から金を騙し取ったスーウーの消息を探ろうとする。彼は、スーウーと面識のありそうなクラブ歌手のルアン(王彤)を尾行、誘拐する。やがてガオピンとルアンは男女の関係になるが、彼女はどうしてもスーウーの居場所を言わない。ガオピンはルアンに手切れ金を渡し、別れを切り出す。
ルアンが去ってしばらくたったある日、家の戸口に、スーウーの電話番号が書かれたメモを発見。ガオピンはすぐ彼の居場所を突き止め暴行し、返金を迫る。しかしスーウーがガオピンを連れて行ったのは黄皮組を率いるボスの根城で、ガオピンは乱闘の末殺人を犯し、逃亡する。
実はルアンはボスの愛人だったのだ。ルアンの浮気を知ったボスは激高し、ガオピンの居所を探す。
一方、ルアンは公安の摘発により留置場に入れられる。
帰ってきたガオピンを、ボスと黄皮組一味が追い詰めて暴行、結局ガオピンは亡くなる。
数ヵ月後、出所したルアンが、トンツーのもとにやってくる。
<感想など>
ストーリーは面白くないけれど、80年代末を象徴する場面は興味深く、見入ってしまいました。
お札を数えるシーンが度々出てきますが、それはまさにあの時代の人民元。トンツーが毎日大事にしまっていたのは、あの2元札。当時換金していた人々の姿が重なります。
また、ガオピンのようにタバコをひっきりなしに吸う人の姿も懐かしい。列車の硬座に座ると、周りの人が勧めるのです。「寒い地方では女もみんな吸ってるよ」とか言って。
何だか思い出話のようになってしまいましたが、中国の人々はこの作品をどうとらえるのかが、気になります。

結局ガオピンの人生って、何だったのだろう。違法に集めた金を盗まれ、これを取り返すために命を落とした彼の人生って。映像の中では、ルアンと一緒にいた時間が一番楽しそうでしたが。
一方、ルアンには、未来への道が開けているような展開です。
素顔になったルアンと、タバコを吸うようになったトンツーの対比が、その時代の若者の生き方を象徴するようでした。
なお、舞台が北京や上海のような大都市ではなく、長江を生命線とする武漢であることにも、制作者側の意図を感じるのです。

ドキュメンタリータッチの映像や、前衛的な手法の中に、時にはプロパガンダ的なにおいも感じる、不思議な雰囲気の作品でした。

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