玲玲(リンリン)の電影日記


2004年/中国/1時間44分(レンタルDVD)
監 督 小 江(シャオ・チアン)
原 題 夢影童年
出 演 夏 雨(シア・ユイ) 姜易宏(チアン・イーホン)
李海濱(リー・ハイビン) 関暁彤(クアン・シャオトン)
王正佳(ワン・チャンジア) 齋中暘(チー・チョンヤン)他
<あらすじ>
映画好きの青年毛大兵(夏雨)は、水の宅配で生計を立てている。ある日彼は自転車で転んだはずみで、そばに積んであったレンガを崩してしまう。その上突然若い女性にレンガ片で殴られ、気がついたときには病院のベッドの上にいた。
聴覚障害のあるその女性は、警察の取り調べに対し黙秘を貫く。
彼女は「家で飼っている魚にえさをやってくれ」と書いたメモと鍵を大兵に渡す。彼女の家に入った大兵はびっくり。部屋の中は映画関係の本やポスター、フィルムでいっぱいだった。彼はそこで女性の日記を見つけ、読み始めるのだった。
その女性が幼馴染の玲玲(関暁彤)だとわかった大兵は、ベランダで思い出の(彼女にあげた)双眼鏡を見つける。くくりつけられた双眼鏡の先には、彼女の母(姜易宏)と義父(李海濱)の姿が…
<感想など>
映像のほとんどは、玲玲の日記の再現で、過去の映画フィルムがノスタルジックな香りを運んでくれます。どれも知らない映画ばかりでしたが、どれもその状況にぴったり合った映像で、登場人物の心の動きを効果的に表していました。
子役がリードする場面も多く、小兵のいたずらに玲玲が怒りをあらわにするところ、二人の絆が強くなっていく過程などが実に自然に描かれています。小兵役の王正佳クンは大兵役の夏雨にそっくりなので、登場した時点で二人が役柄上で「同一人物」だと気づきました。腕白振りは本人そのものだとか。また、玲玲の幼少時を演じた関暁彤ちゃんは、「故郷の香り/暖」や「プロミス/PROMISE/無極」でもおなじみ。演技も確かで、安心してみていられます。
玲玲の母は女優志願でしたが、未婚の母となったことでその夢を断念。周りの人々から批判され自殺も考えますが、一本の映画との出会いにより生きる道を選びます。彼女は芯の強い女性で、童心も持ち合わせています。母子二人の生活に、父の暴力から逃げてきた小兵が加わった一時が、玲玲にとって一番楽しい時期でした。
細かい演出にも好感が持てます。録画テープが砂の上をころがっていき、リボンのように線を描いていくところ。また真っ白なシーツの後ろで踊る影。子供時代の視覚に残る映像そのものです。
野外映画を観るわくわくした気持ちを母や小兵と共有できることは、玲玲の最大の喜びだったのでしょう。
ところが小兵との別れ、母の結婚、そして弟の誕生により、彼女はきらきらした思い出と決別します。母が普通の女性になり、子供たちの教育に力を注ぐようになるところが、最大の変化と言えるでしょう。
中盤以降は、弟が事故死し、玲玲が義父に殴られ聴力を失うなど、不幸のオンパレード。
大兵が玲玲の両親を訪ね、彼女に会わせるという展開は予想していましたが、どこかしっくりきません。玲玲は行方不明になってから北京の高層住宅で生活を送り、両親には時折送金していたようですが、どうしてそんなに裕福なのでしょう。なぜ彼女の家に義父の持っていた映写機やテープなどがあるのでしょう。両親の大事にしていた犬がレンガの下敷きになって死んだため、怒りに任せて《レンガを崩した犯人》をレンガで殴ったというのも不自然です。(だいたいいきなりレンガでガツンとやるだろうか?)
《家族再生》を目標としたかったのでしょうか。ラスト付近が駆け足になってしまったのは残念。
母の人生模様と玲玲の映画をめぐる思い出が美しく描かれ、それだけで一つの話になると思えるのです。
コメント
TBさせていただきました。
TBありがとうございます♪
sabunoriさん、こんにちは♪
昔は小兵くんのような洟垂れ腕白小僧が、どのクラスにも一人や二人いたように思います。本当に彼のキャラは強烈!
大人になったら大兵くんになるのかな。彼の動向を見守っていきたいです。(笑)
関暁彤ちゃんの声、思い返せば確かに色っぽいですね。演じているのでしょうか。やはり子供だから地でしょうね。私は観ているときはそこまで気がつきませんでした。彼女も将来が楽しみ。
洗濯物の間でのダンス、忘れられないシーンですね。
<娘と踊るお母さん>いいなあ♪
昔は小兵くんのような洟垂れ腕白小僧が、どのクラスにも一人や二人いたように思います。本当に彼のキャラは強烈!
大人になったら大兵くんになるのかな。彼の動向を見守っていきたいです。(笑)
関暁彤ちゃんの声、思い返せば確かに色っぽいですね。演じているのでしょうか。やはり子供だから地でしょうね。私は観ているときはそこまで気がつきませんでした。彼女も将来が楽しみ。
洗濯物の間でのダンス、忘れられないシーンですね。
<娘と踊るお母さん>いいなあ♪
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玲玲(リンリン)の電影日記
ガツン!とストレートパンチでやられた。これだからアジア映画はやめられないのだ。1970年代玲玲の母のストーリーから始まり玲玲の幼少時代、そして現在へとつながる物語は北京で働く青年ダービンがひょんなことから読む玲玲の手記によって語られる。映画スターを夢見る若か
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小兵くんの味のありすぎるキャラにやられました〜。
それにしても本当に大兵くんにソックリでしたよね。ビックリビックリ。
それから玲玲の子供時代を演じた関暁彤ちゃんの声ってものすごく色っぽくありませんか?(笑)
あの洗濯物の間を親子で踊るダンスシーンは心にしみる名シーンでした。