始皇帝暗殺 : 夢の国・亞洲文化宮

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始皇帝暗殺

20070313

shihuandi.jpg  
  1998年/日本・中国・フランス・アメリカ/2時間48分
  (図書館VIDEO)
  監 督  陳凱歌(チェン・カイコー)
  出 演  鞏 俐 張豊毅 李雪健 孫 周 王志文
        陳凱歌 顧永菲 他

<あらすじ>
紀元前3世紀の中国大陸。群雄割拠する六国の中でも、政(李雪健)の支配する秦が最も強大である。趙姫(鞏俐)は、政の宿願である全中国統一を実現させるため、ある計画を抱き、人質燕丹(孫周)と共に燕に赴く。彼女が画策したのは、刺客を含む燕国使節団を秦に派遣させ、燕討伐の口実をつくる計画だった。
そんな時、側近の長信侯(王志文)が兵を挙げ謀反を起こす。彼が皇太后(顧永菲)と密通、二人の子の父である事実が発覚。長信侯は取り押さえられ、処刑される。
また、政は、宰相の呂不韋(陳凱歌)が実父であると知り愕然とする。呂氏春秋の編纂を約束させるが、政の立場を思った呂不韋はその場で自害する。
趙姫は燕国で、獄中で怪我を負った荊軻(張豊毅)という元刺客を助ける。
秦が趙を攻め、残忍な方法で人々を殺戮したのを知った趙姫は政を見限る。彼女は荊軻と深い仲になっていく。
荊軻は、故国を滅ぼされた趙姫の気持ちを思い、再び刺客となることを決意。燕の使節として政と謁見するのだった。
<感想など>
すさまじい戦闘シーンよりもインパクトが強かったのは、男たちの競演。劇中でそれぞれが芝居を演じているような、個性と個性のぶつかり合いは迫力満点です。

秦王の政。小心者で幼児的な彼は、今まで抱いていた始皇帝のイメージとはまるで違いました。趙で人質だった時代の屈辱が原動力となって、趙国を攻め滅ぼす政。子供さえ容赦しない残忍なやり方に、この人物の狂気を感じます。
実母の密通や実父の真相を知ってから彼の歯車が狂い出すという設定。自己の出自を引きずる印象が強く、<秦始皇帝>としての迫力がいまひとつ足りないような気もしました。

荊軻は事実上のヒーロー。愛する女のために再び剣を取り、死を覚悟して乗り込んでいく。と、ここまで書くとめちゃくちゃカッコイイんだけど、最期があまりにもあっけなくて残念。最強の刺客なのに~…。でも最後に打った芝居は圧巻。始皇帝の内面をえぐるような笑みがド迫力でした。

宦官の振りをしていた長信侯が一番の役者でしょう。父親としての顔、愛人としての顔、そして謀反を起こす武将としての顔を次々と披露し、観る側も驚きの連続。最も人間的に生きた人物と言えますが、智謀に欠けるところが残念。もっとあの演技が観たかった…。

陳凱歌の呂不韋は意外ですが、宰相の貫禄と父親の慈愛がにじみ出てよかった。
(余談ですが、自分的には、若いときの呂不韋はダニエル・ウーのイメージ。)
呂不韋は、息子を王にしたいがために愛人を時の王に嫁がせたのか。エゴだ~ 
呂不韋と始皇帝の父子説については真偽両説があり、この物語では<真>ですが、個人的には<偽>であってほしいです。呂不韋ファンなので。

政はなぜ、荊軻の子を身ごもった趙姫を殺さなかったのか。その子からの報復を考えなかったのか。趙姫の子に復讐されることはないと思ったとか? だから<秦始皇帝>らしく見えないのかも知れません。

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